509 / 841
第二十九話 アーレンツ攻防戦
18
しおりを挟む
「リック様!起きて下さい、リック様!!」
ランプの明かりしかない薄暗い地下の一室に、泣き叫ぶような女性の声が響き渡る。部屋の周りには男達の死体が血を流して横たわり、部屋の中でその女性は一人、傷付いた一人の男を抱き起こし、呼びかけ続けていた。
「お願い・・・・、目を開けて・・・・・!」
彼女は何度も何度も彼の名を叫び、彼が目を覚ますのを待っている。自分がもっと早く助けに来ていればと、酷く後悔しながら・・・・・・。
彼女の名前はリンドウ。ヴァスティナ帝国のメイドにして、帝国女王最後の砦フラワー部隊の一人である。今彼女が救い出した男、帝国軍参謀長リクトビア・フローレンス救出のために、古巣であるアーレンツに潜入していた彼女は、戦闘の混乱に乗じて、ようやく彼を救う事ができたのである。
帝国軍の砲撃が始まった瞬間、リンドウは行動を開始していた。リクトビアが捕らわれているであろう、国家保安情報局特別収容所に侵入した彼女は、警備の局員などを殺しながら、彼の居場所を探し続けた。施設内の地下に入った彼女は、目に付いた敵を全て殺しまわりながら突き進み、彼が捕らわれていた部屋を探し当てたのである。
「攻撃開始まで待つんじゃなかった・・・・・!きっとこれは、あの男の仕業だ・・・・・!」
救出には成功したが、彼女が後悔しているのも無理はなかった。
リンドウがその部屋に突入し、その眼に見たものは、服はぼろぼろに破れ、体中傷だらけとなって、部屋の床で横たわる、変わり果てたリクトビアの姿だったのである。
部屋の中には、彼を拷問していたと思われる局員が四人いた。瀕死の彼を見た瞬間、一瞬で怒りが頂点に達したリンドウは、怒り狂いながらその四人をナイフで惨殺したのである。その後彼女は、横たわるリクトビアの傍に駆け寄り、両膝を床について彼の体を抱きかかえ、何度も彼の意識に呼びかけ続けた。しかしリクトビアは、彼女が何度呼びかけても目を覚まさない。
部屋の様子と、部屋の中に点在していた拷問器具。それを見た彼女は、ここでどんな拷問が行なわれたのかを、瞬時に理解した。拷問器具の中には、いくつもの注射器と薬物があり、鞭や釘などの道具も置かれていたのである。
彼はここで、薬物による自白を強要されるだけでなく、拷問器具を使って痛めつけられたのだ。体中生々しい傷跡があり、鞭を打たれたであろう傷や、手の甲には釘を打ち込まれたであろう傷もある。腕にはいくつもの注射痕が残っており、大量の薬を使われた事までわかった。
薬物と拷問によって、リクトビアは今にも死んでしまいそうなほど、生気が感じられない。手遅れになる前に救出しようと、急いで彼を助けに現れたリンドウであったが、既に彼は酷く衰弱していた。生かさず殺さず、徹底的に拷問されたのだと知ったリンドウの頬に、一筋の涙が流れ落ちる。
「ユリーシア陛下・・・・・、私は・・・リック様を守れなかった・・・・・・!」
リンドウは亡き自分の主の事を思い、彼を守れなかった己の無力さに涙を流す。自分はまた、大切な人を守る事ができないのかと、自分自身を呪った。
傷付いたリクトビアを抱きしめ、涙を流すリンドウ。彼はもう目覚めないのかと絶望していたが、奇跡は起きた。
「・・・・・・あ・・・れ・・・・?リン・・ドウ・・・さん・・・・・・?」
「!!」
かすかに聞こえたか細い声に、リンドウは驚いてリクトビアの顔を覗き込む。
彼は目を覚ました。ゆっくりと瞼を開き、リンドウの顔を見つけたリクトビアは、衰弱し切った顔でどうにか微笑みを浮かべる。その微笑みは、助けに来てくれた事への感謝と、彼女を安心させようという優しさであった。
「まさか・・・・、リンドウ・・・さんが・・・・・・助けに・・来てくれるなんて・・・・・・・」
「リック様!!」
大粒の涙を流し、顔をくしゃくしゃにして泣き叫ぶリンドウは、嬉しさのあまり彼を強く抱きしめた。リクトビアを抱きしめたまま、嗚咽を漏らして泣き続ける彼女に、彼は何も言わず、右手で彼女の頭を撫でる。
「申し訳ありません・・・・・!私が・・・、もっと早く助けに来ていれば・・・・・・!」
「リンドウさんの・・・・・せいじゃない・・・・・。悪いのは・・・・全部俺だから・・・・・・」
「皆・・・・・貴方を助けるために戦っています・・・・!貴方が生きていてくれて、本当に良かった・・・・・!!」
心の底から彼の無事を喜ぶリンドウ。リックは彼女に多大な迷惑をかけてしまったと、内心そう思いながら自分の体を彼女に委ねた。右手は何とか動かせたが、薬と拷問のせいで、自分の体を動かす事ができなかったのである。
泣き止んだ彼女は、自分で立ち上がる事すら叶わない彼の体を抱きかかえ、ここから移動するべく立ち上がった。救出に成功したリクトビアを、彼女は一人で抱えて運んでいかなければならないが、ここは敵地の中であり、ぐずぐずしていると、リクトビア奪還を阻止するべく敵が現れるだろう。その前に急いでこの施設から抜け出し、帝国軍と合流しなければならない。
ここにいては危険だが、それ以上に、彼には急いで治療が必要なのである。体の怪我は勿論の事だが、短期間の間に大量の薬物を注射されている。幻覚を見るや身体の異常など、既に薬の副作用による症状が出ているだろうが、このままでは後遺症が残るかもしれない。一刻も早い治療が、彼には必要なのだ。
「急いでここを出ましょう!ヴィヴィアンヌがいない今なら、すぐに帝国軍と合流できます!」
「ヴィヴィ・・・・アンヌ・・・・・・?」
リクトビア奪還において、リンドウが最も恐れていたのは、彼を攫った最強の敵、情報局の番犬ヴィヴィアンヌ・アイゼンリーゼとの遭遇であった。彼を救出する上で最大の障害となる相手だと、そう考えていたリンドウだったが、運のいい事に彼女は今ここにはいない。この隙に彼女は、リクトビアをここから連れ出すつもりなのだ。
「待って・・・・・・、リンドウさん・・・・・・・」
だが、リクトビアは彼女を呼び止めた。肩を抱えられながら、どうにか立ち上がっている彼は、リンドウを呼び止めその場に立ち止まる。
リンドウが呼んだ名前、ヴィヴィアンヌ。その名前は彼の脳裏を駆け抜け、彼女と初めて出会った時から、彼女の顔を見た最後の瞬間までの記憶が、次々と呼び起こされた。
「まだ・・・・やることが・・・・残ってる・・・・・・・」
「えっ・・・・・?」
満足に体を動かす事もできないリクトビア。しかし彼の眼は、まだ生きている。
その眼は、一秒でも早く助かりたいと願う人間の眼ではなく、覚悟を決め、戦いへと赴こうとする戦士の眼であった。
「リンドウさん・・・・・・、お願いが・・・あります・・・・」
ランプの明かりしかない薄暗い地下の一室に、泣き叫ぶような女性の声が響き渡る。部屋の周りには男達の死体が血を流して横たわり、部屋の中でその女性は一人、傷付いた一人の男を抱き起こし、呼びかけ続けていた。
「お願い・・・・、目を開けて・・・・・!」
彼女は何度も何度も彼の名を叫び、彼が目を覚ますのを待っている。自分がもっと早く助けに来ていればと、酷く後悔しながら・・・・・・。
彼女の名前はリンドウ。ヴァスティナ帝国のメイドにして、帝国女王最後の砦フラワー部隊の一人である。今彼女が救い出した男、帝国軍参謀長リクトビア・フローレンス救出のために、古巣であるアーレンツに潜入していた彼女は、戦闘の混乱に乗じて、ようやく彼を救う事ができたのである。
帝国軍の砲撃が始まった瞬間、リンドウは行動を開始していた。リクトビアが捕らわれているであろう、国家保安情報局特別収容所に侵入した彼女は、警備の局員などを殺しながら、彼の居場所を探し続けた。施設内の地下に入った彼女は、目に付いた敵を全て殺しまわりながら突き進み、彼が捕らわれていた部屋を探し当てたのである。
「攻撃開始まで待つんじゃなかった・・・・・!きっとこれは、あの男の仕業だ・・・・・!」
救出には成功したが、彼女が後悔しているのも無理はなかった。
リンドウがその部屋に突入し、その眼に見たものは、服はぼろぼろに破れ、体中傷だらけとなって、部屋の床で横たわる、変わり果てたリクトビアの姿だったのである。
部屋の中には、彼を拷問していたと思われる局員が四人いた。瀕死の彼を見た瞬間、一瞬で怒りが頂点に達したリンドウは、怒り狂いながらその四人をナイフで惨殺したのである。その後彼女は、横たわるリクトビアの傍に駆け寄り、両膝を床について彼の体を抱きかかえ、何度も彼の意識に呼びかけ続けた。しかしリクトビアは、彼女が何度呼びかけても目を覚まさない。
部屋の様子と、部屋の中に点在していた拷問器具。それを見た彼女は、ここでどんな拷問が行なわれたのかを、瞬時に理解した。拷問器具の中には、いくつもの注射器と薬物があり、鞭や釘などの道具も置かれていたのである。
彼はここで、薬物による自白を強要されるだけでなく、拷問器具を使って痛めつけられたのだ。体中生々しい傷跡があり、鞭を打たれたであろう傷や、手の甲には釘を打ち込まれたであろう傷もある。腕にはいくつもの注射痕が残っており、大量の薬を使われた事までわかった。
薬物と拷問によって、リクトビアは今にも死んでしまいそうなほど、生気が感じられない。手遅れになる前に救出しようと、急いで彼を助けに現れたリンドウであったが、既に彼は酷く衰弱していた。生かさず殺さず、徹底的に拷問されたのだと知ったリンドウの頬に、一筋の涙が流れ落ちる。
「ユリーシア陛下・・・・・、私は・・・リック様を守れなかった・・・・・・!」
リンドウは亡き自分の主の事を思い、彼を守れなかった己の無力さに涙を流す。自分はまた、大切な人を守る事ができないのかと、自分自身を呪った。
傷付いたリクトビアを抱きしめ、涙を流すリンドウ。彼はもう目覚めないのかと絶望していたが、奇跡は起きた。
「・・・・・・あ・・・れ・・・・?リン・・ドウ・・・さん・・・・・・?」
「!!」
かすかに聞こえたか細い声に、リンドウは驚いてリクトビアの顔を覗き込む。
彼は目を覚ました。ゆっくりと瞼を開き、リンドウの顔を見つけたリクトビアは、衰弱し切った顔でどうにか微笑みを浮かべる。その微笑みは、助けに来てくれた事への感謝と、彼女を安心させようという優しさであった。
「まさか・・・・、リンドウ・・・さんが・・・・・・助けに・・来てくれるなんて・・・・・・・」
「リック様!!」
大粒の涙を流し、顔をくしゃくしゃにして泣き叫ぶリンドウは、嬉しさのあまり彼を強く抱きしめた。リクトビアを抱きしめたまま、嗚咽を漏らして泣き続ける彼女に、彼は何も言わず、右手で彼女の頭を撫でる。
「申し訳ありません・・・・・!私が・・・、もっと早く助けに来ていれば・・・・・・!」
「リンドウさんの・・・・・せいじゃない・・・・・。悪いのは・・・・全部俺だから・・・・・・」
「皆・・・・・貴方を助けるために戦っています・・・・!貴方が生きていてくれて、本当に良かった・・・・・!!」
心の底から彼の無事を喜ぶリンドウ。リックは彼女に多大な迷惑をかけてしまったと、内心そう思いながら自分の体を彼女に委ねた。右手は何とか動かせたが、薬と拷問のせいで、自分の体を動かす事ができなかったのである。
泣き止んだ彼女は、自分で立ち上がる事すら叶わない彼の体を抱きかかえ、ここから移動するべく立ち上がった。救出に成功したリクトビアを、彼女は一人で抱えて運んでいかなければならないが、ここは敵地の中であり、ぐずぐずしていると、リクトビア奪還を阻止するべく敵が現れるだろう。その前に急いでこの施設から抜け出し、帝国軍と合流しなければならない。
ここにいては危険だが、それ以上に、彼には急いで治療が必要なのである。体の怪我は勿論の事だが、短期間の間に大量の薬物を注射されている。幻覚を見るや身体の異常など、既に薬の副作用による症状が出ているだろうが、このままでは後遺症が残るかもしれない。一刻も早い治療が、彼には必要なのだ。
「急いでここを出ましょう!ヴィヴィアンヌがいない今なら、すぐに帝国軍と合流できます!」
「ヴィヴィ・・・・アンヌ・・・・・・?」
リクトビア奪還において、リンドウが最も恐れていたのは、彼を攫った最強の敵、情報局の番犬ヴィヴィアンヌ・アイゼンリーゼとの遭遇であった。彼を救出する上で最大の障害となる相手だと、そう考えていたリンドウだったが、運のいい事に彼女は今ここにはいない。この隙に彼女は、リクトビアをここから連れ出すつもりなのだ。
「待って・・・・・・、リンドウさん・・・・・・・」
だが、リクトビアは彼女を呼び止めた。肩を抱えられながら、どうにか立ち上がっている彼は、リンドウを呼び止めその場に立ち止まる。
リンドウが呼んだ名前、ヴィヴィアンヌ。その名前は彼の脳裏を駆け抜け、彼女と初めて出会った時から、彼女の顔を見た最後の瞬間までの記憶が、次々と呼び起こされた。
「まだ・・・・やることが・・・・残ってる・・・・・・・」
「えっ・・・・・?」
満足に体を動かす事もできないリクトビア。しかし彼の眼は、まだ生きている。
その眼は、一秒でも早く助かりたいと願う人間の眼ではなく、覚悟を決め、戦いへと赴こうとする戦士の眼であった。
「リンドウさん・・・・・・、お願いが・・・あります・・・・」
0
お気に入りに追加
277
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
会うたびに、貴方が嫌いになる【R15版】
猫子猫
恋愛
長身の王女レオーネは、侯爵家令息のアリエスに会うたびに惹かれた。だが、守り役に徹している彼が応えてくれたことはない。彼女が聖獣の力を持つために発情期を迎えた時も、身体を差し出して鎮めてくれこそしたが、その後も変わらず塩対応だ。悩むレオーネは、彼が自分とは正反対の可愛らしい令嬢と親しくしているのを目撃してしまう。優しく笑いかけ、「小さい方が良い」と褒めているのも聞いた。失恋という現実を受け入れるしかなかったレオーネは、二人の妨げになるまいと決意した。
アリエスは嫌そうに自分を遠ざけ始めたレオーネに、動揺を隠せなくなった。彼女が演技などではなく、本気でそう思っていると分かったからだ。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
二度目の結婚は、白いままでは
有沢真尋
恋愛
望まぬ結婚を強いられ、はるか年上の男性に嫁いだシルヴィアナ。
未亡人になってからは、これ幸いとばかりに隠遁生活を送っていたが、思いがけない縁談が舞い込む。
どうせ碌でもない相手に違いないと諦めて向かった先で待っていたのは、十歳も年下の青年で「ずっとあなたが好きだった」と熱烈に告白をしてきた。
「十年の結婚生活を送っていても、子どもができなかった私でも?」
それが実は白い結婚だったと告げられぬまま、シルヴィアナは青年を試すようなことを言ってしまう。
※妊娠・出産に関わる表現があります。
※表紙はかんたん表紙メーカーさま
【他サイトにも公開あり】
この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。
天織 みお
恋愛
「おめでとうございます。奥様はご懐妊されています」
目が覚めたらいきなり知らない老人に言われた私。どうやら私、妊娠していたらしい。
「だが!彼女と子供が出来るような心当たりは一度しかないんだぞ!!」
そして、子供を作ったイケメン王太子様との仲はあまり良くないようで――?
そこに私の元婚約者らしい隣国の王太子様とそのお妃様まで新婚旅行でやって来た!
っていうか、私ただの女子高生なんですけど、いつの間に結婚していたの?!ファーストキスすらまだなんだけど!!
っていうか、ここどこ?!
※完結まで毎日2話更新予定でしたが、3話に変更しました
※他サイトにも掲載中
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ
壬黎ハルキ
ファンタジー
それは、少年が高校を卒業した直後のことだった。
幼なじみでお嬢様な少女から、夕暮れの公園のど真ん中で叫ばれた。
「知らない御曹司と結婚するなんて絶対イヤ! このまま世界の果てまで逃げたいわ!」
泣きじゃくる彼女に、彼は言った。
「俺、これから異世界に移住するんだけど、良かったら一緒に来る?」
「行くわ! ついでに私の全部をアンタにあげる! 一生大事にしなさいよね!」
そんな感じで駆け落ちした二人が、異世界でのんびりと暮らしていく物語。
※2019年10月、完結しました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる