18 / 47
18
しおりを挟む
デビュータントから一年
少しだけさびしくなった屋敷の中
伯爵という地位だけはあるが
あれからお茶会では爪弾きされ
四苦八苦な状態だ
王立学院には奨学金制度があり
俺もティナもそれで入学出来たくらいだ
「兄様ご存知
私達と同じ学年にアルディア王国の
第一王子が留学されるそうよ」
朝から大きな声で話す妹を
能天気だなーとしか思えなかった
「同じ学年だもの
仲良くなって私、皇太子妃に
なれるわよね」
なれる訳ないだろうという俺の言葉が
遮られる
「もちろんよー
ティナは可愛いもの なれるわ
頑張るのよ」
あぁーここにも能天気な奴が
どうして俺はこの親子と
血がつながっているのだろう
本当に双子で産まれてきたのか
「ティナ、お前クラス
何だったんだ?」
「えっ、何いきなりDクラスだけど」
やっぱりか
「お兄様は?」
「俺はAだよ」
「ふーん」
「それがどうしたって感じか
興味なさそうだな
王立学院はSからA.B.Cと成績順だ」
「何!それ、自分が頭良いって
自慢したいの
私だって調子悪かっただけだもん
本気出せばAになれるんだから」
馬鹿にされたと思ったのか
鼻息荒く反論する
少しだけさびしくなった屋敷の中
伯爵という地位だけはあるが
あれからお茶会では爪弾きされ
四苦八苦な状態だ
王立学院には奨学金制度があり
俺もティナもそれで入学出来たくらいだ
「兄様ご存知
私達と同じ学年にアルディア王国の
第一王子が留学されるそうよ」
朝から大きな声で話す妹を
能天気だなーとしか思えなかった
「同じ学年だもの
仲良くなって私、皇太子妃に
なれるわよね」
なれる訳ないだろうという俺の言葉が
遮られる
「もちろんよー
ティナは可愛いもの なれるわ
頑張るのよ」
あぁーここにも能天気な奴が
どうして俺はこの親子と
血がつながっているのだろう
本当に双子で産まれてきたのか
「ティナ、お前クラス
何だったんだ?」
「えっ、何いきなりDクラスだけど」
やっぱりか
「お兄様は?」
「俺はAだよ」
「ふーん」
「それがどうしたって感じか
興味なさそうだな
王立学院はSからA.B.Cと成績順だ」
「何!それ、自分が頭良いって
自慢したいの
私だって調子悪かっただけだもん
本気出せばAになれるんだから」
馬鹿にされたと思ったのか
鼻息荒く反論する
40
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説
婚約者に嫌われているようなので離れてみたら、なぜか抗議されました
花々
恋愛
メリアム侯爵家の令嬢クラリッサは、婚約者である公爵家のライアンから蔑まれている。
クラリッサは「お前の目は醜い」というライアンの言葉を鵜呑みにし、いつも前髪で顔を隠しながら過ごしていた。
そんなある日、クラリッサは王家主催のパーティーに参加する。
いつも通りクラリッサをほったらかしてほかの参加者と談笑しているライアンから離れて廊下に出たところ、見知らぬ青年がうずくまっているのを見つける。クラリッサが心配して介抱すると、青年からいたく感謝される。
数日後、クラリッサの元になぜか王家からの使者がやってきて……。
✴︎感想誠にありがとうございます❗️
✴︎(承認不要の方)ご指摘ありがとうございます。第一王子のミスでした💦
✴︎ヒロインの実家は侯爵家です。誤字失礼しました😵
7年ぶりに私を嫌う婚約者と目が合ったら自分好みで驚いた
小本手だるふ
恋愛
真実の愛に気づいたと、7年間目も合わせない婚約者の国の第二王子ライトに言われた公爵令嬢アリシア。
7年ぶりに目を合わせたライトはアリシアのどストライクなイケメンだったが、真実の愛に憧れを抱くアリシアはライトのためにと自ら婚約解消を提案するがのだが・・・・・・。
ライトとアリシアとその友人たちのほのぼの恋愛話。
※よくある話で設定はゆるいです。
誤字脱字色々突っ込みどころがあるかもしれませんが温かい目でご覧ください。
【完結】公爵子息は私のことをずっと好いていたようです
果実果音
恋愛
私はしがない伯爵令嬢だけれど、両親同士が仲が良いということもあって、公爵子息であるラディネリアン・コールズ様と婚約関係にある。
幸い、小さい頃から話があったので、意地悪な元婚約者がいるわけでもなく、普通に婚約関係を続けている。それに、ラディネリアン様の両親はどちらも私を可愛がってくださっているし、幸せな方であると思う。
ただ、どうも好かれているということは無さそうだ。
月に数回ある顔合わせの時でさえ、仏頂面だ。
パーティではなんの関係もない令嬢にだって笑顔を作るのに.....。
これでは、結婚した後は別居かしら。
お父様とお母様はとても仲が良くて、憧れていた。もちろん、ラディネリアン様の両親も。
だから、ちょっと、別居になるのは悲しいかな。なんて、私のわがままかしらね。
心の中にあなたはいない
ゆーぞー
恋愛
姉アリーのスペアとして誕生したアニー。姉に成り代われるようにと育てられるが、アリーは何もせずアニーに全て押し付けていた。アニーの功績は全てアリーの功績とされ、周囲の人間からアニーは役立たずと思われている。そんな中アリーは事故で亡くなり、アニーも命を落とす。しかしアニーは過去に戻ったため、家から逃げ出し別の人間として生きていくことを決意する。
一方アリーとアニーの死後に真実を知ったアリーの夫ブライアンも過去に戻りアニーに接触しようとするが・・・。
傷物にされた私は幸せを掴む
コトミ
恋愛
エミリア・フィナリーは子爵家の二人姉妹の姉で、妹のために我慢していた。両親は真面目でおとなしいエミリアよりも、明るくて可愛い双子の妹である次女のミアを溺愛していた。そんな中でもエミリアは長女のために子爵家の婿取りをしなくてはいけなかったために、同じく子爵家の次男との婚約が決まっていた。その子爵家の次男はルイと言い、エミリアにはとても優しくしていた。顔も良くて、エミリアは少し自慢に思っていた。エミリアが十七になり、結婚も近くなってきた冬の日に事件が起き、大きな傷を負う事になる。
(ここまで読んでいただきありがとうございます。妹ざまあ、展開です。本編も読んでいただけると嬉しいです)
国王陛下に激怒されたから、戻って来てくれと言われても困ります
ルイス
恋愛
伯爵令嬢のアンナ・イグマリオはルード・フィクス公爵から婚約破棄をされる。
理由は婚約状態で身体を差し出さないなら必要ないという身勝手極まりないもの。
アンナは彼の屋敷から追放されてしまうが、その後はとんでもないことが起きるのだった。
アンナに片想いをしていた、若き国王陛下はルードに激怒した。ルードは恐怖し、少しでも国王陛下からの怒りを抑える為に、アンナに謝罪しながら戻って来て欲しいと言うが……。
運命の歯車はこの辺りから正常に動作しなくなっていく。
5年ぶりに故郷に戻ったら、かつて私を捨てた元婚約者が助けを求めてきました
柚木ゆず
恋愛
かつての婚約者によって全てを失い、最愛の人に救われてから5年。わたしは今は亡きおばあ様に結婚の報告をするため、久しぶりに故郷に戻りました。
お墓にご挨拶をして、おばあ様との思い出の場所を巡って。懐かしい時間を過ごしていた、そんな時でした。突然わたしの前に大嫌いな元婚約者が現れ、わたしだと気付かずこのようなことを叫んだのでした。
「お願いしますっ、たすけてください!!」
※体調不良の影響でお返事を行えないため、日曜日ごろ(24日ごろ)まで感想欄を閉じさせていただいております。
魅了魔法…?それで相思相愛ならいいんじゃないんですか。
iBuKi
恋愛
私がこの世界に誕生した瞬間から決まっていた婚約者。
完璧な皇子様に婚約者に決定した瞬間から溺愛され続け、蜂蜜漬けにされていたけれど――
気付いたら、皇子の隣には子爵令嬢が居て。
――魅了魔法ですか…。
国家転覆とか、王権強奪とか、大変な事は絡んでないんですよね?
第一皇子とその方が相思相愛ならいいんじゃないんですか?
サクッと婚約解消のち、私はしばらく領地で静養しておきますね。
✂----------------------------
カクヨム、なろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる