上 下
68 / 201

第4話:教育実習生にメラメラ?(その17)

しおりを挟む
走って公園に向かう。

すると公園の横にライトの点いた車が一台止まっている。

きっと、あれが先生の車だ!

急いで向かおうとした瞬間、突然公園から口論しているカップルが飛び出してきた。

「!?」

思わず足を止める。

カップルは私に気づくことなく、
「もう、イヤ!
なんで、他の女の子と食事に行ったのよ!」
「違うって!
あの子は、ただの友達だし、2人で食事に行ったわけでもないし!」
と、口論を続けている。

ど、どうしよう・・・。

先生のところに行きたいけど、この2人が邪魔で、前に進めない・・。

とりあえず避けるけど、こんな夜中に、しかも外で派手なけんかをするなんて、恥ずかしくないのかな・・・・。

と、思っていた時、電灯の明かりで女の人の顔が見えた。

「もう、1人で帰るからほっといて!」

その顔をよく見ると・・・

ええっ!?
まさかの中原先生!?

驚きの余り、しばらくポカンとしていたけど、私はあわてて公園の茂みに姿を隠した。

隠れなくてもよかったのかもしれないけれど、ケンカの現場を目撃してしまった気まずさと、すぐそこに先生が乗った車が止まっていて、その近くに私がいることを不自然に思われたら困るからだ。

「早く、中原先生がどこかに去ってくれますように・・・」

ドキドキしながら茂みの中で息をひそめて待っていると、中原先生の彼氏さんと思われる人が、
「分かったよ!もう勝手にしろ!」
と言って、大通りの方に向かって歩いて行くのが見えた。

え?
彼女をこんな夜道に放っておいたまま帰るの?

恋愛のことは、あまり詳しく知らないけれど、たとえケンカしていたとしても放置して帰るのはどうかと思う・・・。

「中原先生は一体、どうするんだろう・・・」

ちょっと不安になって、茂みから少しだけ顔を出して様子を伺ってみた。

すると・・・

「えっ!?高山先生じゃないですか!?」

「あれ?中原先生?」

ど、どうしよう!?
中原先生が先生に気づいちゃった!?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

【R18】もう一度セックスに溺れて

ちゅー
恋愛
-------------------------------------- 「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」 過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。 -------------------------------------- 結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

今、夫と私の浮気相手の二人に侵されている

ヘロディア
恋愛
浮気がバレた主人公。 夫の提案で、主人公、夫、浮気相手の三人で面会することとなる。 そこで主人公は男同士の自分の取り合いを目の当たりにし、最後に男たちが選んだのは、先に主人公を絶頂に導いたものの勝ち、という道だった。 主人公は絶望的な状況で喘ぎ始め…

処理中です...