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きっちり100回叩く頃には兄さんはぐったりしていた。
僕はそんな兄さんの頭を優しく撫でながら
「よしよし。兄さん、とりあえず頑張ったね。お水持ってくるからそこで壁に向かって立っててね」と指示した。
もちろんお仕置きは終わっていない。
謝れなかった兄さんにはこれからお仕置き中のダメだった所を教えなければいけない。
僕が馬のようにお尻を軽く叩いて後押しすれば兄さんは素直に壁に向かった。
僕はそれを見届けてから母さんに水を注いでもらい、そのコップを片手に兄さんの元へ戻った。
「ほら兄さん、お水持ってきたよ」
僕の言葉に反応して兄さんは黙って水を受け取ろうとした。
当然、僕はそれを拒む。
「ダメ。これはいい子だけが飲めるお水だから、兄さんがいい子に僕の言うことを聞けたらあげるよ」
兄さんは僕の言ってることが明らかにわかっていなかった。
「...兄さん、さっき1回もごめんなさいが出来なかったもんね?だから「ごめんなさい。もうしません」って言えるようにこのまま10発ね」
僕はそう言って、事前に用意してあった定規を片手に脅した。
兄さんはそれに対して、明らかに同様し、ビクビクと震えていた。
ようやく父さんよりお仕置き方法が厳しくなったことに気づいたようだ。
僕と父さんのお仕置き方法の違いはたったひとつ。"分け方"だ。
父さんは基本、兄さんが悪い事をした際、それに対して回数指定なしに叩き続ける。
一方、僕の場合、とりあえず回数指定をして叩く。
その時にもしダメだった点があれば、それを教えるためにあとから追加の分を叩く。
そして最後に反省点をお仕置き態度とまとめて仕上げをする...という流れだ。
父さんのはいつ終わるか分からないと言う怖さもあるだろうが回数を見ると結果的に僕の方法の方が厳しくなっている。
もちろん、兄さんが本質を見逃さない為の工夫もしてある。
大事なのは悪い事をすると酷い目に会うと言うことを事実にすることだ。
しかもお仕置き中は助けは絶対に来ないし、誰がするにしてもマシになることなんてありえないと教え込むことも必要になる。
「ごっ...ごめん...もうしないから...」
兄さんは涙目で必死に訴えていたが僕は笑顔で「30点、壁に手をついてお尻突き出して」と指示した。この点で1番重要なのは情けをかけないことだ。
兄さんはそれを聞いて、絶望した。
弟だからまだ可能性はあるとでも思ったのだろう。
助かる手段を失った兄さんは諦めてお尻軽く突き出した。
「もっと突き出して、叩きにくいでしょ?」。
僕の言葉に兄さんは唇を噛み締めて、更に突き出した。
「よしよし、じゃあ始めるよ」
僕はそう言い、定規を振り上げた。
ベッチーンッ!「ひぎっあっああああああ!?」
兄さんは叩いた瞬間、今までにないほど絶叫し、その場に崩れ落ちた。
そんな兄さんに僕は自分でも非情だなと思うくらい冷たい声で「兄さん、言うことは?」と聞いた。
「...ごっごめんなさい...もう、しません」
兄さんは唇を震わせながら何とかその言葉を吐いたようだった。
「よく出来ました!後、9回叩くからその度にさっきのセリフ言うんだよ」
僕は段々と兄さんに対する嗜虐心が湧いてきたことをこの時、初めて気づいた。
「...だから兄さん、立って」
僕は姿勢を崩した兄さんを冷ややかな視線を送りながら、言う。
「晶...もう許して」
兄さんが絞り出すように言った言葉に対し、僕は「いい子になったら許すよ。 だから立って」とお仕置きがまだ終わりではないことを宣言した。
兄さんはそれに対してさらに絶望し、その後、諦めたような表情で立ち上がった。
「よく出来ました!じゃあ次も体勢崩したら困るからちゃんと腰、持っててあげるね」
僕はそう言い、兄さんの細い腰を脇に抱えた。
それによりさらにお尻が突き出すような形になった。
「うん。さっきより叩きやすそうだね。兄さん、泣いてて良いけどセリフは必ず言うんだよ?じゃなきゃ終わらないからね」
僕はそう言い、兄さんのお尻に定規を振り下ろし続けた。
兄さんはその間、言われた通りにセリフを叫んでいた。
僕はもう完全に嗜虐心と支配欲に支配されていた。
たっぷり10回終わると兄さんの腰を離した。
するとそのままドサッと床に尻もち着いていた。
「兄さん、謝れて偉かったね!じゃあお水飲もっか!」
僕はそう言い、満面の笑みで兄さんに水を渡した。
兄さんはビクビクしながらそれを受け取って一気に飲み干した。
「じゃあ仕上げに50回ね!」
理性を半分失った僕の言葉に兄さんはまた顔を青ざめた。
僕はそんな兄さんの腕を強引に引っ張って、膝にうつ伏せにした。
兄さんは信じられないものを見る目で僕を見ながら口を魚のようにパクパクしていた。
僕はそんな兄さんにお構い無しで右手を振り上げると後ろから父さんに腕を掴まれて、止められた。
僕はそんな兄さんの頭を優しく撫でながら
「よしよし。兄さん、とりあえず頑張ったね。お水持ってくるからそこで壁に向かって立っててね」と指示した。
もちろんお仕置きは終わっていない。
謝れなかった兄さんにはこれからお仕置き中のダメだった所を教えなければいけない。
僕が馬のようにお尻を軽く叩いて後押しすれば兄さんは素直に壁に向かった。
僕はそれを見届けてから母さんに水を注いでもらい、そのコップを片手に兄さんの元へ戻った。
「ほら兄さん、お水持ってきたよ」
僕の言葉に反応して兄さんは黙って水を受け取ろうとした。
当然、僕はそれを拒む。
「ダメ。これはいい子だけが飲めるお水だから、兄さんがいい子に僕の言うことを聞けたらあげるよ」
兄さんは僕の言ってることが明らかにわかっていなかった。
「...兄さん、さっき1回もごめんなさいが出来なかったもんね?だから「ごめんなさい。もうしません」って言えるようにこのまま10発ね」
僕はそう言って、事前に用意してあった定規を片手に脅した。
兄さんはそれに対して、明らかに同様し、ビクビクと震えていた。
ようやく父さんよりお仕置き方法が厳しくなったことに気づいたようだ。
僕と父さんのお仕置き方法の違いはたったひとつ。"分け方"だ。
父さんは基本、兄さんが悪い事をした際、それに対して回数指定なしに叩き続ける。
一方、僕の場合、とりあえず回数指定をして叩く。
その時にもしダメだった点があれば、それを教えるためにあとから追加の分を叩く。
そして最後に反省点をお仕置き態度とまとめて仕上げをする...という流れだ。
父さんのはいつ終わるか分からないと言う怖さもあるだろうが回数を見ると結果的に僕の方法の方が厳しくなっている。
もちろん、兄さんが本質を見逃さない為の工夫もしてある。
大事なのは悪い事をすると酷い目に会うと言うことを事実にすることだ。
しかもお仕置き中は助けは絶対に来ないし、誰がするにしてもマシになることなんてありえないと教え込むことも必要になる。
「ごっ...ごめん...もうしないから...」
兄さんは涙目で必死に訴えていたが僕は笑顔で「30点、壁に手をついてお尻突き出して」と指示した。この点で1番重要なのは情けをかけないことだ。
兄さんはそれを聞いて、絶望した。
弟だからまだ可能性はあるとでも思ったのだろう。
助かる手段を失った兄さんは諦めてお尻軽く突き出した。
「もっと突き出して、叩きにくいでしょ?」。
僕の言葉に兄さんは唇を噛み締めて、更に突き出した。
「よしよし、じゃあ始めるよ」
僕はそう言い、定規を振り上げた。
ベッチーンッ!「ひぎっあっああああああ!?」
兄さんは叩いた瞬間、今までにないほど絶叫し、その場に崩れ落ちた。
そんな兄さんに僕は自分でも非情だなと思うくらい冷たい声で「兄さん、言うことは?」と聞いた。
「...ごっごめんなさい...もう、しません」
兄さんは唇を震わせながら何とかその言葉を吐いたようだった。
「よく出来ました!後、9回叩くからその度にさっきのセリフ言うんだよ」
僕は段々と兄さんに対する嗜虐心が湧いてきたことをこの時、初めて気づいた。
「...だから兄さん、立って」
僕は姿勢を崩した兄さんを冷ややかな視線を送りながら、言う。
「晶...もう許して」
兄さんが絞り出すように言った言葉に対し、僕は「いい子になったら許すよ。 だから立って」とお仕置きがまだ終わりではないことを宣言した。
兄さんはそれに対してさらに絶望し、その後、諦めたような表情で立ち上がった。
「よく出来ました!じゃあ次も体勢崩したら困るからちゃんと腰、持っててあげるね」
僕はそう言い、兄さんの細い腰を脇に抱えた。
それによりさらにお尻が突き出すような形になった。
「うん。さっきより叩きやすそうだね。兄さん、泣いてて良いけどセリフは必ず言うんだよ?じゃなきゃ終わらないからね」
僕はそう言い、兄さんのお尻に定規を振り下ろし続けた。
兄さんはその間、言われた通りにセリフを叫んでいた。
僕はもう完全に嗜虐心と支配欲に支配されていた。
たっぷり10回終わると兄さんの腰を離した。
するとそのままドサッと床に尻もち着いていた。
「兄さん、謝れて偉かったね!じゃあお水飲もっか!」
僕はそう言い、満面の笑みで兄さんに水を渡した。
兄さんはビクビクしながらそれを受け取って一気に飲み干した。
「じゃあ仕上げに50回ね!」
理性を半分失った僕の言葉に兄さんはまた顔を青ざめた。
僕はそんな兄さんの腕を強引に引っ張って、膝にうつ伏せにした。
兄さんは信じられないものを見る目で僕を見ながら口を魚のようにパクパクしていた。
僕はそんな兄さんにお構い無しで右手を振り上げると後ろから父さんに腕を掴まれて、止められた。
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