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第二十九話 アーレンツ攻防戦
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長門宗一郎。
屑で下衆で、無力で馬鹿な男の名・・・・・・。それが昔の俺の名前だ。
「・・・・・・俺にはまだ、守らなきゃならない人がいる」
「だから、お前には無理だって-------」
「関係ない。俺には彼女との約束がある」
真っ暗な闇の中、俺の記憶を映し出す謎のテレビと、もう一人の俺がいる空間。俺はもう一人の俺、長門宗一郎の言葉に逆らった。
こいつは俺に、甘い言葉を囁き続けている。全てを諦めてしまえば、お前はこの苦しみから解放されると言いたいのだ。
そう、これは俺が見ている夢だ。夢から覚めれば、きっとまた俺は、悲鳴を上げたくなる苦痛を味わう事になるだろう。宗一郎は、俺をその苦痛から解放できる術を知っている。その術とは、俺の守るべきもの全てを見捨て、俺の敵達に何もかもを話してしまう事だ。洗いざらい全部教えてしまえば、俺は痛みや苦しみからも解放されるだろう。
でも、そんな事をするくらいだったら、自分の頭を銃で撃ち抜いた方が、よっぽど気分がいい。
「約束か・・・・・。ユリーシアとのあの約束がそんなに大事か?」
「当たり前だ。俺はあの約束を果たすために大陸全土を支配すると、そう決めたんだ」
「大陸全土の武力統一か・・・・・・。ユリーシアはそう望んだが、アンジェリカはどうなんだ?彼女もそれを望むと思うのか?」
望まないだろうさ。分かり切っている事を、こいつは俺に問いかける。
今更惑わそうとするな。俺はユリーシアと約束したんだ。アンジェリカが望まなかったとしても、関係ない。俺は彼女との約束を果たし、アンジェリカを守る。そう誓ったんだ。
「アンジェリカに憎まれてもいい。許して貰おうなんて思ってないからな」
「救われないな、お前は・・・・・・・・・・」
「悪いが俺は、お前と違ってもう救われてるんだよ」
宗一郎と俺は違う。宗一郎は、世の中に、人間に、そして自分自身にも絶望してしまった、弱く幼く最低の人間だ。でも俺は、ユリーシアやメシア、そして多くのかけがえのない仲間達のお陰で、光を見つけた。その光に、俺は救われた。
彼女達は俺に、生きる意味と、愛する者達と、幸福な時間と、希望の光を与えてくれた。お前に必要だった全てのものをくれた彼女達のお陰で、俺は救われたんだよ、宗一郎・・・・・。
「・・・・・・・どうしても行くのか?」
「ああ。そろそろ目を覚まさないと、皆に迷惑かかっちゃうしな」
「起きたところで、お前は今も捕まったままなんだぜ?どうやって助かる気だよ?」
「・・・・・・考えてなかった」
「はあ・・・・・、起きるつもりならせめてそれ考えとけよ」
自分自身にそう注意されると、やはり腹が立つ。言われなくても考えるつもりはあるんだよ。ただちょっとばかし忘れてただけであって・・・・・。
「心配するな。どうせお前の仲間達が助けに来てくれるさ」
「えっ・・・・・?」
「お前、仲間達に救出のためのヒント残したじゃねぇか。勘の良いリリカやエミリオなら、それに気付いてもう行動してるはずだろ?」
癪に障るが、宗一郎の言う通りだ。エミリオの事だから、派手に陽動でも起こした隙に、密かに救出部隊でも送り込んでいるかもしれない。もしかしたら、助けはすぐそこまで来ているのかもしれない。
じゃあやっぱり、そろそろ起きる時間だな。救出が来て助かったら、また帝国のために戦うとするか。
大切な仲間達と一緒に戦場を駆け回って、この大陸全土を支配してやる。アーレンツだろうがジエーデルだろうが関係ない。俺の前に立ち塞がる奴らは、全員仲良く皆殺しだ。果てしない屍の山を築こうが、自分の手を真っ赤な血で染め上げようが、狂犬と呼ばれて恐れられようが、全部知った事か。
アンジェリカ・・・・・。俺は、ユリーシアとの約束を果たすために、必ずお前を守って見せる。今度こそ、絶対に・・・・・・。
「何で今更、お前が俺の前に現れたのか・・・・・・、やっとわかった」
「・・・・・・」
「まさか、俺が一番憎んでるお前なんかに激励されるなんてな。どういう風の吹き回しだよ?」
未だに迷いを持つ俺に、お前は説教しに来たんだろ?そのためにわざと挑発して、俺を苛立たせて、忘れちゃいけない事を思い出させた。迷ってばっかでウジウジしてばっかの俺には、丁度いい薬になったよ。
とは言っても、どうせ俺の事だ・・・・・・。また迷ったりするだろうし、後悔だってするだろうさ。せっかく激励しに来てもらったのに悪いな。まあ、俺を奮い立たせるために現れてくれた事には、一応感謝しといてやる。
「別に、激励なんかしに来たわけじゃない。暇だったし、この世界で一番不幸なのは自分だっていう顔した奴がいたから揶揄いに来ただけだ」
「何言ってんだ。それ、お前の事だろ?」
やっぱり俺は、お前が嫌いだ。見てるだけで苛々するし、絶対に許せない。お前は今の俺にとって、不必要な俺の弱さだ。
だから俺は、お前を殺す・・・・・。
「・・・・・・お前とも、そろそろお別れするか」
ここは夢の中。自分の記憶の中にあるものが生み出せる世界。きっとそのせいでテレビなんかがあるんだ。
想像すれば何でも生み出せる。自分の記憶にあるものならば、何だってできる。だから俺は、自分の愛銃を右手に生み出した。俺は銃のグリップを右手でしっかり握って、その銃口を奴に向ける。
「悪いが、今度こそさよならだ。お前をちゃんと殺して、今度こそ俺はリクトビアになってやる」
「・・・・・・本当に、それでいいんだな?」
「二度も言わすな。それでいい・・・・・・、それがいいに決まってるだろ」
リクトビア・フローレンス。この名は、ユリーシアが俺に願いを込めて託したものだ。もう長門宗一郎なんかに未練はないし、この名を胸に刻み付けて生きていきたいんだ。
「やれやれ・・・・・。リクトビアになってからお前、うざいくらいに生き生きしやがって」
「羨ましいだろ?」
「当たり前だろうが。だから俺はお前が嫌いなんだよ」
口ではそう言いながらも、宗一郎は笑っている。釣られて俺も笑ってしまった。同じ顔した同一人物同士で、一体何やってんだろうなって、今更思って笑っちゃたよ。
お前と話せて良かった・・・・・・・とは思わない。ただ、この手でちゃんとお前を殺す事ができるのは、正直嬉しい。嫌いな自分自身の始末は、こうして面と向かってやりたかったから。
「じゃあな、リック・・・・・・」
「じゃあな・・・・・・・、宗一郎」
躊躇などしない。俺は奴に向けて、愛銃の引き金を引いた・・・・・・・。
屑で下衆で、無力で馬鹿な男の名・・・・・・。それが昔の俺の名前だ。
「・・・・・・俺にはまだ、守らなきゃならない人がいる」
「だから、お前には無理だって-------」
「関係ない。俺には彼女との約束がある」
真っ暗な闇の中、俺の記憶を映し出す謎のテレビと、もう一人の俺がいる空間。俺はもう一人の俺、長門宗一郎の言葉に逆らった。
こいつは俺に、甘い言葉を囁き続けている。全てを諦めてしまえば、お前はこの苦しみから解放されると言いたいのだ。
そう、これは俺が見ている夢だ。夢から覚めれば、きっとまた俺は、悲鳴を上げたくなる苦痛を味わう事になるだろう。宗一郎は、俺をその苦痛から解放できる術を知っている。その術とは、俺の守るべきもの全てを見捨て、俺の敵達に何もかもを話してしまう事だ。洗いざらい全部教えてしまえば、俺は痛みや苦しみからも解放されるだろう。
でも、そんな事をするくらいだったら、自分の頭を銃で撃ち抜いた方が、よっぽど気分がいい。
「約束か・・・・・。ユリーシアとのあの約束がそんなに大事か?」
「当たり前だ。俺はあの約束を果たすために大陸全土を支配すると、そう決めたんだ」
「大陸全土の武力統一か・・・・・・。ユリーシアはそう望んだが、アンジェリカはどうなんだ?彼女もそれを望むと思うのか?」
望まないだろうさ。分かり切っている事を、こいつは俺に問いかける。
今更惑わそうとするな。俺はユリーシアと約束したんだ。アンジェリカが望まなかったとしても、関係ない。俺は彼女との約束を果たし、アンジェリカを守る。そう誓ったんだ。
「アンジェリカに憎まれてもいい。許して貰おうなんて思ってないからな」
「救われないな、お前は・・・・・・・・・・」
「悪いが俺は、お前と違ってもう救われてるんだよ」
宗一郎と俺は違う。宗一郎は、世の中に、人間に、そして自分自身にも絶望してしまった、弱く幼く最低の人間だ。でも俺は、ユリーシアやメシア、そして多くのかけがえのない仲間達のお陰で、光を見つけた。その光に、俺は救われた。
彼女達は俺に、生きる意味と、愛する者達と、幸福な時間と、希望の光を与えてくれた。お前に必要だった全てのものをくれた彼女達のお陰で、俺は救われたんだよ、宗一郎・・・・・。
「・・・・・・・どうしても行くのか?」
「ああ。そろそろ目を覚まさないと、皆に迷惑かかっちゃうしな」
「起きたところで、お前は今も捕まったままなんだぜ?どうやって助かる気だよ?」
「・・・・・・考えてなかった」
「はあ・・・・・、起きるつもりならせめてそれ考えとけよ」
自分自身にそう注意されると、やはり腹が立つ。言われなくても考えるつもりはあるんだよ。ただちょっとばかし忘れてただけであって・・・・・。
「心配するな。どうせお前の仲間達が助けに来てくれるさ」
「えっ・・・・・?」
「お前、仲間達に救出のためのヒント残したじゃねぇか。勘の良いリリカやエミリオなら、それに気付いてもう行動してるはずだろ?」
癪に障るが、宗一郎の言う通りだ。エミリオの事だから、派手に陽動でも起こした隙に、密かに救出部隊でも送り込んでいるかもしれない。もしかしたら、助けはすぐそこまで来ているのかもしれない。
じゃあやっぱり、そろそろ起きる時間だな。救出が来て助かったら、また帝国のために戦うとするか。
大切な仲間達と一緒に戦場を駆け回って、この大陸全土を支配してやる。アーレンツだろうがジエーデルだろうが関係ない。俺の前に立ち塞がる奴らは、全員仲良く皆殺しだ。果てしない屍の山を築こうが、自分の手を真っ赤な血で染め上げようが、狂犬と呼ばれて恐れられようが、全部知った事か。
アンジェリカ・・・・・。俺は、ユリーシアとの約束を果たすために、必ずお前を守って見せる。今度こそ、絶対に・・・・・・。
「何で今更、お前が俺の前に現れたのか・・・・・・、やっとわかった」
「・・・・・・」
「まさか、俺が一番憎んでるお前なんかに激励されるなんてな。どういう風の吹き回しだよ?」
未だに迷いを持つ俺に、お前は説教しに来たんだろ?そのためにわざと挑発して、俺を苛立たせて、忘れちゃいけない事を思い出させた。迷ってばっかでウジウジしてばっかの俺には、丁度いい薬になったよ。
とは言っても、どうせ俺の事だ・・・・・・。また迷ったりするだろうし、後悔だってするだろうさ。せっかく激励しに来てもらったのに悪いな。まあ、俺を奮い立たせるために現れてくれた事には、一応感謝しといてやる。
「別に、激励なんかしに来たわけじゃない。暇だったし、この世界で一番不幸なのは自分だっていう顔した奴がいたから揶揄いに来ただけだ」
「何言ってんだ。それ、お前の事だろ?」
やっぱり俺は、お前が嫌いだ。見てるだけで苛々するし、絶対に許せない。お前は今の俺にとって、不必要な俺の弱さだ。
だから俺は、お前を殺す・・・・・。
「・・・・・・お前とも、そろそろお別れするか」
ここは夢の中。自分の記憶の中にあるものが生み出せる世界。きっとそのせいでテレビなんかがあるんだ。
想像すれば何でも生み出せる。自分の記憶にあるものならば、何だってできる。だから俺は、自分の愛銃を右手に生み出した。俺は銃のグリップを右手でしっかり握って、その銃口を奴に向ける。
「悪いが、今度こそさよならだ。お前をちゃんと殺して、今度こそ俺はリクトビアになってやる」
「・・・・・・本当に、それでいいんだな?」
「二度も言わすな。それでいい・・・・・・、それがいいに決まってるだろ」
リクトビア・フローレンス。この名は、ユリーシアが俺に願いを込めて託したものだ。もう長門宗一郎なんかに未練はないし、この名を胸に刻み付けて生きていきたいんだ。
「やれやれ・・・・・。リクトビアになってからお前、うざいくらいに生き生きしやがって」
「羨ましいだろ?」
「当たり前だろうが。だから俺はお前が嫌いなんだよ」
口ではそう言いながらも、宗一郎は笑っている。釣られて俺も笑ってしまった。同じ顔した同一人物同士で、一体何やってんだろうなって、今更思って笑っちゃたよ。
お前と話せて良かった・・・・・・・とは思わない。ただ、この手でちゃんとお前を殺す事ができるのは、正直嬉しい。嫌いな自分自身の始末は、こうして面と向かってやりたかったから。
「じゃあな、リック・・・・・・」
「じゃあな・・・・・・・、宗一郎」
躊躇などしない。俺は奴に向けて、愛銃の引き金を引いた・・・・・・・。
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