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第二十七話 愛国者
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「・・・・・・シャランドラさん?もう夜も遅いですし、作業は明日にした方がいいと思いますわよ」
夜も更けた頃、ランプの明かりだけを頼りに、ただ黙々と作業を行なう少女がいた。
ここはヴァスティナ帝国軍が駐屯地を置く、エステラン国内にある軍の訓練場である。その駐屯地内には、帝国一の発明家である彼女率いる技術者達が活躍する、新兵器の整備場がある。そこで少女は、たった一人で兵器の整備を行なっていた。
彼女を案じて声をかけたのは、帝国軍師ミュセイラ・ヴァルトハイムである。見張りの兵士以外皆が寝静まる中、ずっと作業し続ける彼女が心配でならなかったのである。
「・・・・・なんや、ミュラっちやんか。こんな夜遅くにどうしたん?」
「どうしたじゃありませんわ。こんな遅くまでずっと作業して、体がもちませんわよ」
一人で作業し続けているのは、帝国軍の発明家シャランドラである。彼女は工具を片手に、自分よりも大きな大型機械の整備を行なっていた。その手は真っ黒に汚れ、服も機械油などで汚れ切っている。そんな事はお構いなしで、彼女は手元を動かし続けた。
「こいつの仕上げがまだ終わっとらんのや。第二軍の時には間に合わせられんかったけど、次は使えるようにしとかんと・・・・・」
彼女が調整し続けているのは、帝国からここまで運び込んだ、彼女自慢の新兵器である。大きさは三メートルもあり、全身を鋼鉄に覆われたその兵器は、彼女が従軍した先の戦いには間に合わなかった。代わりに別の兵器が活躍し、軍の勝利に貢献したのだが、今度の戦いはそうもいかない。
今のシャランドラの調整と整備には、いつも以上の熱が入っている。その理由は、リックを攫った者達を、彼女は決して許さないからだ。リックを攫い、自分の大切な親友を傷つけた者達を、一人残らず根絶やしにするため、自分が作り上げた兵器を全力で準備している。
調整に熱中する彼女の姿に、ミュセイラは胸を痛めた。自分に向けられた彼女の背中が、悲しげに泣いている様に見えたからだ。
「お気持ちはわかりますけど、貴女が無理をして倒れてしまったら・・・・・」
「うちは倒れんよ。リックを助け出して、みんなで帝国に帰るまでは、絶対倒れん。うちはこの兵器で、アーレンツの連中を皆殺しにしてやるんや」
シャランドラの眼には、異常なまでの憎悪が宿っていた。彼女の巨大な怒りは、中立国アーレンツの人間全てを殺し尽くすまで、決して収まる事はないだろう。
いや、怒りを宿しているのは彼女だけではない。リックを生きる意味だと思い、彼に忠誠を誓う仲間達は、皆怒りを宿している。
「心配かけてごめんなミュラっち。でもうちな、今は眠ってるよりこうして武器の相手してる方が落ち着くんよ」
「眠れないんですの・・・・・?」
「・・・・・・悪い夢を見るんや。真っ暗な闇の中、リックがうちを置いてく夢。追っかけても追っかけても追いつけんくって、その内リックは闇の中に消える。ここ最近、毎晩同じ夢を見るんよ」
現実になって欲しくない悪夢から逃れるために、彼女は寝ずに作業を続けている。そんな悪夢を見てしまうのは、彼女の心に恐れがあるからだ。
中立国アーレンツ。リックを攫った国家保安情報局の特別収容所では、非情な尋問と拷問が連日行なわれているという。過酷な尋問と拷問は、時に収容者を殺してしまうとまで言われており、大陸の中で、最も地獄が見られる場所とまで言われている。そんな話を、アーレンツに最も詳しい彼女から教わったシャランドラが、恐怖を覚えないはずがない。
こうしている間にも、リックがどんな目に遭っているか、想像するだけでも気が狂いそうになる。そんな心中の彼女が、リックがいなくなる悪夢を見てしまうのは、仕方のない事だった。
「うち、ミュラっちに前言うたな。うちの命はリックのもんやって。リックがいなくなってもうたら、うちは死んだも同然や」
「そんな事ないですわ!たとえ参謀長が死んでも、貴女の命が失われるわけじゃない。貴女、イヴさんに言ってたじゃありませんの。死んだら参謀長が悲しむって、そう言ってましたわ。私だって、シャランドラさんが死んだらとても悲しんですのよ!!」
いつも揶揄われてばかりで、その度に怒鳴っている。シャランドラとはそんな関係だが、ミュセイラにとって彼女は、やはり大切な仲間の一人なのである。
ミュセイラの思いは、シャランドラの胸に深く突き刺さった。だから彼女は、作業の手を止めて、ミュセイラの方へ顔を向ける。その瞳から、止め処ない涙を流し続けながら・・・・・・。
「そう言ってくれるんは嬉しんやけど、でも駄目なんや・・・・・・」
「!!」
「だってうち・・・・この世界で一番リックが好きなんや・・・・・!大好きなリックのいない世界なんて、堪えられへん・・・・・!」
どんなに世界が残酷だろうと、どんなに自分が苦しめられようとも、リックがいるから生きられる。シャランドラがこれから生きる世界は、彼なしでは存在しえない。
たとえこの想いが伝わらなくとも、たとえ彼が自分以外の別の誰かを愛したとしても、彼が幸福に生き、彼と共に歩んでいけるなら、それで十分。
その幸せを脅かす者を、彼女は決して許さない。自分にとって最愛の彼を救えるのなら、この命は惜しくない。悪魔にだって魂を売る。どんな罪だろうと背負う。その狂気の覚悟が、彼女にはある。
「シャランドラさん、貴女・・・・・・」
「うちはこういう人間なんや。ごめんな、ミュラっち・・・・・・」
そう言ってシャランドラは向き直り、作業を再開する。
場に流れた沈黙の中、彼女の狂気を改めて知ったミュセイラは、彼女の背中を黙って見守る事しかできなかった。
夜も更けた頃、ランプの明かりだけを頼りに、ただ黙々と作業を行なう少女がいた。
ここはヴァスティナ帝国軍が駐屯地を置く、エステラン国内にある軍の訓練場である。その駐屯地内には、帝国一の発明家である彼女率いる技術者達が活躍する、新兵器の整備場がある。そこで少女は、たった一人で兵器の整備を行なっていた。
彼女を案じて声をかけたのは、帝国軍師ミュセイラ・ヴァルトハイムである。見張りの兵士以外皆が寝静まる中、ずっと作業し続ける彼女が心配でならなかったのである。
「・・・・・なんや、ミュラっちやんか。こんな夜遅くにどうしたん?」
「どうしたじゃありませんわ。こんな遅くまでずっと作業して、体がもちませんわよ」
一人で作業し続けているのは、帝国軍の発明家シャランドラである。彼女は工具を片手に、自分よりも大きな大型機械の整備を行なっていた。その手は真っ黒に汚れ、服も機械油などで汚れ切っている。そんな事はお構いなしで、彼女は手元を動かし続けた。
「こいつの仕上げがまだ終わっとらんのや。第二軍の時には間に合わせられんかったけど、次は使えるようにしとかんと・・・・・」
彼女が調整し続けているのは、帝国からここまで運び込んだ、彼女自慢の新兵器である。大きさは三メートルもあり、全身を鋼鉄に覆われたその兵器は、彼女が従軍した先の戦いには間に合わなかった。代わりに別の兵器が活躍し、軍の勝利に貢献したのだが、今度の戦いはそうもいかない。
今のシャランドラの調整と整備には、いつも以上の熱が入っている。その理由は、リックを攫った者達を、彼女は決して許さないからだ。リックを攫い、自分の大切な親友を傷つけた者達を、一人残らず根絶やしにするため、自分が作り上げた兵器を全力で準備している。
調整に熱中する彼女の姿に、ミュセイラは胸を痛めた。自分に向けられた彼女の背中が、悲しげに泣いている様に見えたからだ。
「お気持ちはわかりますけど、貴女が無理をして倒れてしまったら・・・・・」
「うちは倒れんよ。リックを助け出して、みんなで帝国に帰るまでは、絶対倒れん。うちはこの兵器で、アーレンツの連中を皆殺しにしてやるんや」
シャランドラの眼には、異常なまでの憎悪が宿っていた。彼女の巨大な怒りは、中立国アーレンツの人間全てを殺し尽くすまで、決して収まる事はないだろう。
いや、怒りを宿しているのは彼女だけではない。リックを生きる意味だと思い、彼に忠誠を誓う仲間達は、皆怒りを宿している。
「心配かけてごめんなミュラっち。でもうちな、今は眠ってるよりこうして武器の相手してる方が落ち着くんよ」
「眠れないんですの・・・・・?」
「・・・・・・悪い夢を見るんや。真っ暗な闇の中、リックがうちを置いてく夢。追っかけても追っかけても追いつけんくって、その内リックは闇の中に消える。ここ最近、毎晩同じ夢を見るんよ」
現実になって欲しくない悪夢から逃れるために、彼女は寝ずに作業を続けている。そんな悪夢を見てしまうのは、彼女の心に恐れがあるからだ。
中立国アーレンツ。リックを攫った国家保安情報局の特別収容所では、非情な尋問と拷問が連日行なわれているという。過酷な尋問と拷問は、時に収容者を殺してしまうとまで言われており、大陸の中で、最も地獄が見られる場所とまで言われている。そんな話を、アーレンツに最も詳しい彼女から教わったシャランドラが、恐怖を覚えないはずがない。
こうしている間にも、リックがどんな目に遭っているか、想像するだけでも気が狂いそうになる。そんな心中の彼女が、リックがいなくなる悪夢を見てしまうのは、仕方のない事だった。
「うち、ミュラっちに前言うたな。うちの命はリックのもんやって。リックがいなくなってもうたら、うちは死んだも同然や」
「そんな事ないですわ!たとえ参謀長が死んでも、貴女の命が失われるわけじゃない。貴女、イヴさんに言ってたじゃありませんの。死んだら参謀長が悲しむって、そう言ってましたわ。私だって、シャランドラさんが死んだらとても悲しんですのよ!!」
いつも揶揄われてばかりで、その度に怒鳴っている。シャランドラとはそんな関係だが、ミュセイラにとって彼女は、やはり大切な仲間の一人なのである。
ミュセイラの思いは、シャランドラの胸に深く突き刺さった。だから彼女は、作業の手を止めて、ミュセイラの方へ顔を向ける。その瞳から、止め処ない涙を流し続けながら・・・・・・。
「そう言ってくれるんは嬉しんやけど、でも駄目なんや・・・・・・」
「!!」
「だってうち・・・・この世界で一番リックが好きなんや・・・・・!大好きなリックのいない世界なんて、堪えられへん・・・・・!」
どんなに世界が残酷だろうと、どんなに自分が苦しめられようとも、リックがいるから生きられる。シャランドラがこれから生きる世界は、彼なしでは存在しえない。
たとえこの想いが伝わらなくとも、たとえ彼が自分以外の別の誰かを愛したとしても、彼が幸福に生き、彼と共に歩んでいけるなら、それで十分。
その幸せを脅かす者を、彼女は決して許さない。自分にとって最愛の彼を救えるのなら、この命は惜しくない。悪魔にだって魂を売る。どんな罪だろうと背負う。その狂気の覚悟が、彼女にはある。
「シャランドラさん、貴女・・・・・・」
「うちはこういう人間なんや。ごめんな、ミュラっち・・・・・・」
そう言ってシャランドラは向き直り、作業を再開する。
場に流れた沈黙の中、彼女の狂気を改めて知ったミュセイラは、彼女の背中を黙って見守る事しかできなかった。
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