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第3話:魔法の秘薬を探せ!(その9)
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家族の皆が寝静まった頃、ひまわりはこっそり庭に出て
物置へ向った。
ガラガラと戸を開けると、隠していた杖をソッと取り出す。
「とりあえず・・サイズを小さくしたいのですが、
どうしたらいいんでしょうね・・・」
魔女っ子アニメを思い出してみた。
確かアニメでは、「ぬいぐるみ」みたいな妖精が、
主人公に呪文を教えて、
杖を出したり閉まったりしていたような・・・。
「呪文・・・」
そうだ、きっと呪文が何かあるはずだ。
しかし、ひまわりの横にはぬいぐるみのような妖精はいない。
ということは、誰かが呪文を教えてくれるわけではないのだ。
呪文をあきらめたひまわりは、
杖を地面に置き、
「お願いします!小さくなってください!」
と念じてみたが、これも効果がなかった。
「はあ・・・どうしよう・・・」
大きくため息をついた瞬間、携帯が鳴り出した。
あわててポケットから取り出すと、
画面表示には「桐島」と出ている。
「ハイ」と電話に出るや否や、
「ひまわり、明日も魔法会議やるから杖持って来いよ」
と太陽が一方的に言ってきた。
「え! 杖をですか!?」
「あたりまえだろ。
杖があった方が魔法も使いやすいし」
「でも、これ・・・小さくならないんですよ?
それにサイズも大きくて、持ち歩いたら目立ちますし・・・」
ひまわりは小さな抵抗をしてみたが、太陽は
「そんなの関係ねーよ。
とにかく杖を持ってくるように!」
と言って、プツッと電話を切った。
ひまわりは切れた電話をしばし無言で見つめ、
その後「はあ・・・」と大きくため息をついた。
どうやら今夜は
魔法の杖を入れる袋を縫うので、忙しくなりそうだ・・・。
物置へ向った。
ガラガラと戸を開けると、隠していた杖をソッと取り出す。
「とりあえず・・サイズを小さくしたいのですが、
どうしたらいいんでしょうね・・・」
魔女っ子アニメを思い出してみた。
確かアニメでは、「ぬいぐるみ」みたいな妖精が、
主人公に呪文を教えて、
杖を出したり閉まったりしていたような・・・。
「呪文・・・」
そうだ、きっと呪文が何かあるはずだ。
しかし、ひまわりの横にはぬいぐるみのような妖精はいない。
ということは、誰かが呪文を教えてくれるわけではないのだ。
呪文をあきらめたひまわりは、
杖を地面に置き、
「お願いします!小さくなってください!」
と念じてみたが、これも効果がなかった。
「はあ・・・どうしよう・・・」
大きくため息をついた瞬間、携帯が鳴り出した。
あわててポケットから取り出すと、
画面表示には「桐島」と出ている。
「ハイ」と電話に出るや否や、
「ひまわり、明日も魔法会議やるから杖持って来いよ」
と太陽が一方的に言ってきた。
「え! 杖をですか!?」
「あたりまえだろ。
杖があった方が魔法も使いやすいし」
「でも、これ・・・小さくならないんですよ?
それにサイズも大きくて、持ち歩いたら目立ちますし・・・」
ひまわりは小さな抵抗をしてみたが、太陽は
「そんなの関係ねーよ。
とにかく杖を持ってくるように!」
と言って、プツッと電話を切った。
ひまわりは切れた電話をしばし無言で見つめ、
その後「はあ・・・」と大きくため息をついた。
どうやら今夜は
魔法の杖を入れる袋を縫うので、忙しくなりそうだ・・・。
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