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第4話:魔法の杖と呪文(その15)
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「なっ!?」
予期せぬことに驚く太陽。
その声にひまわりもハッと意識を取り戻す。
「桐島くん!?」
ツルは太陽の体にググッと巻きついていき、
きつく締め上げていく。
それと同時に太陽の呼吸もどんどん苦しくなっていく。
「桐島くん!
しっかりしてください!」
苦しそうな表情の太陽を助けようと
ひまわりもツルを引きちぎろうとするが、
頑丈すぎて全くちぎれない。
朦朧としていく意識の中、
太陽はひまわりの顔を見てつぶやいた。
「なんでおれ・・こんな時に魔法が使えないんだろう・・」
「え?」
「ひまわりも・・・自分も・・・守れないなんて・・・」
そうつぶやくと、太陽はガクリとうなだれ
そのまま意識を失った。
「桐島くん!?」
ひまわりはあわてて太陽の体を揺り動かすが、
目は覚まさない。
「桐島くん!桐島くん!
しっかりしてください!」
太陽が倒れ
大ピンチに見舞われているひまわりに
再びツルから電流のようなものが流れてくる。
『また!力が奪われちゃう!!』
太陽を助けたいのに、
体に力が入らない。
だが容赦無くまた電流が走り、体の力が抜けていく。
薄れ行く意識の中、
ひまわりの頭の中に先ほどまで話していた内容が
ふっと思い浮かんできた。
予期せぬことに驚く太陽。
その声にひまわりもハッと意識を取り戻す。
「桐島くん!?」
ツルは太陽の体にググッと巻きついていき、
きつく締め上げていく。
それと同時に太陽の呼吸もどんどん苦しくなっていく。
「桐島くん!
しっかりしてください!」
苦しそうな表情の太陽を助けようと
ひまわりもツルを引きちぎろうとするが、
頑丈すぎて全くちぎれない。
朦朧としていく意識の中、
太陽はひまわりの顔を見てつぶやいた。
「なんでおれ・・こんな時に魔法が使えないんだろう・・」
「え?」
「ひまわりも・・・自分も・・・守れないなんて・・・」
そうつぶやくと、太陽はガクリとうなだれ
そのまま意識を失った。
「桐島くん!?」
ひまわりはあわてて太陽の体を揺り動かすが、
目は覚まさない。
「桐島くん!桐島くん!
しっかりしてください!」
太陽が倒れ
大ピンチに見舞われているひまわりに
再びツルから電流のようなものが流れてくる。
『また!力が奪われちゃう!!』
太陽を助けたいのに、
体に力が入らない。
だが容赦無くまた電流が走り、体の力が抜けていく。
薄れ行く意識の中、
ひまわりの頭の中に先ほどまで話していた内容が
ふっと思い浮かんできた。
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