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第五話 愛に祝福を 前編
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「はあっ!せいっ!はああああああっ!!」
帝国をレイナたちが出発して、数時間が経過した。彼女たちが向かっている事など、当然だが全く知らないクリスは、チャルコ国演習場にて、一人の見習い騎士と模擬戦をしている。
「大振り過ぎんだよ!!」
「っ!?」
見習い騎士の少年アニッシュ。そして剣士クリスティアーノ。
二人は模擬戦で、激しくぶつかり合っていた。アニッシュのランスの鋭い突きを、簡単に躱して反撃するクリス。ランスを剣で弾き飛ばし、アニッシュの制服の襟を掴んで投げ飛ばす。
地面に叩きつけれたアニッシュであったが、疲労と痛みに堪えながら、立ち上がろうとする。
これで何度目かわからない。これが何戦目なのかも忘れてしまった。クリスはアニッシュを負かし続け、その度にこの少年は立ち上って、ランスを手に、再び戦いを挑む。それがもう、何回も何回も繰り返されているのだ。
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・・・・・」
「立つんじゃねぇ!何度やっても無駄だ!」
「はあ、はあ、・・・・もう一度・・・お願いします!」
アニッシュに模擬戦を頼まれたクリスは、他の見習い騎士の訓練の面倒を見て、全員が演習場からいなくなった後に、彼との模擬戦を始めた。
決着は一瞬でついた。当然クリスの勝利である。
しかし、アニッシュは再戦を希望した。彼は何度もクリスに挑んでは負け、その度に立ち上がる。何度もそれを繰り返して、気が付けば日も暮れてしまった。
アニッシュ自身はもう限界である。疲労困憊で、目の焦点も合っていない。足もふらつき、ランスを握る手に力もなく、いつ倒れてもおかしくなかった。
「てめぇ、なんでそこまでする。何がお前を立ち上がらせる。これ以上は無駄だってわかってんだろうが!」
「はあ、はあ、・・・・・すみません」
「謝るんならもう俺に挑むな!いい加減にしやがれ馬鹿野郎!」
クリスにはわからない。何故、彼がここまで自分を酷使し続けるのか。
それがわからないために、クリスは腹が立って仕方がない。まだ十二歳の少年である、彼の執念。騎士を目指す彼には、目指すその先に、何か大切なものがあるのを察した。その大切なもののために、彼は戦っているのだ。
その大切なものとは何か。そこまでする価値があるのか。
(イライラするぜ。ガキがなんだってこんなになってまで戦おうとする)
子供は子供らしくしていろと、それがクリスの考えだ。
だが、眼前の少年は、クリスの考えに反している。他の見習い騎士の少年たちとは全く違う、騎士になるために、人生を懸けたこの執念。己の限界を超えるため、クリスに勝利しようとする。
「僕は・・・・僕は絶対に・・・・・・」
アニッシュの意識が遠退いていくのがわかる。
彼は自分の気持ちを、無意識の内に、口に出し始めた。
「絶対に騎士になって・・・・・・一生・・・・お守りします」
「お前・・・・・・」
「・・・シル・・・・フィ・・・ひ・・・・め・・・・」
アニッシュはようやく倒れて、そのまま意識を失ってしまった。
気を失ってしまった彼に近付き、その体を抱き起す。少年の体は自分よりも小さく、まだ子供である事が、よくわかる。こんな小さな体で、彼が守ろうとしている存在。
騎士になる事で、少年は大切な何かを、生涯を懸けて守ろうとしている。大切な何かとは、薄れゆく意識の中で、途切れ途切れに呟いた、この国の姫殿下の名前が答えとなる。
「お前の守りたい奴は、あの不良姫殿下ってわけか・・・・」
「・・・・・・・・」
リックも言っていた。アニッシュは姫に対して、特別な感情を持っていると。
それは間違いない。この国の騎士となって、シルフィ姫を守る。それこそが彼の、騎士を目指す最大の理由なのだ。
彼にとって姫が、どんな存在なのかはわからない。ただ、彼女の事を守りたいと言う、気持ちは伝わった。
しかし、守りたい存在である彼女は、いずれ・・・・・・。
「わかってるだろ、あの姫はもうすぐ結婚するんだよ。くそったれの王子の嫁としてな」
「・・・・・・・」
「そんで姫はエステランに行っちまう。お前の大切なものは離れちまうんだぞ」
アニッシュがシルフィに、どんな感情を持っているのかはわからない。だが、それが何であろうとも、彼にとって不幸になる想いだろう。
彼の望む未来に、恐らく彼女はいない。現に今、彼女はこの国を離れようとしている。彼女の意思に反してだ。
「それでも騎士になるつもりかよ、お前は」
溜め息をつく。つかずにはいられなかった。
(ガキがここまでやって・・・・・、結局報われないのかよ)
抱きかかえたアニッシュを医務室に運ぼうと、城へと戻っていくクリス。珍しく、少しやり過ぎたなと反省しつつ、治療のために城へと急ぐ。彼のランスも回収して。
「クリスくーん、こんなところで何やって------、あっ、アニッシュ君!?」
「女装男子か。丁度いいぜ、お前も運ぶの手伝え」
「まさか、アニッシュ君をいじめたんじゃないよね。もしそうなら・・・・・・」
「ざけんな、俺がそんな面倒な事するかよ。こいつが悪いんだ」
偶然クリスを見つけて、話しかけてきたイヴであったが、抱きかかえられているアニッシュの存在を見て驚く。気を失った、ぼろぼろの彼を見て、クリスが彼を痛めつけたのだと思ったイヴは、仕込みメイド服の中から、銃を抜こうとする。
イヴはアニッシュの事を気に入っている。その彼が痛めつけられたのが、我慢出来ないのだろう。
「模擬戦して何度も挑んできやがったんだ。気を失うまでな」
「そうなの?」
「物騒なもん出そうとすんじゃねぇ。それで、てめぇはこんなところで何やってんだ?」
「リック君がクリス君を呼んで来いってさ。なんかね、良い考えが浮かんだんだって」
「良い考え?」
リックの良い考えは、ろくなものではない。イヴよりも長い付き合いのクリスは、その事をよく知っている。嫌な予感しかしないのだ。
「リック君ね、結婚阻止の計画考えてたんだけど、中々良い考え思いつかなかったの。どうやったら結婚式を行なわせないように出来るかってね」
「まあ、いまんとこ良い手はないからな」
「それでね、僕が言ったの。いっそ結婚式の日に雷でも落ちて、式が中止になっちゃえば良いのにって言ったの。だってさ、式の日に毎回そう言う事が起これば、結婚なんて出来ないでしょ?」
「馬鹿かよ。そんな都合の良い事が毎回起こるわけねぇだろうが」
「リック君にも同じ様な事言われたんだけどね、そしたら急に何か閃いたみたいなの。部屋で楽しそうに笑いながら、作戦考え始めたの」
イヴの言葉は、リックの頭に、作戦を考えるきっかけを与えたらしい。
笑いながら計画していると言う事は、恐らくいつもの、悪い癖が出ているに違いない。今頃は、邪悪な笑みを浮かべて、思考を巡らせている事だろう。
「こりゃあやばいな」
「僕もそう思う。絶対とんでもない事やらされる」
二人の不安は的中する事になる。
それはとても大胆で、とても馬鹿らしく、とても恥ずかしい、本当にそんな事をやるのかと、耳を疑ってしまう、とんでもない計画が練られようとしていた。
結婚式まであと五日。
チャルコ国とエステラン国の政略結婚に待ち受ける、帝国参謀長の計画が、どんな結果を招くのか。
この時はまだ、誰も知らない。
帝国をレイナたちが出発して、数時間が経過した。彼女たちが向かっている事など、当然だが全く知らないクリスは、チャルコ国演習場にて、一人の見習い騎士と模擬戦をしている。
「大振り過ぎんだよ!!」
「っ!?」
見習い騎士の少年アニッシュ。そして剣士クリスティアーノ。
二人は模擬戦で、激しくぶつかり合っていた。アニッシュのランスの鋭い突きを、簡単に躱して反撃するクリス。ランスを剣で弾き飛ばし、アニッシュの制服の襟を掴んで投げ飛ばす。
地面に叩きつけれたアニッシュであったが、疲労と痛みに堪えながら、立ち上がろうとする。
これで何度目かわからない。これが何戦目なのかも忘れてしまった。クリスはアニッシュを負かし続け、その度にこの少年は立ち上って、ランスを手に、再び戦いを挑む。それがもう、何回も何回も繰り返されているのだ。
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・・・・・」
「立つんじゃねぇ!何度やっても無駄だ!」
「はあ、はあ、・・・・もう一度・・・お願いします!」
アニッシュに模擬戦を頼まれたクリスは、他の見習い騎士の訓練の面倒を見て、全員が演習場からいなくなった後に、彼との模擬戦を始めた。
決着は一瞬でついた。当然クリスの勝利である。
しかし、アニッシュは再戦を希望した。彼は何度もクリスに挑んでは負け、その度に立ち上がる。何度もそれを繰り返して、気が付けば日も暮れてしまった。
アニッシュ自身はもう限界である。疲労困憊で、目の焦点も合っていない。足もふらつき、ランスを握る手に力もなく、いつ倒れてもおかしくなかった。
「てめぇ、なんでそこまでする。何がお前を立ち上がらせる。これ以上は無駄だってわかってんだろうが!」
「はあ、はあ、・・・・・すみません」
「謝るんならもう俺に挑むな!いい加減にしやがれ馬鹿野郎!」
クリスにはわからない。何故、彼がここまで自分を酷使し続けるのか。
それがわからないために、クリスは腹が立って仕方がない。まだ十二歳の少年である、彼の執念。騎士を目指す彼には、目指すその先に、何か大切なものがあるのを察した。その大切なもののために、彼は戦っているのだ。
その大切なものとは何か。そこまでする価値があるのか。
(イライラするぜ。ガキがなんだってこんなになってまで戦おうとする)
子供は子供らしくしていろと、それがクリスの考えだ。
だが、眼前の少年は、クリスの考えに反している。他の見習い騎士の少年たちとは全く違う、騎士になるために、人生を懸けたこの執念。己の限界を超えるため、クリスに勝利しようとする。
「僕は・・・・僕は絶対に・・・・・・」
アニッシュの意識が遠退いていくのがわかる。
彼は自分の気持ちを、無意識の内に、口に出し始めた。
「絶対に騎士になって・・・・・・一生・・・・お守りします」
「お前・・・・・・」
「・・・シル・・・・フィ・・・ひ・・・・め・・・・」
アニッシュはようやく倒れて、そのまま意識を失ってしまった。
気を失ってしまった彼に近付き、その体を抱き起す。少年の体は自分よりも小さく、まだ子供である事が、よくわかる。こんな小さな体で、彼が守ろうとしている存在。
騎士になる事で、少年は大切な何かを、生涯を懸けて守ろうとしている。大切な何かとは、薄れゆく意識の中で、途切れ途切れに呟いた、この国の姫殿下の名前が答えとなる。
「お前の守りたい奴は、あの不良姫殿下ってわけか・・・・」
「・・・・・・・・」
リックも言っていた。アニッシュは姫に対して、特別な感情を持っていると。
それは間違いない。この国の騎士となって、シルフィ姫を守る。それこそが彼の、騎士を目指す最大の理由なのだ。
彼にとって姫が、どんな存在なのかはわからない。ただ、彼女の事を守りたいと言う、気持ちは伝わった。
しかし、守りたい存在である彼女は、いずれ・・・・・・。
「わかってるだろ、あの姫はもうすぐ結婚するんだよ。くそったれの王子の嫁としてな」
「・・・・・・・」
「そんで姫はエステランに行っちまう。お前の大切なものは離れちまうんだぞ」
アニッシュがシルフィに、どんな感情を持っているのかはわからない。だが、それが何であろうとも、彼にとって不幸になる想いだろう。
彼の望む未来に、恐らく彼女はいない。現に今、彼女はこの国を離れようとしている。彼女の意思に反してだ。
「それでも騎士になるつもりかよ、お前は」
溜め息をつく。つかずにはいられなかった。
(ガキがここまでやって・・・・・、結局報われないのかよ)
抱きかかえたアニッシュを医務室に運ぼうと、城へと戻っていくクリス。珍しく、少しやり過ぎたなと反省しつつ、治療のために城へと急ぐ。彼のランスも回収して。
「クリスくーん、こんなところで何やって------、あっ、アニッシュ君!?」
「女装男子か。丁度いいぜ、お前も運ぶの手伝え」
「まさか、アニッシュ君をいじめたんじゃないよね。もしそうなら・・・・・・」
「ざけんな、俺がそんな面倒な事するかよ。こいつが悪いんだ」
偶然クリスを見つけて、話しかけてきたイヴであったが、抱きかかえられているアニッシュの存在を見て驚く。気を失った、ぼろぼろの彼を見て、クリスが彼を痛めつけたのだと思ったイヴは、仕込みメイド服の中から、銃を抜こうとする。
イヴはアニッシュの事を気に入っている。その彼が痛めつけられたのが、我慢出来ないのだろう。
「模擬戦して何度も挑んできやがったんだ。気を失うまでな」
「そうなの?」
「物騒なもん出そうとすんじゃねぇ。それで、てめぇはこんなところで何やってんだ?」
「リック君がクリス君を呼んで来いってさ。なんかね、良い考えが浮かんだんだって」
「良い考え?」
リックの良い考えは、ろくなものではない。イヴよりも長い付き合いのクリスは、その事をよく知っている。嫌な予感しかしないのだ。
「リック君ね、結婚阻止の計画考えてたんだけど、中々良い考え思いつかなかったの。どうやったら結婚式を行なわせないように出来るかってね」
「まあ、いまんとこ良い手はないからな」
「それでね、僕が言ったの。いっそ結婚式の日に雷でも落ちて、式が中止になっちゃえば良いのにって言ったの。だってさ、式の日に毎回そう言う事が起これば、結婚なんて出来ないでしょ?」
「馬鹿かよ。そんな都合の良い事が毎回起こるわけねぇだろうが」
「リック君にも同じ様な事言われたんだけどね、そしたら急に何か閃いたみたいなの。部屋で楽しそうに笑いながら、作戦考え始めたの」
イヴの言葉は、リックの頭に、作戦を考えるきっかけを与えたらしい。
笑いながら計画していると言う事は、恐らくいつもの、悪い癖が出ているに違いない。今頃は、邪悪な笑みを浮かべて、思考を巡らせている事だろう。
「こりゃあやばいな」
「僕もそう思う。絶対とんでもない事やらされる」
二人の不安は的中する事になる。
それはとても大胆で、とても馬鹿らしく、とても恥ずかしい、本当にそんな事をやるのかと、耳を疑ってしまう、とんでもない計画が練られようとしていた。
結婚式まであと五日。
チャルコ国とエステラン国の政略結婚に待ち受ける、帝国参謀長の計画が、どんな結果を招くのか。
この時はまだ、誰も知らない。
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