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凍解2
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翌朝、私以外の皆は元気で、旅館の朝ごはんをもりもり食べている。
私は、とにかく眠くて眠くて、ご飯茶碗片手にちょっと目を瞑ったら、横にいた国重さんにお茶碗をとられていた。
「無理しなくてもいいよ。昨日の今日でお酒が抜け切れてないし。」
あ・・そうだ、国重さんが隣に座っていたんだっけ・・・。
「でも、折角用意してもらったものを残すのは、大将に悪いですし・・」
「大将ってっ。・・っははっ。じゃあ、残したご飯はおむすびとそのおかずにして貰おうか。」
「出来るんですか?」
「山頂で食べるとか、モノは言い様ってことだよ。ちょっとおばさん捕まえてくるから、その間にお味噌汁だけは飲んでね。酔った体にいいから。」
「はい。 あの・・ありがとうございます。」
「いいよ~。俺が勝手にしてることだし。」
お味噌汁美味しいなぁ~ このしょっぱさがいいなぁ~
って味わっていたら、めぐみちゃん達の視線が突き刺さる。
「国重がナチュラルに笑うとか・・・」
「あんまり笑う人じゃないのに・・・。
そだ、ちーちゃん、午前は旅館で寝てなよ。私達滑りに行くから、ゆっくり眠れると思うし。」
めぐみちゃんが湯のみにお茶を淹れて渡してくれる。
「うん。そうさせて貰う~。」
ちょっと濃いめのお茶をフーフーしていたら、国重さんがレストランの人を連れて戻ってきた。
「女の子にはちょっと量が多かったかしらねぇ~。包むのに時間が掛かっちゃうから、あとでお部屋に届けますね。
昨日と打って変わって今日は天気もいいし、雪の状態もいいようですから、楽しく滑ってきてくださいね。」
女性が、私の残したお膳に、ポケットから出したメモにお弁当と部屋名を走り書きして厨房のほうに去っていった。
「お味噌汁飲んだんだね。えらいえらい。俺のお茶は?」
私が持っている湯のみに目をつけた国重さんがお茶の催促をしている。
えらいえらいって!!!!!か、顔赤くなってないかな!!
ゆっくり食休みして、部屋に戻ってきてからは、皆ウェアに着替えてゲレンデのMAPを見ながらどのコースを滑りに行くか相談している。
私は、皆の声を聞きながらウトウトしていたら、ポンポンと肩を叩かれた。
「めぐみちゃん・・・?」
「じゃあ、滑りに行ってくるね。
起こさないでそっと行こうと思ったんだけど、国重さんが、『あの格好だとちゃんと眠れないから』って。壁に寄りかかってないでちゃんと横になって休むんだよ?」
「ん。ありが・・と。だいじょうぶ ちゃんと ストーブから 離れて横になる」
瞼が上がらなくなって、ちゃんと言いたいこと言えてるか怪しいけれど。怪我しないで。気をつけて、楽しんできてね。と言えたと思う。
部屋が静かになって、私はフラフラの足取りで隅に積みあがってる座布団を四枚引っ張って、さっきまで座っていた位置の程近いところに座布団を並べ、お布団が仕舞われている襖をあけ、毛布を引っ張り出すと、そこに横になった。
眠気からくる眩暈は横になったら頭の奥のほうを引っ張って、ずぶずぶと眠りの淵に落としていった。
話し声が聞こえる。
缶をテーブルに置く音。
そっと人が動く気配。
衣擦れの音。
眠りから覚醒するように、意識がふわっと浮上する。
眼を開けてみると、こちらに背を向けて座っている人が一人。
ひっそりとしたTVの音はニュースを流している。
缶コーヒーに手を伸ばし、一口含むと、音をなるだけ立てないように静かにテーブルに置く。
なんとなく、そんな優しいことをしてくれるのは彼だろうと思って、私は彼の名を口に出していた。
「・・・くにしげさん?」
私に後姿を見せていた人がこちらを向いた。
「起こしちゃった?」
「うんん。自然と 起きました。 他の人たちは・・?」
私はゆっくり体を起こす。
「他の奴らはみんなゲレ食かな。俺はちょうどコースから下ってきて三十分前に着いたとこだよ。」
私は、毛布を膝にかけてそこに座った。
「そんなところにいないで、こっちにおいで。旅館の人が朝ごはんの残りをおむすびにしてくれたお弁当もあるし。
あ、体調はどう?」
「まだ頭がぼーっとしますが、朝に比べたら大分マシになりました。
おむすび・・・忘れていました。国重さんはお昼食べたんですか?」
私は、そろそろとテーブルに近付いて斜め向かいに座った。
国重さんの前をみるとテーブルには缶コーヒーのみ。
「部屋に行こうとしたら、朝レストランで捕まえた人がちょうどお弁当を届けようとしてね。ついでに下で食べたよ。あっ、俺いると食べにくい??」
「いえいえっ そういう訳じゃなくて、ここに缶コーヒーしかないから、まだなのかなって・・・。食べられたのならいいです。
おむすび頂きます。」
「はい、召し上がれ。」
国重さんの前にあったおむすびと、おかずがはいった小さなプラスチックのお弁当を国重さんが手渡してくれた。
私が食べ始めてから、少しだけTVのボリュームが大きくなる。
ほかのゲレンデの情報、これからの天気、ナイターのニュースなど。
音は、TVの音と、国重さんが缶コーヒーを置く音。
それだけなのに、私はその空気が好きになった。
食べ終わったゴミをひとつにまとめていると、国重さんがおもむろに口を開いた。
「伊藤さんは、スキーの準備していないんだよね?」
「はい。全くしてきてません。」
「スキーの経験は?」
「中学の頃に修学で一回だけですが・・。」
「スキーとスノボどっちがやってみたい?」
「スノボが全く分からないので、スキーがいいです。」
なんだろう。一問一答みたいなこのやりとりは・・・。
「じゃあ、ウェア借りに行こうか。たしかロビーであった気がする。」
国重さんは立ち上がると、窓際に干してあった自分のウェアをとり、ストーブとTVを消して、私がまとめたゴミを出口付近に置いてあったゴミ箱へぽい。
流れるように動き、靴に履き替えて私を待つ。
「えっ?私、滑れるかも怪しいんですよ?」
「大丈夫大丈夫。転び方は覚えてる?
あっ、お財布は持ってかなくていいよ~。その代わりちゃんと金庫にいれてね。」
私は、持っていたバッグを置き、財布を取り出して金庫にいれる。
「お尻から転ぶんですよね?」
金庫の鍵を閉めて国重さんのもとに行ったら、私の靴が出されていて、これは滑りに行くフラグがはためいているんですね・・・。
「転び方を覚えていれば、あとはどうにでもなる。自転車と同じだよ。
さ、行こうか。」
私が部屋から出ると国重さんがさっさと扉を閉めて鍵をかける。
「一人で部屋にいるのは退屈でしょう?折角スキー場に来たのだし滑らないと。
それに、無料貸し出しとリフト券使わないと勿体無いし。」
「国重さんは、スキーですか?ボードですか?」
「俺はショートスキー」
「ショートスキー??」
「スキー板が1Mあるかないかの短い板を使うんだ。ストックも使わないんだよ。
スキーが自転車なら、ショートスキーは一輪車かな。」
「なんか、かっこいいですねっ」
話しながら歩いていたら、いつの間にかロビーについていた。国重さんが部屋の鍵と一緒に鍵を預けてくると言ってくれたので、金庫の鍵もお願いした。
ウェア、ブーツ、スキー板、ストックそれぞれを国重さんに選んで貰って着替えていざ!スキー場へっ!
私は、とにかく眠くて眠くて、ご飯茶碗片手にちょっと目を瞑ったら、横にいた国重さんにお茶碗をとられていた。
「無理しなくてもいいよ。昨日の今日でお酒が抜け切れてないし。」
あ・・そうだ、国重さんが隣に座っていたんだっけ・・・。
「でも、折角用意してもらったものを残すのは、大将に悪いですし・・」
「大将ってっ。・・っははっ。じゃあ、残したご飯はおむすびとそのおかずにして貰おうか。」
「出来るんですか?」
「山頂で食べるとか、モノは言い様ってことだよ。ちょっとおばさん捕まえてくるから、その間にお味噌汁だけは飲んでね。酔った体にいいから。」
「はい。 あの・・ありがとうございます。」
「いいよ~。俺が勝手にしてることだし。」
お味噌汁美味しいなぁ~ このしょっぱさがいいなぁ~
って味わっていたら、めぐみちゃん達の視線が突き刺さる。
「国重がナチュラルに笑うとか・・・」
「あんまり笑う人じゃないのに・・・。
そだ、ちーちゃん、午前は旅館で寝てなよ。私達滑りに行くから、ゆっくり眠れると思うし。」
めぐみちゃんが湯のみにお茶を淹れて渡してくれる。
「うん。そうさせて貰う~。」
ちょっと濃いめのお茶をフーフーしていたら、国重さんがレストランの人を連れて戻ってきた。
「女の子にはちょっと量が多かったかしらねぇ~。包むのに時間が掛かっちゃうから、あとでお部屋に届けますね。
昨日と打って変わって今日は天気もいいし、雪の状態もいいようですから、楽しく滑ってきてくださいね。」
女性が、私の残したお膳に、ポケットから出したメモにお弁当と部屋名を走り書きして厨房のほうに去っていった。
「お味噌汁飲んだんだね。えらいえらい。俺のお茶は?」
私が持っている湯のみに目をつけた国重さんがお茶の催促をしている。
えらいえらいって!!!!!か、顔赤くなってないかな!!
ゆっくり食休みして、部屋に戻ってきてからは、皆ウェアに着替えてゲレンデのMAPを見ながらどのコースを滑りに行くか相談している。
私は、皆の声を聞きながらウトウトしていたら、ポンポンと肩を叩かれた。
「めぐみちゃん・・・?」
「じゃあ、滑りに行ってくるね。
起こさないでそっと行こうと思ったんだけど、国重さんが、『あの格好だとちゃんと眠れないから』って。壁に寄りかかってないでちゃんと横になって休むんだよ?」
「ん。ありが・・と。だいじょうぶ ちゃんと ストーブから 離れて横になる」
瞼が上がらなくなって、ちゃんと言いたいこと言えてるか怪しいけれど。怪我しないで。気をつけて、楽しんできてね。と言えたと思う。
部屋が静かになって、私はフラフラの足取りで隅に積みあがってる座布団を四枚引っ張って、さっきまで座っていた位置の程近いところに座布団を並べ、お布団が仕舞われている襖をあけ、毛布を引っ張り出すと、そこに横になった。
眠気からくる眩暈は横になったら頭の奥のほうを引っ張って、ずぶずぶと眠りの淵に落としていった。
話し声が聞こえる。
缶をテーブルに置く音。
そっと人が動く気配。
衣擦れの音。
眠りから覚醒するように、意識がふわっと浮上する。
眼を開けてみると、こちらに背を向けて座っている人が一人。
ひっそりとしたTVの音はニュースを流している。
缶コーヒーに手を伸ばし、一口含むと、音をなるだけ立てないように静かにテーブルに置く。
なんとなく、そんな優しいことをしてくれるのは彼だろうと思って、私は彼の名を口に出していた。
「・・・くにしげさん?」
私に後姿を見せていた人がこちらを向いた。
「起こしちゃった?」
「うんん。自然と 起きました。 他の人たちは・・?」
私はゆっくり体を起こす。
「他の奴らはみんなゲレ食かな。俺はちょうどコースから下ってきて三十分前に着いたとこだよ。」
私は、毛布を膝にかけてそこに座った。
「そんなところにいないで、こっちにおいで。旅館の人が朝ごはんの残りをおむすびにしてくれたお弁当もあるし。
あ、体調はどう?」
「まだ頭がぼーっとしますが、朝に比べたら大分マシになりました。
おむすび・・・忘れていました。国重さんはお昼食べたんですか?」
私は、そろそろとテーブルに近付いて斜め向かいに座った。
国重さんの前をみるとテーブルには缶コーヒーのみ。
「部屋に行こうとしたら、朝レストランで捕まえた人がちょうどお弁当を届けようとしてね。ついでに下で食べたよ。あっ、俺いると食べにくい??」
「いえいえっ そういう訳じゃなくて、ここに缶コーヒーしかないから、まだなのかなって・・・。食べられたのならいいです。
おむすび頂きます。」
「はい、召し上がれ。」
国重さんの前にあったおむすびと、おかずがはいった小さなプラスチックのお弁当を国重さんが手渡してくれた。
私が食べ始めてから、少しだけTVのボリュームが大きくなる。
ほかのゲレンデの情報、これからの天気、ナイターのニュースなど。
音は、TVの音と、国重さんが缶コーヒーを置く音。
それだけなのに、私はその空気が好きになった。
食べ終わったゴミをひとつにまとめていると、国重さんがおもむろに口を開いた。
「伊藤さんは、スキーの準備していないんだよね?」
「はい。全くしてきてません。」
「スキーの経験は?」
「中学の頃に修学で一回だけですが・・。」
「スキーとスノボどっちがやってみたい?」
「スノボが全く分からないので、スキーがいいです。」
なんだろう。一問一答みたいなこのやりとりは・・・。
「じゃあ、ウェア借りに行こうか。たしかロビーであった気がする。」
国重さんは立ち上がると、窓際に干してあった自分のウェアをとり、ストーブとTVを消して、私がまとめたゴミを出口付近に置いてあったゴミ箱へぽい。
流れるように動き、靴に履き替えて私を待つ。
「えっ?私、滑れるかも怪しいんですよ?」
「大丈夫大丈夫。転び方は覚えてる?
あっ、お財布は持ってかなくていいよ~。その代わりちゃんと金庫にいれてね。」
私は、持っていたバッグを置き、財布を取り出して金庫にいれる。
「お尻から転ぶんですよね?」
金庫の鍵を閉めて国重さんのもとに行ったら、私の靴が出されていて、これは滑りに行くフラグがはためいているんですね・・・。
「転び方を覚えていれば、あとはどうにでもなる。自転車と同じだよ。
さ、行こうか。」
私が部屋から出ると国重さんがさっさと扉を閉めて鍵をかける。
「一人で部屋にいるのは退屈でしょう?折角スキー場に来たのだし滑らないと。
それに、無料貸し出しとリフト券使わないと勿体無いし。」
「国重さんは、スキーですか?ボードですか?」
「俺はショートスキー」
「ショートスキー??」
「スキー板が1Mあるかないかの短い板を使うんだ。ストックも使わないんだよ。
スキーが自転車なら、ショートスキーは一輪車かな。」
「なんか、かっこいいですねっ」
話しながら歩いていたら、いつの間にかロビーについていた。国重さんが部屋の鍵と一緒に鍵を預けてくると言ってくれたので、金庫の鍵もお願いした。
ウェア、ブーツ、スキー板、ストックそれぞれを国重さんに選んで貰って着替えていざ!スキー場へっ!
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