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第六十話 女王の決断
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「参上致しました、皇女殿下」
「待っていたわよ、クラリッサ」
ゼロリアス城下のとある酒場に馳せ参じたクラリッサは、馴染みの酒場で食事中だったアリステリアのもとへ駆け付け、床に片膝を付き首を垂れる。
城に到着したものの、城内にアリステリアがいないと聞かされ、ここまで探しにやって来た。クラリッサの予想は的中しており、お気に入りの酒場でアリステリアは肉を口に運び、夢中で食事を続けていたのである。
アリステリアが腰かけるいつもの席には、彼女と向かい合う形で、氷将ジル・ベアリットが同席している。帝国の戦姫、氷将、風将までもが、ただの酒場に揃うという異様な光景だが、ここでは特に珍しい事ではなかった。
カウンターに立つ店主や、食事中の常連客も、特に気にしてはいない。彼らからすれば、この店一番のお得意様が、配下と会話しているだけに過ぎないのである。
挨拶を済ませ、頭を上げたクラリッサが立ち上がり、ジルの隣に腰かけた。その間にアリステリアは食事の手を止め、ナフキンで口元を拭いている。
外出用の庶民服姿のアリステリアを前に、ジルとクラリッサは専用の騎士鎧を身に纏う正装姿である。知らぬ者からすれば異様な光景この上ないが、意に介さずアリステリアは口を開いた。
「領地の様子は?」
「変わりありません。私の留守中も、皇女殿下よりお預りしたあの者達が、よく働いてくれておりました」
「クラリッサも頑張っているそうね。お前のその、領地でだけは優秀で努力家なところを、領主の自覚がない誰かにも見習って欲しいわね」
褒められて頬を赤くして照れるクラリッサの隣で、ジルは無反応を貫いていた。少しは反応を示せと、アリステリアの厳しい視線がジルに向けられるものの、彼女が堪える様子はない。
ジルもまた、クラリッサ同様にベアリット領の領主という立場にある。だが彼女は、自らが積極的に領地を治めようとはせず、他の者達に任せるだけであった。自分が領主に向いていないと思うジルは、ベアリットの領の象徴となるのみで、領内の事にはほとんど干渉しない。
しかしジルは、氷将の二つ名を持つ、ローミリア大陸最強と謳われる存在だ。ベアリット領は彼女が象徴として存在しているだけで、大陸最強が治める地という強大な称号を得ている。
誰もがそれを十分に理化しているからこそ、ジルに不満を持つ者は誰もいない。寧ろ、稀に領内に彼女が視察へ現れた際には、民は皆地に膝を付いて平伏し、彼女の存在に感謝を示す。
「ねぇ、ジル。お前に言ってるのよ。もっと自分の手で領地を治めてみなさい」
「⋯⋯⋯戦場で力を振るう以外、私には何も向きません」
「本当は面倒なだけなんじゃないの?」
「⋯⋯⋯」
「流石はジル様。何処までも殿下の剣《つるぎ》であろうとするが故に、他の全ては不要と切り捨てておられるのですね」
「黙ってなさいジル専用全肯定人間。お前が甘やかすから余計駄目なのよ」
常にジルの言葉を肯定的に捉えてしまうのが、クラリッサの数ある欠点の一つである。ジルを崇拝しているが故に、その本心を正しく理解せず、自分の良いように考えてしまうのが悪い癖だ。
「まあいいわ。クラリッサ、戦況のことは聞いてる?」
「膠着状態に陥ったホーリスローネは、ヴァスティナとの休戦に動いていると聞きます」
「その休戦交渉の仲介役に私が選ばれた」
「殿下に交渉の仲介!? 誰がそんな俗事を殿下に命じたというのですか!」
「無論、皇帝陛下に決まっているでしょ」
「ホーリー〇ット!! 皇帝死すべし!」
両手をテーブルに叩き付けたクラリッサが、顔真っ赤に鬼の如く怒り、悪い癖である俗語を喚き散らす。他人の目を憚らず、ゼロリアス皇帝の死を叫ぶ者は、帝国内でもクラリッサだけだろう。
ゼロリアス皇帝はアリステリアの父であり、この国の絶対的支配者である。だがクラリッサは、アリステリア以外の皇族全てを敵視し、彼らには一切の忠誠心がない。彼女がそうあるのは、主君アリステリアが皇族を憎悪しているからだ。
「殿下!! 皇帝の命など聞く必要ありません! ニーベルンゲの時のように、また仮病を使って引き籠りましょう!」
「行くわよ、交渉の仲介。引き籠るのは飽きたし、狂犬とも会えそうじゃない」
「なっ!? あの汚れた男には二度と会っては駄目です! 引き籠るのに飽きたのなら、この私がいくらでも殿下の退屈を紛らわせる慰みものとなりましょう!」
アリステリアの興味を引く、「帝国の狂犬」の異名を持つ男。ゼロリアスとは異なる、もう一つの帝国を強大な国へと変えたその男は、今や大陸北方最大の脅威となっている。
クラリッサは断固反対しているが、アリステリアの考えは既に決定していた。あの狂犬こそ、自分が探し求めていた「鍵」かもしれない。それを自らの眼で確かめたいという思いが、彼女を狂犬との再会へと駆り立てる。
彼女が行くと決めたのなら、その意志を変える事はできない。分かっていても尚、それだけは止めさせるべく、反対し続けようとしたクラリッサを制したのは、彼女の隣にいるジルだった。
「殿下に従え、クラリッサ」
「ですが、ジル様! 狂犬の毒牙から殿下の御身を御守りし―――」
「リクトビア・フローレンスは殿下にとって、特別な意味を持つ名前。あの男がその名を受け継いだ英雄なら、殿下御自身の眼で見定めなければならない」
もう一つの帝国の名は、ヴァスティナ。救国の英雄と称えられる将軍リクトビア・フローレンスが、アリステリアの興味を引くたった一人の男である。
彼女が興味を持った最大の理由が、彼の名にある。クラリッサもそれを理解しているからこそ、自分を制するジルの言葉に、反論の言葉を詰まらせてしまう。
クラリッサが静かになったところで、不敵な笑みを浮かべたアリステリアの瞳が、ジルへと向けられた。
「私より、ジルの方があの男に会いたいって顔してる」
「いえ、そのようなことは⋯⋯⋯」
「ジルが男に興味を持つなんて、未だに信じられない話ね。あの男の何が、氷のようなジルの心を溶かしたのかしら」
アリステリアの言う通り、顔にも言葉にも表さないが、ジルはリクトビアに強い興味を抱いている。ただジルは、何故リクトビアに興味を引かれたのか、自分自身でもその理由が分からずにいる。
理由を確かめるため、ジルはリクトビアとの再会を望んでいた。口では否定しても、アリステリアには彼女の気持ちなどお見通しである。
「⋯⋯⋯まあいいわ。ジルが気になる程の何かを、あの男が持っている。今はまだ、それだけでいい」
そう言って食事を続けたアリステリアの前で、己の無力感に唇を噛むクラリッサが、静かに席へと腰を下ろす。
憎悪に苦しむ彼女を救えるのは、自分ではない。それを思い知らされたクラリッサは、リクトビアに猛烈な嫉妬を抱くのだった。
「待っていたわよ、クラリッサ」
ゼロリアス城下のとある酒場に馳せ参じたクラリッサは、馴染みの酒場で食事中だったアリステリアのもとへ駆け付け、床に片膝を付き首を垂れる。
城に到着したものの、城内にアリステリアがいないと聞かされ、ここまで探しにやって来た。クラリッサの予想は的中しており、お気に入りの酒場でアリステリアは肉を口に運び、夢中で食事を続けていたのである。
アリステリアが腰かけるいつもの席には、彼女と向かい合う形で、氷将ジル・ベアリットが同席している。帝国の戦姫、氷将、風将までもが、ただの酒場に揃うという異様な光景だが、ここでは特に珍しい事ではなかった。
カウンターに立つ店主や、食事中の常連客も、特に気にしてはいない。彼らからすれば、この店一番のお得意様が、配下と会話しているだけに過ぎないのである。
挨拶を済ませ、頭を上げたクラリッサが立ち上がり、ジルの隣に腰かけた。その間にアリステリアは食事の手を止め、ナフキンで口元を拭いている。
外出用の庶民服姿のアリステリアを前に、ジルとクラリッサは専用の騎士鎧を身に纏う正装姿である。知らぬ者からすれば異様な光景この上ないが、意に介さずアリステリアは口を開いた。
「領地の様子は?」
「変わりありません。私の留守中も、皇女殿下よりお預りしたあの者達が、よく働いてくれておりました」
「クラリッサも頑張っているそうね。お前のその、領地でだけは優秀で努力家なところを、領主の自覚がない誰かにも見習って欲しいわね」
褒められて頬を赤くして照れるクラリッサの隣で、ジルは無反応を貫いていた。少しは反応を示せと、アリステリアの厳しい視線がジルに向けられるものの、彼女が堪える様子はない。
ジルもまた、クラリッサ同様にベアリット領の領主という立場にある。だが彼女は、自らが積極的に領地を治めようとはせず、他の者達に任せるだけであった。自分が領主に向いていないと思うジルは、ベアリットの領の象徴となるのみで、領内の事にはほとんど干渉しない。
しかしジルは、氷将の二つ名を持つ、ローミリア大陸最強と謳われる存在だ。ベアリット領は彼女が象徴として存在しているだけで、大陸最強が治める地という強大な称号を得ている。
誰もがそれを十分に理化しているからこそ、ジルに不満を持つ者は誰もいない。寧ろ、稀に領内に彼女が視察へ現れた際には、民は皆地に膝を付いて平伏し、彼女の存在に感謝を示す。
「ねぇ、ジル。お前に言ってるのよ。もっと自分の手で領地を治めてみなさい」
「⋯⋯⋯戦場で力を振るう以外、私には何も向きません」
「本当は面倒なだけなんじゃないの?」
「⋯⋯⋯」
「流石はジル様。何処までも殿下の剣《つるぎ》であろうとするが故に、他の全ては不要と切り捨てておられるのですね」
「黙ってなさいジル専用全肯定人間。お前が甘やかすから余計駄目なのよ」
常にジルの言葉を肯定的に捉えてしまうのが、クラリッサの数ある欠点の一つである。ジルを崇拝しているが故に、その本心を正しく理解せず、自分の良いように考えてしまうのが悪い癖だ。
「まあいいわ。クラリッサ、戦況のことは聞いてる?」
「膠着状態に陥ったホーリスローネは、ヴァスティナとの休戦に動いていると聞きます」
「その休戦交渉の仲介役に私が選ばれた」
「殿下に交渉の仲介!? 誰がそんな俗事を殿下に命じたというのですか!」
「無論、皇帝陛下に決まっているでしょ」
「ホーリー〇ット!! 皇帝死すべし!」
両手をテーブルに叩き付けたクラリッサが、顔真っ赤に鬼の如く怒り、悪い癖である俗語を喚き散らす。他人の目を憚らず、ゼロリアス皇帝の死を叫ぶ者は、帝国内でもクラリッサだけだろう。
ゼロリアス皇帝はアリステリアの父であり、この国の絶対的支配者である。だがクラリッサは、アリステリア以外の皇族全てを敵視し、彼らには一切の忠誠心がない。彼女がそうあるのは、主君アリステリアが皇族を憎悪しているからだ。
「殿下!! 皇帝の命など聞く必要ありません! ニーベルンゲの時のように、また仮病を使って引き籠りましょう!」
「行くわよ、交渉の仲介。引き籠るのは飽きたし、狂犬とも会えそうじゃない」
「なっ!? あの汚れた男には二度と会っては駄目です! 引き籠るのに飽きたのなら、この私がいくらでも殿下の退屈を紛らわせる慰みものとなりましょう!」
アリステリアの興味を引く、「帝国の狂犬」の異名を持つ男。ゼロリアスとは異なる、もう一つの帝国を強大な国へと変えたその男は、今や大陸北方最大の脅威となっている。
クラリッサは断固反対しているが、アリステリアの考えは既に決定していた。あの狂犬こそ、自分が探し求めていた「鍵」かもしれない。それを自らの眼で確かめたいという思いが、彼女を狂犬との再会へと駆り立てる。
彼女が行くと決めたのなら、その意志を変える事はできない。分かっていても尚、それだけは止めさせるべく、反対し続けようとしたクラリッサを制したのは、彼女の隣にいるジルだった。
「殿下に従え、クラリッサ」
「ですが、ジル様! 狂犬の毒牙から殿下の御身を御守りし―――」
「リクトビア・フローレンスは殿下にとって、特別な意味を持つ名前。あの男がその名を受け継いだ英雄なら、殿下御自身の眼で見定めなければならない」
もう一つの帝国の名は、ヴァスティナ。救国の英雄と称えられる将軍リクトビア・フローレンスが、アリステリアの興味を引くたった一人の男である。
彼女が興味を持った最大の理由が、彼の名にある。クラリッサもそれを理解しているからこそ、自分を制するジルの言葉に、反論の言葉を詰まらせてしまう。
クラリッサが静かになったところで、不敵な笑みを浮かべたアリステリアの瞳が、ジルへと向けられた。
「私より、ジルの方があの男に会いたいって顔してる」
「いえ、そのようなことは⋯⋯⋯」
「ジルが男に興味を持つなんて、未だに信じられない話ね。あの男の何が、氷のようなジルの心を溶かしたのかしら」
アリステリアの言う通り、顔にも言葉にも表さないが、ジルはリクトビアに強い興味を抱いている。ただジルは、何故リクトビアに興味を引かれたのか、自分自身でもその理由が分からずにいる。
理由を確かめるため、ジルはリクトビアとの再会を望んでいた。口では否定しても、アリステリアには彼女の気持ちなどお見通しである。
「⋯⋯⋯まあいいわ。ジルが気になる程の何かを、あの男が持っている。今はまだ、それだけでいい」
そう言って食事を続けたアリステリアの前で、己の無力感に唇を噛むクラリッサが、静かに席へと腰を下ろす。
憎悪に苦しむ彼女を救えるのは、自分ではない。それを思い知らされたクラリッサは、リクトビアに猛烈な嫉妬を抱くのだった。
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