532 / 841
第三十二話 悪夢の終わりと、彼女の望み
1
しおりを挟む
第三十二話 悪夢の終わりと、彼女の望み
ローミリア大陸中央を舞台にした、ヴァスティナ帝国と中立国アーレンツの戦争が終結し、一週間の月日が流れた。アーレンツ国内へ侵攻し、国内の制圧を行なった帝国軍は、政治総本部の降伏宣言を受け入れ、戦闘を停止した。これによりアーレンツは、帝国軍の支配下に置かれたのである。
帝国軍はまず、アーレンツ国防軍と国家保安情報局を制圧し、両組織の武将解除を行なった。軍と情報局の全施設を制圧しつつ、帝国軍は数々の戦後処理に努めたのである。戦後処理の内容の中には、敵味方問わない負傷者の手当てと、戦闘による被害への対応もあった。
「自走砲の砲撃が、こんなところまで破壊していたなんて・・・・・・」
アーレンツ国内の、国民が暮らす市街地の中心部に、彼女の姿はあった。周りでは、帝国軍の部隊が瓦礫の撤去作業を行なう中、彼女は帝国軍の砲撃と思われる被害の痕を、一人眺めていた。
彼女の名は、ミュセイラ・ヴァルトハイム。帝国軍の作戦指揮を担う、若き軍師である。
「流れ弾のせいで、無関係な国民まで傷付けてしまいましたわ」
今回の戦いで、帝国軍が使用した新兵器である自走砲は、対アーレンツ戦で絶大なる戦果を挙げた。国防軍と情報局の司令部を砲撃で破壊し、帝国軍は勝利を得たのだ。
砲撃は無差別ではなく、破壊目標とされた施設に限定されていた。報復対象ではない無関係な国民を、戦火に巻き込むわけにはいかない。そう決めていたはずだったが、砲撃の一部は街の方まで及び、家を破壊し、死傷者まで出していた。自走砲による砲撃の狙いが、正確無比とはいかなかったためだ。
(これが、私達の始めた戦争の結果なのですわね・・・・・・)
今まで彼女が経験した戦争は、兵士と兵士が戦い合う、非戦闘員を巻き込まない綺麗な戦争だった。しかし今回の戦いは、国内までも戦場とした激戦であった。アーレンツの国民への被害は、どうやっても避けられなかったのである。
流れ弾とは言え、帝国軍が非戦闘員を攻撃したのは事実である。直接国民を狙っての被害ではないが、砲撃を受けた国民達からすれば、そんな事は関係ない。
(私達は参謀長を助けるために戦いましたわ。犠牲だって払いましたの)
彼女達は、大切な存在を救うために戦った。どんな犠牲を払いながらも、彼女達は大切なものを守るために戦ったのである。彼女達はこの戦いに、アーレンツに暮らす関係ない者達を巻き込むつもりなど、最初からなかった。しかし現実を見れば、彼女達の戦いは他者を巻き込んだ。
(でもそれは、敵と定めた人間を殺さなくては、参謀長を助けられなかった戦い。当たり前の事で、わかっていた事のはずですのに・・・・・・)
戦争とは、スポーツの試合のように、ルールやマナーなどが存在するものではない。目的のためには手段を選ばず、敵と定めたもの全てと戦い命を奪い合う、凄惨で愚かな行為なのである。その行為のために、罪のない命まで大勢失われる。彼らの命を奪う権利など、誰にもないはずなのに・・・・・・。
無関係な国民の命まで奪う必要はない。だが戦争を仕掛ける限り、関係ない人々を巻き込んでしまう。ミュセイラは今、考えても答えの出ない矛盾と向き合っていた。
(これが、本当の戦争・・・・・・)
生まれ育った国を離れ、行き場を失った彼女が辿り着いた先が、ヴァスティナ帝国であった。帝国女王と参謀長に認められ、帝国で軍師として生きようと決めた彼女は、この日初めて戦争の残酷さを知ったのである。
彼女は自分の能力を試したかった。軍師として生きようと決めた自分に、一体どれだけの力があるのか、ただ純粋に知りたかっただけだ。決して人殺しがしたかったわけではない。戦争を行なえば人が死ぬと理解していたが、覚悟の上だった。
覚悟していても、いざ目の前で戦争の悲惨さを見てしまえば、迷いが生まれるのも無理はない。彼女が戦争の現実をその眼で見るのは、これが初めてだった。
(参謀長と共に私が歩んでいく道には、この光景が続いていくんですのね)
帝国軍師として軍を指揮し、戦争を続ける限り死者は増え続ける。やがて彼女を待っているのは、戦争の度に犠牲となった死者による、屍の山。その山を築いて得たものに、一体どれほどの価値があるというのか?
ミュセイラが軍師として付き従う存在、帝国参謀長リクトビア・フローレンス。彼は戦争を求めている。
戦いを重ね、敵と定めた全てを蹂躙し、支配していく。それは帝国女王の命令でもあるが、彼の意志の結果でもある。彼は忠誠を誓う仲間達と共に、本気でこのローミリア大陸を武力統一するつもりなのだ。
武力による大陸全土の統一。軍人の一人として、その野望には心惹かれてしまう。彼が何故、大陸全土の支配を目的に行動しているのか、その理由は彼女を含めて誰も知らない。だが、ミュセイラも仲間達も、彼が本気でその野望を実現するつもりなのはわかっている。彼が本気であるが故に、心惹かれてしまうのだ。
(参謀長の野望に付き従えば、誰も成しえた事のない夢が見られますの・・・・・・)
剣と魔法の世界ローミリア大陸。未だかつて、この大陸を一人が支配できた事はない。彼と共に歩めば、それを実現できるかもしれない。
「そのせいで罪のない人々が命を落とすなんて、堪えられませんわ・・・・・」
前にミュセイラは、帝国女王に忠告された。その生き方の先で、必ず後悔するだろうと。貴様はあの男達とは違うと、そう教えられた。
あの時はその意味を理解できなかった。忠告を受けとめもしなかった。今やっと、ミュセイラはその忠告の意味を理解する。リクトビアは自分のように、この光景を悲惨だとは思わない。彼にとって大切な者達の命以外は、価値のない命なのである。
(そんな事ありませんわ!参謀長だって、私達と同じように人間なんですもの!)
彼は人殺しを楽しんでいるわけではない。戦場では狂ったように兵士を殺すが、あれは戦場で現れる恐怖心に打ち勝つためだ。ただ殺戮を楽しむだけの人間であったなら、彼のもとに仲間は集まらなかっただろう。
リクトビアはある目的のために、大陸全土統一の野望を目指している。その野望は、自身の命よりも重要で、絶対に成さねばならい。そのために彼は時に狂人となり、修羅にもなる。
(自分を殺して生きているような人ですもの。表面上では何も表さなくても、心の奥底では悲しみを覚えるはずですわ。私は、そう信じますの)
彼女は自分なりにリクトビアを信じているのだ。
武力統一を目指していると言っても、それは彼自身の欲望を満たすためではない。ならばその野望には、大きな価値があるはずである。この争い絶えない大陸を、どんな形であっても統一できれば、戦争のない平和な世界が訪れるかもしれない。そうなれば、今ミュセイラが見ているこの光景も、彼女の歩む未来には存在しないはずだ。
であるならば、リクトビアを信じて付いて行こう。彼と共に歩む未来に、新しい明日を信じて・・・・。
「信じていますわ参謀長。ですから、早く私達の元へ戻ってきて下さいまし」
彼女は天を見上げて願った。リクトビアが目を覚まし、再びヴァスティナ帝国軍を率いる、その瞬間を・・・・・・。
ローミリア大陸中央を舞台にした、ヴァスティナ帝国と中立国アーレンツの戦争が終結し、一週間の月日が流れた。アーレンツ国内へ侵攻し、国内の制圧を行なった帝国軍は、政治総本部の降伏宣言を受け入れ、戦闘を停止した。これによりアーレンツは、帝国軍の支配下に置かれたのである。
帝国軍はまず、アーレンツ国防軍と国家保安情報局を制圧し、両組織の武将解除を行なった。軍と情報局の全施設を制圧しつつ、帝国軍は数々の戦後処理に努めたのである。戦後処理の内容の中には、敵味方問わない負傷者の手当てと、戦闘による被害への対応もあった。
「自走砲の砲撃が、こんなところまで破壊していたなんて・・・・・・」
アーレンツ国内の、国民が暮らす市街地の中心部に、彼女の姿はあった。周りでは、帝国軍の部隊が瓦礫の撤去作業を行なう中、彼女は帝国軍の砲撃と思われる被害の痕を、一人眺めていた。
彼女の名は、ミュセイラ・ヴァルトハイム。帝国軍の作戦指揮を担う、若き軍師である。
「流れ弾のせいで、無関係な国民まで傷付けてしまいましたわ」
今回の戦いで、帝国軍が使用した新兵器である自走砲は、対アーレンツ戦で絶大なる戦果を挙げた。国防軍と情報局の司令部を砲撃で破壊し、帝国軍は勝利を得たのだ。
砲撃は無差別ではなく、破壊目標とされた施設に限定されていた。報復対象ではない無関係な国民を、戦火に巻き込むわけにはいかない。そう決めていたはずだったが、砲撃の一部は街の方まで及び、家を破壊し、死傷者まで出していた。自走砲による砲撃の狙いが、正確無比とはいかなかったためだ。
(これが、私達の始めた戦争の結果なのですわね・・・・・・)
今まで彼女が経験した戦争は、兵士と兵士が戦い合う、非戦闘員を巻き込まない綺麗な戦争だった。しかし今回の戦いは、国内までも戦場とした激戦であった。アーレンツの国民への被害は、どうやっても避けられなかったのである。
流れ弾とは言え、帝国軍が非戦闘員を攻撃したのは事実である。直接国民を狙っての被害ではないが、砲撃を受けた国民達からすれば、そんな事は関係ない。
(私達は参謀長を助けるために戦いましたわ。犠牲だって払いましたの)
彼女達は、大切な存在を救うために戦った。どんな犠牲を払いながらも、彼女達は大切なものを守るために戦ったのである。彼女達はこの戦いに、アーレンツに暮らす関係ない者達を巻き込むつもりなど、最初からなかった。しかし現実を見れば、彼女達の戦いは他者を巻き込んだ。
(でもそれは、敵と定めた人間を殺さなくては、参謀長を助けられなかった戦い。当たり前の事で、わかっていた事のはずですのに・・・・・・)
戦争とは、スポーツの試合のように、ルールやマナーなどが存在するものではない。目的のためには手段を選ばず、敵と定めたもの全てと戦い命を奪い合う、凄惨で愚かな行為なのである。その行為のために、罪のない命まで大勢失われる。彼らの命を奪う権利など、誰にもないはずなのに・・・・・・。
無関係な国民の命まで奪う必要はない。だが戦争を仕掛ける限り、関係ない人々を巻き込んでしまう。ミュセイラは今、考えても答えの出ない矛盾と向き合っていた。
(これが、本当の戦争・・・・・・)
生まれ育った国を離れ、行き場を失った彼女が辿り着いた先が、ヴァスティナ帝国であった。帝国女王と参謀長に認められ、帝国で軍師として生きようと決めた彼女は、この日初めて戦争の残酷さを知ったのである。
彼女は自分の能力を試したかった。軍師として生きようと決めた自分に、一体どれだけの力があるのか、ただ純粋に知りたかっただけだ。決して人殺しがしたかったわけではない。戦争を行なえば人が死ぬと理解していたが、覚悟の上だった。
覚悟していても、いざ目の前で戦争の悲惨さを見てしまえば、迷いが生まれるのも無理はない。彼女が戦争の現実をその眼で見るのは、これが初めてだった。
(参謀長と共に私が歩んでいく道には、この光景が続いていくんですのね)
帝国軍師として軍を指揮し、戦争を続ける限り死者は増え続ける。やがて彼女を待っているのは、戦争の度に犠牲となった死者による、屍の山。その山を築いて得たものに、一体どれほどの価値があるというのか?
ミュセイラが軍師として付き従う存在、帝国参謀長リクトビア・フローレンス。彼は戦争を求めている。
戦いを重ね、敵と定めた全てを蹂躙し、支配していく。それは帝国女王の命令でもあるが、彼の意志の結果でもある。彼は忠誠を誓う仲間達と共に、本気でこのローミリア大陸を武力統一するつもりなのだ。
武力による大陸全土の統一。軍人の一人として、その野望には心惹かれてしまう。彼が何故、大陸全土の支配を目的に行動しているのか、その理由は彼女を含めて誰も知らない。だが、ミュセイラも仲間達も、彼が本気でその野望を実現するつもりなのはわかっている。彼が本気であるが故に、心惹かれてしまうのだ。
(参謀長の野望に付き従えば、誰も成しえた事のない夢が見られますの・・・・・・)
剣と魔法の世界ローミリア大陸。未だかつて、この大陸を一人が支配できた事はない。彼と共に歩めば、それを実現できるかもしれない。
「そのせいで罪のない人々が命を落とすなんて、堪えられませんわ・・・・・」
前にミュセイラは、帝国女王に忠告された。その生き方の先で、必ず後悔するだろうと。貴様はあの男達とは違うと、そう教えられた。
あの時はその意味を理解できなかった。忠告を受けとめもしなかった。今やっと、ミュセイラはその忠告の意味を理解する。リクトビアは自分のように、この光景を悲惨だとは思わない。彼にとって大切な者達の命以外は、価値のない命なのである。
(そんな事ありませんわ!参謀長だって、私達と同じように人間なんですもの!)
彼は人殺しを楽しんでいるわけではない。戦場では狂ったように兵士を殺すが、あれは戦場で現れる恐怖心に打ち勝つためだ。ただ殺戮を楽しむだけの人間であったなら、彼のもとに仲間は集まらなかっただろう。
リクトビアはある目的のために、大陸全土統一の野望を目指している。その野望は、自身の命よりも重要で、絶対に成さねばならい。そのために彼は時に狂人となり、修羅にもなる。
(自分を殺して生きているような人ですもの。表面上では何も表さなくても、心の奥底では悲しみを覚えるはずですわ。私は、そう信じますの)
彼女は自分なりにリクトビアを信じているのだ。
武力統一を目指していると言っても、それは彼自身の欲望を満たすためではない。ならばその野望には、大きな価値があるはずである。この争い絶えない大陸を、どんな形であっても統一できれば、戦争のない平和な世界が訪れるかもしれない。そうなれば、今ミュセイラが見ているこの光景も、彼女の歩む未来には存在しないはずだ。
であるならば、リクトビアを信じて付いて行こう。彼と共に歩む未来に、新しい明日を信じて・・・・。
「信じていますわ参謀長。ですから、早く私達の元へ戻ってきて下さいまし」
彼女は天を見上げて願った。リクトビアが目を覚まし、再びヴァスティナ帝国軍を率いる、その瞬間を・・・・・・。
0
お気に入りに追加
277
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
会うたびに、貴方が嫌いになる【R15版】
猫子猫
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。
アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
二度目の結婚は、白いままでは
有沢真尋
恋愛
望まぬ結婚を強いられ、はるか年上の男性に嫁いだシルヴィアナ。
未亡人になってからは、これ幸いとばかりに隠遁生活を送っていたが、思いがけない縁談が舞い込む。
どうせ碌でもない相手に違いないと諦めて向かった先で待っていたのは、十歳も年下の青年で「ずっとあなたが好きだった」と熱烈に告白をしてきた。
「十年の結婚生活を送っていても、子どもができなかった私でも?」
それが実は白い結婚だったと告げられぬまま、シルヴィアナは青年を試すようなことを言ってしまう。
※妊娠・出産に関わる表現があります。
※表紙はかんたん表紙メーカーさま
【他サイトにも公開あり】
この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。
天織 みお
恋愛
「おめでとうございます。奥様はご懐妊されています」
目が覚めたらいきなり知らない老人に言われた私。どうやら私、妊娠していたらしい。
「だが!彼女と子供が出来るような心当たりは一度しかないんだぞ!!」
そして、子供を作ったイケメン王太子様との仲はあまり良くないようで――?
そこに私の元婚約者らしい隣国の王太子様とそのお妃様まで新婚旅行でやって来た!
っていうか、私ただの女子高生なんですけど、いつの間に結婚していたの?!ファーストキスすらまだなんだけど!!
っていうか、ここどこ?!
※完結まで毎日2話更新予定でしたが、3話に変更しました
※他サイトにも掲載中
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる