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第59.5話 ヴァスティナからの物体X
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ヴィヴィアンヌとエミリオの二人が、ゴリオンの家に夕食へと誘われたのは、その日の夕方だった。
どちらも一人の時にゴリオンに話しかけられ、相談があるから家で夕食を取らないかと誘われたのである。ゴリオンが相談事とは珍しいと思い、「何かあるのでは?」と疑問を持つも、純粋な彼に限ってそんな事はないだろうと、どちらも誘いに乗ったのである。
今やゴリオンの帰るべき家となった、この国唯一の孤児院を訪れた二人は、孤児院の前でばったり出くわす事になった。夕暮れ時の僅かな陽に照らされた、互いの顔を見合わせた瞬間、二人はゴリオンに嵌められたのだと気付く。
大方の予想ができた二人は、一言も言葉を交わす事なく振り返ろうとしたが、時既に遅しであった。流石は伝説の六剣の末裔というべきか、二人の気配を悟ったゴリオンの妻ユン・シャオが孤児院から現れ、二人を半ば強引に家へと招き入れたのである。
夕食の準備の途中だったため、ユンとゴリオンに歓迎されながら、二人は孤児院の子供達の遊び相手を頼まれた。歳もばらばらな元気の有り余った子供達は、あのヴィヴィアンヌとエミリオを大いに振り回した。
エミリオは男の子達に眼鏡を奪われ追いかける羽目になり、ヴィヴィアンヌは女の子達のお人形遊びに付き合わされた。その最中、エミリオ以上に困惑していたヴィヴィアンヌが、どう遊びに付き合って良いか分からず、取り敢えず人形を持って腹話術を披露すると、子供達は大はしゃぎだった。
面白い特技を持っているなと、エミリオが珍しく彼女に感心していると、ヴィヴィアンヌは恥ずかしくなり顔を背けた。それから少しの間、ヴィヴィアンヌは人形達の声を演じて子供達を喜ばせ、エミリオは眼鏡を奪われたまま途方に暮れていた。
最終的に彼のもとに眼鏡が戻ったのは、夕食の支度を終えたユンの声だった。我先にと夕食に向かって走っていった子供達に眼鏡は放り棄てられ、疲れ切ったエミリオがそれを拾い上げて眼鏡をかけ直すと、ヴィヴィアンヌが珍しく彼に同情していた。
恥ずかしいところを見られてしまったと、彼もまた逃げるように顔を逸らす。やがて二人もユンに呼ばれ、ゴリオンや子供達と食卓を囲むのであった。
ゴリオンとユンの夫婦。孤児院の子供達。そしてヴィヴィアンヌとエミリオという、極めて珍しい組み合わせで夕食を共にした一同。初めてユンの料理を口にした二人は、彼女の振る舞う絶品料理の数々に、終始舌鼓を打っていた。席を隣同士にされながらも、食事の間だけは二人も喧嘩するのも忘れていた。
子供達と賑やかな夕食を終え、後片付けを皆で行なうと、またゴリオンは子供達の遊び相手になっていた。ゴリオンとユンの間に子はいないが、彼に懐く子供達の姿は、本当の子供のようであった。
すっかり父親の顔になっているゴリオンを、食卓の席からヴィヴィアンヌとエミリオが眺めている。そんな二人の前に、ユンがハーブティーを入れたカップを置く。自分もカップを手に二人の前に座ると、聖母の様な微笑みと共に、愛する夫と子供達の姿を見つめる。
「家に夫がいる間は、いつもこんな調子です」
このお祭り騒ぎが毎日続いていると考えただけで、帝国が誇る親衛隊隊長も参謀長でさえも、疲れた顔でこれは敵わないと思った。慣れない事はするものではないと考え、同時に二人は、ゴリオンとユンの強さを知った。
ゴリオンもユンも、子供達にとっての親となり、愛情をもって守り育てている。父母として生きる二人は、子供達の良き親となるよう、休まる時のない日々を強く生きているのだ。
しかし同時に、ゴリオンとユンの暮らしは、賑やかで温かく、眩しい幸せに満ち溢れている。己の手を血で赤く染め上げたヴィヴィアンヌとエミリオには、あまりにも眩し過ぎる家族の光景。自分達が決して得る事を許されない、この幸福に満ちた光景が、二人には苦しかった。
「夫は私達と、あなた方のために戦争へ出かけて行きます。家にいない時の方が多いのに、みんなあんなに懐いて嬉しそう」
戦争となれば、ゴリオンは必ず戦いへと赴き、皆の盾としてその武勇を振るう。だがそれは、ゴリオンから家族と過ごす大切な時間を奪って成り立つ。
帝国が順調に大陸中央を手中に収めれば、次は北方へと侵攻を行なう事になるだろう。そうなればゴリオンは、ますます家族と離ればなれになって、愛するユンや、大好きな子供達と会えなくなる。
「今夜お招きしたのは、お二人の喧嘩を止めさせて欲しいと頼まれたからです。ヴィヴィアンヌさんとエミリオさんの仲が宜しくないのは、私でも知っているくらい有名ですから」
「「⋯⋯⋯」」
「けれど、安心してください。私はお二人の喧嘩を止めさせようだなんて考えていません。誰しも、馬が合わない人はいるのですから、それを他人が無理やり解決しようだなんて、無用なお節介です」
ゴリオンに謀られたものの、ユンに喧嘩の仲裁紛いの事を頼んだのが誰であるか、二人には手に取る様に分かっていた。ここにはいない黒幕のリックに対し、仕返しを考える二人の思考は同じだった。
因みに、ゴリオンが夕食に招けば勘繰らずにやって来るだろうと、純情な彼に吹き込んで二人を嵌めたのが、実はユンであるという事実を、二人はまだ気付いていない。
「私にはこの国の将来も、皆さんが目指す果ての未来も、よくわかりません。グラーフ教の信者としての私は、ユリーシア陛下が求めていた平和な日々を生きられるなら、それで十分満足です」
「⋯⋯⋯我々は貴女にとって、平穏を乱す害悪というわけか」
「ヴィヴィアンヌの言う通り、私達が行なう戦争は平和のためのものとは言い難い」
「いいえ。信者である私は平和を望みますが、皆さんが大切な方達を守るために戦っているとわかっています。正直私は、夫を戦争に連れて行くのが、ヴィヴィアンヌさんでもエミリオさんでも構わないんです」
聖母の微笑みを浮かべていたユンが、二人へと向き直った途端に表情を曇らせる。手元のカップに視線を落とし、その想いを口に出す。
「愛する夫が命を失わず、無事帰って来て欲しい。それだけが、皆さんへ望む私の願いです」
夫の身を案ずるユンの切なる願いは、ヴィヴィアンヌとエミリオに、自分達が大勢の命を預かる立場にいる事を、改めて自覚させた。
誰だって、愛する者が戦争へと旅立てば、無事帰って来る事を祈り続ける。そんな事は分かっていて、覚悟も出来ているはずなのに、共に戦う仲間の家族に言葉にされると、刃で胸を刺されたような痛みを覚える。
ユンはゴリオンが戦争に行くのを止めはしない。止めたところで、仲間のために戦場へと向かう彼の足を止める事は叶わないからだ。
だからこそユンは、いつもゴリオンを微笑んで送り出す。愛する彼に口付けして、ゴリオンの帰りを子供達と待ち続ける。仲間達の盾となりて戦うゴリオンが命を失わず、元気な姿で帰って来るのを信じて待つのだ。
戦いを前にしたゴリオンが、自分達の事を案じて不安や迷いを抱かぬよう、変わらぬ姿で見送るのが、妻たる彼女の務めである。そのユンが、ゴリオンを戦いへ向かわせる二人を前に、覚悟の裏に隠した本心を口にした。
ゴリオンが無事帰って来るならば、誰が彼を戦争に連れて行こうが、どんな敵が相手であろうが、味方の中で対立があろうが、関係はない。だがもしも、ユンの目の前にいる二人のせいで、愛する夫が死ぬような事があれば、彼女は生涯二人を許さないだろう。
「⋯⋯⋯ですから、これからも夫のことを、どうか宜しくお願いします」
頭を下げて二人に頼むユンに、どうしても二人は言葉が返せなかった。
結局その日は、遅くなった事もあってユンとゴリオンに誘われ、孤児院で泊まる事になった。ユンの言葉が頭から離れないまま、二人は子供達と一緒のベッドで眠るのだった。
どちらも一人の時にゴリオンに話しかけられ、相談があるから家で夕食を取らないかと誘われたのである。ゴリオンが相談事とは珍しいと思い、「何かあるのでは?」と疑問を持つも、純粋な彼に限ってそんな事はないだろうと、どちらも誘いに乗ったのである。
今やゴリオンの帰るべき家となった、この国唯一の孤児院を訪れた二人は、孤児院の前でばったり出くわす事になった。夕暮れ時の僅かな陽に照らされた、互いの顔を見合わせた瞬間、二人はゴリオンに嵌められたのだと気付く。
大方の予想ができた二人は、一言も言葉を交わす事なく振り返ろうとしたが、時既に遅しであった。流石は伝説の六剣の末裔というべきか、二人の気配を悟ったゴリオンの妻ユン・シャオが孤児院から現れ、二人を半ば強引に家へと招き入れたのである。
夕食の準備の途中だったため、ユンとゴリオンに歓迎されながら、二人は孤児院の子供達の遊び相手を頼まれた。歳もばらばらな元気の有り余った子供達は、あのヴィヴィアンヌとエミリオを大いに振り回した。
エミリオは男の子達に眼鏡を奪われ追いかける羽目になり、ヴィヴィアンヌは女の子達のお人形遊びに付き合わされた。その最中、エミリオ以上に困惑していたヴィヴィアンヌが、どう遊びに付き合って良いか分からず、取り敢えず人形を持って腹話術を披露すると、子供達は大はしゃぎだった。
面白い特技を持っているなと、エミリオが珍しく彼女に感心していると、ヴィヴィアンヌは恥ずかしくなり顔を背けた。それから少しの間、ヴィヴィアンヌは人形達の声を演じて子供達を喜ばせ、エミリオは眼鏡を奪われたまま途方に暮れていた。
最終的に彼のもとに眼鏡が戻ったのは、夕食の支度を終えたユンの声だった。我先にと夕食に向かって走っていった子供達に眼鏡は放り棄てられ、疲れ切ったエミリオがそれを拾い上げて眼鏡をかけ直すと、ヴィヴィアンヌが珍しく彼に同情していた。
恥ずかしいところを見られてしまったと、彼もまた逃げるように顔を逸らす。やがて二人もユンに呼ばれ、ゴリオンや子供達と食卓を囲むのであった。
ゴリオンとユンの夫婦。孤児院の子供達。そしてヴィヴィアンヌとエミリオという、極めて珍しい組み合わせで夕食を共にした一同。初めてユンの料理を口にした二人は、彼女の振る舞う絶品料理の数々に、終始舌鼓を打っていた。席を隣同士にされながらも、食事の間だけは二人も喧嘩するのも忘れていた。
子供達と賑やかな夕食を終え、後片付けを皆で行なうと、またゴリオンは子供達の遊び相手になっていた。ゴリオンとユンの間に子はいないが、彼に懐く子供達の姿は、本当の子供のようであった。
すっかり父親の顔になっているゴリオンを、食卓の席からヴィヴィアンヌとエミリオが眺めている。そんな二人の前に、ユンがハーブティーを入れたカップを置く。自分もカップを手に二人の前に座ると、聖母の様な微笑みと共に、愛する夫と子供達の姿を見つめる。
「家に夫がいる間は、いつもこんな調子です」
このお祭り騒ぎが毎日続いていると考えただけで、帝国が誇る親衛隊隊長も参謀長でさえも、疲れた顔でこれは敵わないと思った。慣れない事はするものではないと考え、同時に二人は、ゴリオンとユンの強さを知った。
ゴリオンもユンも、子供達にとっての親となり、愛情をもって守り育てている。父母として生きる二人は、子供達の良き親となるよう、休まる時のない日々を強く生きているのだ。
しかし同時に、ゴリオンとユンの暮らしは、賑やかで温かく、眩しい幸せに満ち溢れている。己の手を血で赤く染め上げたヴィヴィアンヌとエミリオには、あまりにも眩し過ぎる家族の光景。自分達が決して得る事を許されない、この幸福に満ちた光景が、二人には苦しかった。
「夫は私達と、あなた方のために戦争へ出かけて行きます。家にいない時の方が多いのに、みんなあんなに懐いて嬉しそう」
戦争となれば、ゴリオンは必ず戦いへと赴き、皆の盾としてその武勇を振るう。だがそれは、ゴリオンから家族と過ごす大切な時間を奪って成り立つ。
帝国が順調に大陸中央を手中に収めれば、次は北方へと侵攻を行なう事になるだろう。そうなればゴリオンは、ますます家族と離ればなれになって、愛するユンや、大好きな子供達と会えなくなる。
「今夜お招きしたのは、お二人の喧嘩を止めさせて欲しいと頼まれたからです。ヴィヴィアンヌさんとエミリオさんの仲が宜しくないのは、私でも知っているくらい有名ですから」
「「⋯⋯⋯」」
「けれど、安心してください。私はお二人の喧嘩を止めさせようだなんて考えていません。誰しも、馬が合わない人はいるのですから、それを他人が無理やり解決しようだなんて、無用なお節介です」
ゴリオンに謀られたものの、ユンに喧嘩の仲裁紛いの事を頼んだのが誰であるか、二人には手に取る様に分かっていた。ここにはいない黒幕のリックに対し、仕返しを考える二人の思考は同じだった。
因みに、ゴリオンが夕食に招けば勘繰らずにやって来るだろうと、純情な彼に吹き込んで二人を嵌めたのが、実はユンであるという事実を、二人はまだ気付いていない。
「私にはこの国の将来も、皆さんが目指す果ての未来も、よくわかりません。グラーフ教の信者としての私は、ユリーシア陛下が求めていた平和な日々を生きられるなら、それで十分満足です」
「⋯⋯⋯我々は貴女にとって、平穏を乱す害悪というわけか」
「ヴィヴィアンヌの言う通り、私達が行なう戦争は平和のためのものとは言い難い」
「いいえ。信者である私は平和を望みますが、皆さんが大切な方達を守るために戦っているとわかっています。正直私は、夫を戦争に連れて行くのが、ヴィヴィアンヌさんでもエミリオさんでも構わないんです」
聖母の微笑みを浮かべていたユンが、二人へと向き直った途端に表情を曇らせる。手元のカップに視線を落とし、その想いを口に出す。
「愛する夫が命を失わず、無事帰って来て欲しい。それだけが、皆さんへ望む私の願いです」
夫の身を案ずるユンの切なる願いは、ヴィヴィアンヌとエミリオに、自分達が大勢の命を預かる立場にいる事を、改めて自覚させた。
誰だって、愛する者が戦争へと旅立てば、無事帰って来る事を祈り続ける。そんな事は分かっていて、覚悟も出来ているはずなのに、共に戦う仲間の家族に言葉にされると、刃で胸を刺されたような痛みを覚える。
ユンはゴリオンが戦争に行くのを止めはしない。止めたところで、仲間のために戦場へと向かう彼の足を止める事は叶わないからだ。
だからこそユンは、いつもゴリオンを微笑んで送り出す。愛する彼に口付けして、ゴリオンの帰りを子供達と待ち続ける。仲間達の盾となりて戦うゴリオンが命を失わず、元気な姿で帰って来るのを信じて待つのだ。
戦いを前にしたゴリオンが、自分達の事を案じて不安や迷いを抱かぬよう、変わらぬ姿で見送るのが、妻たる彼女の務めである。そのユンが、ゴリオンを戦いへ向かわせる二人を前に、覚悟の裏に隠した本心を口にした。
ゴリオンが無事帰って来るならば、誰が彼を戦争に連れて行こうが、どんな敵が相手であろうが、味方の中で対立があろうが、関係はない。だがもしも、ユンの目の前にいる二人のせいで、愛する夫が死ぬような事があれば、彼女は生涯二人を許さないだろう。
「⋯⋯⋯ですから、これからも夫のことを、どうか宜しくお願いします」
頭を下げて二人に頼むユンに、どうしても二人は言葉が返せなかった。
結局その日は、遅くなった事もあってユンとゴリオンに誘われ、孤児院で泊まる事になった。ユンの言葉が頭から離れないまま、二人は子供達と一緒のベッドで眠るのだった。
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