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3年生夏休み

7月24日(月)晴れ 最後の作品の構想

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 夏休み3日目の劇画の日。
 本日も他の予定が特になかったので、全3回の塾の集中講義を受けに行った。
 つまりは土曜とそれほど内容は変わらず、何か書けるような話題もない。
 これは……非常に困った。
 恐らく今回の夏休みの前半は同じような事態になってしまうから、久しぶりに日記のネタ不足に苦しめられることになる。

 でも、ここまで書いてきて止まるわけにもいかないので、今回は休み明けの文化祭で提出しなければならない作品の構想をしていこうと思う。
現時点ではノープランなので勉強の合間に考えなければ今年は間に合わない可能性があるから、この時間で考えるのがちょうどいいだろう。
 まずはどういうジャンルにしていくかだけど、これまでの作品はどちらかといえば現実寄りのものが多かった。
 そうなると、経験値がある現実寄りにすべきか、最後だから違うジャンルに挑戦するかが悩みどころだ。
 僕自身はファンタジーやミステリーは好んで読んでいるけど、自分で書くとなると話が別で、世界観を感じさせる独自の用語や事件のトリックは考えても思い付かない。
 もちろん、かっこいい必殺技や冒険するパーティーなんかは妄想することもあるけど……それを文章に組み込んで書くのは非常に難しい。
 その点、現実寄りの話であればある程度の経験と想像から話が創れるので、文章を書くのに詰まりにくくなるのだ。
 ただ、自分の経験や想像の範囲は限られてくるから、新作を書いてもこれまでの作品と似たような雰囲気になってしまう可能性がある。
 それならやっぱりこれまでにないジャンルを書いた方がいいのかもしれないけど……ファンタジーやミステリーではない別ジャンルとはいったい何か。

「猫である的なやつとか、ハチャメチャなギャグとか……?」

「良助くん?」

「あっ、いや……なんでもない」

 そんな風に今日の空き時間に少し考えていたけど、アイデアがまとまることはなかった。
 さすがに毎回構想を書くわけにはいかないので、次の塾のある日は別の話題が書けたら……いいなぁ。
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