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第5話:コンビ解散?(その7)
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「べ・・別に避けているわけじゃねーよ・・。
ただ・・・」
「ただ?」
太陽は深くため息を1つついた。
「自信がなくなった」
「自信が?」
急に弱気になった太陽に、少し蛍は驚く。
太陽は空を見上げ、ポツリポツリと話し始める。
「このまま続ければ、
もっとひまわりを危ない目にあわせるかもしれない。
だけど、おれは魔力が無いから
あいつのこと守ってやることはできない・・」
その話を聞いて蛍はようやく
太陽がひまわりを避けていた理由が分かり
納得した。
「じゃあ、そのことを
ひまわりちゃんにきちんと伝えてあげなさいよ。
ひまわりちゃん、桐島に嫌われたのかと思って
泣いていたわよ」
蛍にそう言われ、太陽は心がチクッと痛む。
が・・・
「分かってるけど、でも・・なんか・・・」
何を迷っているのか、
はっきりしない太陽の態度に、
蛍はだんだんイライラし始めてきた。
「もーっ!
何をウダウダ悩んでいるわけ!?
はっきりしなさいよ!
イライラするわね、男のくせに!」
太陽と蛍が話し合いをしていたその頃―・・・
ひまわりはトボトボと廊下を歩いていた。
『下校時刻になりました、
校舎にいる生徒達は―・・』
下校を促すアナウンスが校舎に鳴り響く。
だが、
今のひまわりの耳には全く届かない。
「私、どうしたらいいんだろう・・・」
ただ・・・」
「ただ?」
太陽は深くため息を1つついた。
「自信がなくなった」
「自信が?」
急に弱気になった太陽に、少し蛍は驚く。
太陽は空を見上げ、ポツリポツリと話し始める。
「このまま続ければ、
もっとひまわりを危ない目にあわせるかもしれない。
だけど、おれは魔力が無いから
あいつのこと守ってやることはできない・・」
その話を聞いて蛍はようやく
太陽がひまわりを避けていた理由が分かり
納得した。
「じゃあ、そのことを
ひまわりちゃんにきちんと伝えてあげなさいよ。
ひまわりちゃん、桐島に嫌われたのかと思って
泣いていたわよ」
蛍にそう言われ、太陽は心がチクッと痛む。
が・・・
「分かってるけど、でも・・なんか・・・」
何を迷っているのか、
はっきりしない太陽の態度に、
蛍はだんだんイライラし始めてきた。
「もーっ!
何をウダウダ悩んでいるわけ!?
はっきりしなさいよ!
イライラするわね、男のくせに!」
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『下校時刻になりました、
校舎にいる生徒達は―・・』
下校を促すアナウンスが校舎に鳴り響く。
だが、
今のひまわりの耳には全く届かない。
「私、どうしたらいいんだろう・・・」
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