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第5話:コンビ解散?(その15)
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答えが見つからず、
黙ったまま立ち尽くすひまわり。
太陽も何も言わず、うつむいたまま黙っている。
その時だ。
「キャンキャン!」
保護した犬が突然鳴きながら、
二人のもとに走ってきた。
太陽の胸の中に飛び込むと、
ブルブルと何かにおびえたように震えている。
「おい?どうした?チビ」
「何かにおびえているみたいですけど・・」
ひまわりと太陽が顔を見合わせ
首をかしげた時、
正面の草むらの中から
「う~っ」と低いうなるような声が聞こえてきた。
「え?」
2人が同時に顔を上げると、
そこには5、6匹の野犬と思われる犬が
こちらに向かって
近づいてきているではないか。
どの犬も強暴そうな目をしていて、
このままではただでは済まなそうな雰囲気だ。
「けっこうな数がいるな・・」
太陽は冷静に状況を観察していたが、
心臓は自然とバクバクと高鳴ってきた。
ひまわりにいたっては、
恐怖のあまり声も出ず、その場で固まってしまっている。
太陽が立ち上がる。
が、先ほど崖を滑り落ちて
足のねん挫した部分がズキっと痛み、
「うっ」と小さくうなって
またしゃがんでしまった。
その様子を見たひまわりが、
「桐島君、足を痛めているんですか!?」
と心配そうに声をかけた。
ああ、
もうどこまでかっこ悪いのだろうか。
こんな状況の時でさえ、
ひまわりを守ってやることができないなんて。
でも、
そんな弱音を吐いている場合ではない。
なんとしてでも、ひまわりを守らなくては―
その時、
突然ひまわりが太陽の腕をギュッとつかんだ。
そして太陽の顔を見つめて言った。
「私は、
これからも桐島君と一緒にやっていきたいです!」
ひまわりにそう言われ、びっくりする太陽。
ひまわりは半分泣きそうな顔をしながら、
「だから、どんなことがあっても、
私が桐島君を守ります!」
と言うと、ミニ版の魔法の杖を取り出し、
空へ放り投げた。
黙ったまま立ち尽くすひまわり。
太陽も何も言わず、うつむいたまま黙っている。
その時だ。
「キャンキャン!」
保護した犬が突然鳴きながら、
二人のもとに走ってきた。
太陽の胸の中に飛び込むと、
ブルブルと何かにおびえたように震えている。
「おい?どうした?チビ」
「何かにおびえているみたいですけど・・」
ひまわりと太陽が顔を見合わせ
首をかしげた時、
正面の草むらの中から
「う~っ」と低いうなるような声が聞こえてきた。
「え?」
2人が同時に顔を上げると、
そこには5、6匹の野犬と思われる犬が
こちらに向かって
近づいてきているではないか。
どの犬も強暴そうな目をしていて、
このままではただでは済まなそうな雰囲気だ。
「けっこうな数がいるな・・」
太陽は冷静に状況を観察していたが、
心臓は自然とバクバクと高鳴ってきた。
ひまわりにいたっては、
恐怖のあまり声も出ず、その場で固まってしまっている。
太陽が立ち上がる。
が、先ほど崖を滑り落ちて
足のねん挫した部分がズキっと痛み、
「うっ」と小さくうなって
またしゃがんでしまった。
その様子を見たひまわりが、
「桐島君、足を痛めているんですか!?」
と心配そうに声をかけた。
ああ、
もうどこまでかっこ悪いのだろうか。
こんな状況の時でさえ、
ひまわりを守ってやることができないなんて。
でも、
そんな弱音を吐いている場合ではない。
なんとしてでも、ひまわりを守らなくては―
その時、
突然ひまわりが太陽の腕をギュッとつかんだ。
そして太陽の顔を見つめて言った。
「私は、
これからも桐島君と一緒にやっていきたいです!」
ひまわりにそう言われ、びっくりする太陽。
ひまわりは半分泣きそうな顔をしながら、
「だから、どんなことがあっても、
私が桐島君を守ります!」
と言うと、ミニ版の魔法の杖を取り出し、
空へ放り投げた。
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