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第32.5話 俺のヴァスティナ帝国がこんなにイカれてるわけがない
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「はあ・・・・・・」
放課後の中等部生徒会室。外はすっかり暗くなり、学校に生徒は残っていません。
私、こう見えて中等部の生徒会長なんです。今日は仕事が沢山あって、片付けるのに時間が掛かってしまいました。まあ、落ち込んで溜め息ばかり吐いてしまっていたから、全然作業が進まなかったせいでもあります・・・・・。
アンジェリカは生徒会役員ではないので、イヴさんと一緒に先に帰りました。二人はとっても仲が良くて、少々内気なために友達作りが苦手なアンジェリカの、唯一無二の親友なんです。友達が少ないアンジェリカにとって、彼女・・・・・・ではなく彼の存在は、まさに天使・・・・・・じゃなくて小悪魔かも?ともかく、とっても明るくて可愛い先輩なんです!
なので、イヴさんと一緒にアンジェリカは帰ってしまったので、今日は一人で帰ります。他の役員の子達は先に帰らせたので、後は荷物をまとめて生徒会室の戸締りを済ませ、帰るのみです。
今日はメシアにしてやられたので、帰ったら紅茶とお菓子をやけ食いします。録画してた、ま〇か☆マ〇カの最新話見て、嫌な事は全部忘れて寝ちゃうつもりです。マ〇さんが可愛くて大好きなんです!再放送で初めて見てるんですけど、確か今日は・・・・・・三話だったかも?どんな展開になるのか楽しみです!ああいう魔法少女は憧れちゃいます!!
と言っても、私の憧れはもう叶ってしまっているんですけどね・・・・・・。
「ユリーシア!!キンキュウジタイ!キンキュウジタイ!」
「きゃっ!?」
いつもいつもそうなんですけど、この子はどこからともなく突然現れます。だから絶対驚いちゃうんです。片言声で私の名前を呼び、緊急事態を伝えようとしている、目の前に突然現れたドロドロした物体。どこから声を出しているのか知りませんが、個体とも液体とも言い切れない、手の平サイズの白くてどろりとしたこの物体の正体は、ファンタジーでお馴染みのスライムさんです。
「スライムさん!驚かさないで下さい!」
「ユリーシア!キンキュウジタイ!マジュツケッカイ!ハツドウカクニン!」
「えっ!?」
魔術結界の発動確認。これは、スライムさんが私に警告している、敵の出現を意味しています。
このスライムさんと偶然の出会いを果たし、私の日常は大きく変わってしまいました。世界の平和を脅かそうとする、謎の秘密結社との果てし無き戦争。スライムさんは時空保安情報局の局員さんで、秘密結社と戦うためにこの学園へやって来たんです。
そしてスライムさんは、高い適性を持っていた私に、秘密結社と戦うための力を強引に授けました。お陰で私は、自分の意志とは関係なく、強制的に秘密結社との戦争に巻き込まれてしまったんです。
「ユリーシア!テキガコウテイニイル!ゲイゲキ!コウセン!」
「また戦わされるんですか・・・・・・」
「ユリーシア!テキヲタオセ!センメツ!センメツ!」
「はあ・・・・・・、仕方ありません」
スライムさんと出会うまでは、極普通の女子中学生でした。でも今の私は、女子中学生の顔を持ちながら、悪と戦う正義の味方の顔も持っているんです。あまり気乗りはしませんが、やむを得ません。
「ホワイトスライムハート!セットアップ!!」
掛け声と一緒にスライムさんが光り輝き、私の体も光り輝きます。互いの光が重なり、私とスライムさんが一つになって、私の制服が弾け飛び、代わりにバトルコスチュームを身に纏います。スライムさんの力で私は、秘密結社と戦うための姿へと変身できちゃうんです。
純白のドレス。力を宿した私の愛杖。変身を遂げた私は今、気高き正義の心を持った戦士。
「魔法少女リリカルユリーシア!学園の平和は、私が守ります!!」
高い魔力適性を認められ、強制的に魔法少女に任命された私の仕事は、謎の秘密結社ナイトランスの殲滅。やっぱり気乗りはしませんが、学園の平和を守るのは生徒会長の義務です。校庭に現れたナイトランスの戦士に、この学園を好きにはさせません!
「それじゃあ今日も、リリカルセンメツ頑張ります!」
放課後の中等部生徒会室。外はすっかり暗くなり、学校に生徒は残っていません。
私、こう見えて中等部の生徒会長なんです。今日は仕事が沢山あって、片付けるのに時間が掛かってしまいました。まあ、落ち込んで溜め息ばかり吐いてしまっていたから、全然作業が進まなかったせいでもあります・・・・・。
アンジェリカは生徒会役員ではないので、イヴさんと一緒に先に帰りました。二人はとっても仲が良くて、少々内気なために友達作りが苦手なアンジェリカの、唯一無二の親友なんです。友達が少ないアンジェリカにとって、彼女・・・・・・ではなく彼の存在は、まさに天使・・・・・・じゃなくて小悪魔かも?ともかく、とっても明るくて可愛い先輩なんです!
なので、イヴさんと一緒にアンジェリカは帰ってしまったので、今日は一人で帰ります。他の役員の子達は先に帰らせたので、後は荷物をまとめて生徒会室の戸締りを済ませ、帰るのみです。
今日はメシアにしてやられたので、帰ったら紅茶とお菓子をやけ食いします。録画してた、ま〇か☆マ〇カの最新話見て、嫌な事は全部忘れて寝ちゃうつもりです。マ〇さんが可愛くて大好きなんです!再放送で初めて見てるんですけど、確か今日は・・・・・・三話だったかも?どんな展開になるのか楽しみです!ああいう魔法少女は憧れちゃいます!!
と言っても、私の憧れはもう叶ってしまっているんですけどね・・・・・・。
「ユリーシア!!キンキュウジタイ!キンキュウジタイ!」
「きゃっ!?」
いつもいつもそうなんですけど、この子はどこからともなく突然現れます。だから絶対驚いちゃうんです。片言声で私の名前を呼び、緊急事態を伝えようとしている、目の前に突然現れたドロドロした物体。どこから声を出しているのか知りませんが、個体とも液体とも言い切れない、手の平サイズの白くてどろりとしたこの物体の正体は、ファンタジーでお馴染みのスライムさんです。
「スライムさん!驚かさないで下さい!」
「ユリーシア!キンキュウジタイ!マジュツケッカイ!ハツドウカクニン!」
「えっ!?」
魔術結界の発動確認。これは、スライムさんが私に警告している、敵の出現を意味しています。
このスライムさんと偶然の出会いを果たし、私の日常は大きく変わってしまいました。世界の平和を脅かそうとする、謎の秘密結社との果てし無き戦争。スライムさんは時空保安情報局の局員さんで、秘密結社と戦うためにこの学園へやって来たんです。
そしてスライムさんは、高い適性を持っていた私に、秘密結社と戦うための力を強引に授けました。お陰で私は、自分の意志とは関係なく、強制的に秘密結社との戦争に巻き込まれてしまったんです。
「ユリーシア!テキガコウテイニイル!ゲイゲキ!コウセン!」
「また戦わされるんですか・・・・・・」
「ユリーシア!テキヲタオセ!センメツ!センメツ!」
「はあ・・・・・・、仕方ありません」
スライムさんと出会うまでは、極普通の女子中学生でした。でも今の私は、女子中学生の顔を持ちながら、悪と戦う正義の味方の顔も持っているんです。あまり気乗りはしませんが、やむを得ません。
「ホワイトスライムハート!セットアップ!!」
掛け声と一緒にスライムさんが光り輝き、私の体も光り輝きます。互いの光が重なり、私とスライムさんが一つになって、私の制服が弾け飛び、代わりにバトルコスチュームを身に纏います。スライムさんの力で私は、秘密結社と戦うための姿へと変身できちゃうんです。
純白のドレス。力を宿した私の愛杖。変身を遂げた私は今、気高き正義の心を持った戦士。
「魔法少女リリカルユリーシア!学園の平和は、私が守ります!!」
高い魔力適性を認められ、強制的に魔法少女に任命された私の仕事は、謎の秘密結社ナイトランスの殲滅。やっぱり気乗りはしませんが、学園の平和を守るのは生徒会長の義務です。校庭に現れたナイトランスの戦士に、この学園を好きにはさせません!
「それじゃあ今日も、リリカルセンメツ頑張ります!」
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