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春一番4
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暫く待っていると、国重さんがタオルを持って戻ってきた。受け取ろうと手を出せば、国重さんが不思議な顔をする。
「あの。ひーちゃん、タオルを・・・」
貸して下さい。と言おうとしたら、布団を捲り足首を持ち上げられた。
「ぎゃあ!」
国重さんの目の前でご開帳されたソコに程よく温まったタオルを押し当てられる。
「コレは男の役目でしょ。千歳はなすがままされるままにしていたらいいよ。」
「役目とか、そういう問題じゃなくて、私が恥ずかしいんですっっ」
どちらのものとも言えない体液が太股にまで及んでいて、それをタオルで国重さんが拭う。
「もっと恥ずかしい事、したのに?」
にやり、と悪い笑みを浮かべ、べたついた太股を拭い終わったさらりとした太股に国重さんが歯を立てる。恥ずかしくて、返す言葉もみつからなくて、ぱくぱくと口を動かしていたら、国重さんの表情が一変していつもの笑い顔になった。
「顔真っ赤。タオルで拭っても気持ち悪いと思うから、シャワーに行っといで。ドアが開いているところがお風呂だから。」
そう言うと、大きいバスタオルで私の身体を包んだ。きっと、蒸しタオルを作るときに一緒に持ってきたんだろう。国重さんがご開帳されているソコから退いた。
寝室に残った国重さんに見送られて私は廊下を歩いてお風呂場へ向かう。歩くたびに引き攣れる痛みがピリっ、ピリっとはしり、また受け入れたそこにはまだ国重さんのモノが入っているような感覚になる。脚は閉じているのに、がに股になっているような・・・。これが、脱処女ですか・・・。
男の人に抱かれるってあんなに気持ちいいものなんだね。いや、痛かったけど!でも、人の重みも自分のじゃない体温もあんなに心地いいとは知らなかった。
女の子とばかりいたから知らなかったけど、男の人の身体って固いのね。体は固いのに、唇はフニフニの柔らかさで・・・。暖かいシャワーを浴びながら、昨夜とさっきのことを思い出していたら、脱衣所に通じるドアを叩かれた。
「千歳~?起きてる?」
「おっ、起きてます!!」
「なんだ。返事が無かったら一緒に入ろうと思ったのに残念。シャンプーとか、気にせず使っていいから。あと、バスローブ置いとくから。下着の代わりに使って。」
ドアがコンコンと叩かれて、外が静かになった。
・・・・あんなことしておいて、私どんな顔して国重さんのとこに出て行けばいいのっ?!あんな、組んず解れつしたあとにッッッッ 買った雑誌を読んでおけば良かったよぉぉぉぉぉぉ!!!
二十分後、洗面室には寝室で包まれたバスタオルではなくて、新しいバスタオルが用意してあって、隣にはバスローブも用意されてあった。なんだっけ・・・・下着の代わりって言ってたけど・・・下着・・下着?!私の下着どこいった??!!
恐る恐るリビングを覗けば、国重さんがいて早朝のニュースを見ていた。
「あの、ひーちゃん?私の下着はどこでしょうか・・・」
「おかえり。さっぱりした?」
「あ、はい。シャワー先にありがとうございました。で、私の・・」
「洗濯中。だから、そのローブのままね。まだ時間も早いし、少し寝るといいよ。」
おいでおいでと手招きをされてソファに座る国重さんに近付く。濡れた髪に、国重さんの長い指が絡まる。
「ドライヤー使ってよかったのに。」
「人様のお家で、勝手に戸棚を空けるのはちょっと・・・」
「・・・千歳はいい子だね~。」
手を引かれて連れて行かれたのは、つい先ほどまでいた寝室。あれ、なんか違うと考えていると同時に国重さんがドライヤーを持ってベッドの端に座った。なんだろう。何が違うの?と国重さんが座っているベッドを見ると乱れたシーツではなくてパリっとしたシーツに代わっていた。私がシャワーを浴びている間に代えたのだと思うと顔に血が集まるのが分かった。
「襲わないから安心して。髪、乾かしてあげるからおいで。」
そう言うと、国重さんの前のスペースをぽすんぽすんと叩かれる。そこに座れっていうことなんですかね?おずおずと背中を向けて座ると、肩に掛けていたタオルで優しく髪を挟んで水分を吸い取っていく。
「リビングだとコンセントの位置が悪くてね。壁からのコンセントで延長コード使えばいいんだけど、コードが見えるとなんか嫌でね。」
少量の毛束をとっては優しくタオルで水分を吸い取っていく手が気持ちよくて、つい目を閉じてしまう。
「わかります。コードが見えているとそれだけで散らかっているような見え方するんですよね。私の部屋もなるべくコードを隠すようにしています。」
大体の水分が取りおわったのか、ドライヤーの暖かい空気が首筋を撫でる。生え際から乾かして、真ん中、毛先へと優しく手櫛で乾かしていくのが気持ちいいこと。うっとりと目を閉じているとカチっと音がする。そうすると先ほどまで当たっていたドライヤーの風が先ほどより弱くなった分暖かさが増した。手櫛から櫛に代わってゆっくりと櫛に沿わせて風を当てている。
「千歳の髪は綺麗だね。」
「そうですか?特になにもしてないですよ。」
半分夢心地で目を閉じたまま答える。美容室でも乾かして貰うけど、全然気持ちよさが違うのはなんでだろう。ああ、きもちいい~!
カチっ。暖かい風が冷たい風に代わってうっとり気分から少しだけ目が覚める。櫛からまた手櫛になって地肌が涼しくなった。
櫛もいいけど、大きな手で撫でられるのが好きだなぁ~。と思っていると首ががくんと前におちた。慌てて首を元の位置に戻すけど、今度は後ろに首が反る。
「千歳、もうちょっとだけ起きてて。ちゃんと冷まさないと、寝癖になるよ。」
くすくす笑う国重さんの声も気持ちよくて、もっと撫でて貰いたくて頑張って首の位置を固定していたけど、気持ちよさには勝てなかった。
そっと横たえさせられて、おやすみって国重さんが言うのが聞こえた気がした。
「あの。ひーちゃん、タオルを・・・」
貸して下さい。と言おうとしたら、布団を捲り足首を持ち上げられた。
「ぎゃあ!」
国重さんの目の前でご開帳されたソコに程よく温まったタオルを押し当てられる。
「コレは男の役目でしょ。千歳はなすがままされるままにしていたらいいよ。」
「役目とか、そういう問題じゃなくて、私が恥ずかしいんですっっ」
どちらのものとも言えない体液が太股にまで及んでいて、それをタオルで国重さんが拭う。
「もっと恥ずかしい事、したのに?」
にやり、と悪い笑みを浮かべ、べたついた太股を拭い終わったさらりとした太股に国重さんが歯を立てる。恥ずかしくて、返す言葉もみつからなくて、ぱくぱくと口を動かしていたら、国重さんの表情が一変していつもの笑い顔になった。
「顔真っ赤。タオルで拭っても気持ち悪いと思うから、シャワーに行っといで。ドアが開いているところがお風呂だから。」
そう言うと、大きいバスタオルで私の身体を包んだ。きっと、蒸しタオルを作るときに一緒に持ってきたんだろう。国重さんがご開帳されているソコから退いた。
寝室に残った国重さんに見送られて私は廊下を歩いてお風呂場へ向かう。歩くたびに引き攣れる痛みがピリっ、ピリっとはしり、また受け入れたそこにはまだ国重さんのモノが入っているような感覚になる。脚は閉じているのに、がに股になっているような・・・。これが、脱処女ですか・・・。
男の人に抱かれるってあんなに気持ちいいものなんだね。いや、痛かったけど!でも、人の重みも自分のじゃない体温もあんなに心地いいとは知らなかった。
女の子とばかりいたから知らなかったけど、男の人の身体って固いのね。体は固いのに、唇はフニフニの柔らかさで・・・。暖かいシャワーを浴びながら、昨夜とさっきのことを思い出していたら、脱衣所に通じるドアを叩かれた。
「千歳~?起きてる?」
「おっ、起きてます!!」
「なんだ。返事が無かったら一緒に入ろうと思ったのに残念。シャンプーとか、気にせず使っていいから。あと、バスローブ置いとくから。下着の代わりに使って。」
ドアがコンコンと叩かれて、外が静かになった。
・・・・あんなことしておいて、私どんな顔して国重さんのとこに出て行けばいいのっ?!あんな、組んず解れつしたあとにッッッッ 買った雑誌を読んでおけば良かったよぉぉぉぉぉぉ!!!
二十分後、洗面室には寝室で包まれたバスタオルではなくて、新しいバスタオルが用意してあって、隣にはバスローブも用意されてあった。なんだっけ・・・・下着の代わりって言ってたけど・・・下着・・下着?!私の下着どこいった??!!
恐る恐るリビングを覗けば、国重さんがいて早朝のニュースを見ていた。
「あの、ひーちゃん?私の下着はどこでしょうか・・・」
「おかえり。さっぱりした?」
「あ、はい。シャワー先にありがとうございました。で、私の・・」
「洗濯中。だから、そのローブのままね。まだ時間も早いし、少し寝るといいよ。」
おいでおいでと手招きをされてソファに座る国重さんに近付く。濡れた髪に、国重さんの長い指が絡まる。
「ドライヤー使ってよかったのに。」
「人様のお家で、勝手に戸棚を空けるのはちょっと・・・」
「・・・千歳はいい子だね~。」
手を引かれて連れて行かれたのは、つい先ほどまでいた寝室。あれ、なんか違うと考えていると同時に国重さんがドライヤーを持ってベッドの端に座った。なんだろう。何が違うの?と国重さんが座っているベッドを見ると乱れたシーツではなくてパリっとしたシーツに代わっていた。私がシャワーを浴びている間に代えたのだと思うと顔に血が集まるのが分かった。
「襲わないから安心して。髪、乾かしてあげるからおいで。」
そう言うと、国重さんの前のスペースをぽすんぽすんと叩かれる。そこに座れっていうことなんですかね?おずおずと背中を向けて座ると、肩に掛けていたタオルで優しく髪を挟んで水分を吸い取っていく。
「リビングだとコンセントの位置が悪くてね。壁からのコンセントで延長コード使えばいいんだけど、コードが見えるとなんか嫌でね。」
少量の毛束をとっては優しくタオルで水分を吸い取っていく手が気持ちよくて、つい目を閉じてしまう。
「わかります。コードが見えているとそれだけで散らかっているような見え方するんですよね。私の部屋もなるべくコードを隠すようにしています。」
大体の水分が取りおわったのか、ドライヤーの暖かい空気が首筋を撫でる。生え際から乾かして、真ん中、毛先へと優しく手櫛で乾かしていくのが気持ちいいこと。うっとりと目を閉じているとカチっと音がする。そうすると先ほどまで当たっていたドライヤーの風が先ほどより弱くなった分暖かさが増した。手櫛から櫛に代わってゆっくりと櫛に沿わせて風を当てている。
「千歳の髪は綺麗だね。」
「そうですか?特になにもしてないですよ。」
半分夢心地で目を閉じたまま答える。美容室でも乾かして貰うけど、全然気持ちよさが違うのはなんでだろう。ああ、きもちいい~!
カチっ。暖かい風が冷たい風に代わってうっとり気分から少しだけ目が覚める。櫛からまた手櫛になって地肌が涼しくなった。
櫛もいいけど、大きな手で撫でられるのが好きだなぁ~。と思っていると首ががくんと前におちた。慌てて首を元の位置に戻すけど、今度は後ろに首が反る。
「千歳、もうちょっとだけ起きてて。ちゃんと冷まさないと、寝癖になるよ。」
くすくす笑う国重さんの声も気持ちよくて、もっと撫でて貰いたくて頑張って首の位置を固定していたけど、気持ちよさには勝てなかった。
そっと横たえさせられて、おやすみって国重さんが言うのが聞こえた気がした。
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