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難しい仕事ほど・・・断れないしがらみがあるもんですよね? 69
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第一章 六五話
「さあ・・・・どこから話すか・・・・」
グラブフットは、ほんの少しだけ遠い目をしながら話し出した。
「俺が“古の神獣”を『監視する一族』の出だって事は前に話したよな? とりあえずそこから話そうか・・・・っと、その前に確認だ、お前さんどこまで知ってる?」
こちらに向き直ったグラブフットが問い掛ける・・・さてキドルガモンのコアから得た情報をどこまで話していいのか・・・
「・・・・僕が知っているのは“三柱の神獣”と呼ばれている魔物が・・・『太古に存在した国が、自国の民の為に“作った試練”で有る事と、三体のみでは無い事』だけです。」
実は知り得た情報は、これで全てでは無いのだが・・・・まぁ今はこれだけでいいだろう。僕の言葉を聞いたグラブフットは、なんとなく予感していたのか・・・・軽く頷いて、
「そこまで知っているなら話は早い、俺たちの一族は“神獣の動向”を監視すると共に、ヤツらに“近づこうとする者”が出現した時、その力を見極め、可能な限り排除する事を目的としている。そして“俺の生まれた一族”が担当しているのが、近郊七大国とそこに住まう者達が“三柱の神獣”と呼ぶ魔物なんだ。」
・・・・つまり彼等の一族は“エボリューションクラスモンスター”のうちの近隣三体を担当しているって事か・・・って事は、
「つまりあなた達以外にも神獣の守護をしている一族が複数存在するという事でしょうか?」
「ああ、それこそ世界中に散らばっているそうだ。他の一族とは、お互いに“存在”こそ認識してはいるが・・・・徹底して相互不干渉を貫いている。・・・・おっと、理由は俺も知らん。ただ“大魔法帝国”が滅んだ後、世界中に溢れ出した魔物から人々を守り、後の世に人類を残すべく奮闘したのが・・・・俺達の一族を含め、全ての一族の始祖である“一人の男”とその仲間だったと聞いている。そして、その男が自らの子と仲間達を各地に送り、神獣の監視をさせたのが俺達の成り立ちであり、相互不干渉はその時からの掟だそうだ。」
へえ、そんな人物がいたのか・・・・コアの情報には、神獣の元を類推できる情報と、大魔法帝国と呼ばれる文明の断片だけだったので、彼等が滅んだ後の事は分からないし、当然この人物の事は初耳だ。
「まあ一族に伝わる神話の類だからな、どこまで具体的な真実かは俺も分からん。伝承ではその男は、父も母もなく神殿から生まれたとか、確かに人間族だったのに200年以上生きたとか、その亡骸は死して七晩の後、煙の様に虚空に消え去ったとか、とにかく眉唾な事ばかりでな。」
「それはそれは・・・・まあ伝承とはそう言った物なのかもしれませんが・・・」
古今東西、神話とはそういう寓意に満ちたエピソードに溢れているものだ。現実主義者である奏多でさえ、そういうおとぎ話を聞いたのは一度や二度ではない。
「まぁ、俺と俺の両親はその一族が出自だって事だ。そして、その一族の表の顔こそが、グラム神聖国を支配している“教皇”と12人の“枢機卿”だ。」
なる程・・・・そういう事か・・・・ん? 今グラブフットは両親と言ったか? アローナの父親はセルディック4世だよな? てっきりグラブフットもセルディック4世の隠し子だと思っていたが・・・? 怪訝な顔をしている僕に、
「不思議そうだな? 簡単な事だよ、アローナと俺は同じ母親から生まれたってだけさ。」
それは・・・見た所グラブフットとアローナの年齢差は相当ある。その母親は、結婚や出産が相当早いこの世界では、かなりのリスクを背負ってアローナを生んだのだろう。
「クククッ、また勘違いしてるだろう? まあそれも仕方ないか・・・・ちょっと聞くが俺は何歳くらいに見える?」
「そうですね・・・・お世辞を抜きにすれば・・・・35歳から45歳といった所でしょうか?」
「まあそんなもんだよな、だがな? 俺の本当の年齢は59歳だ。」
「・・・バカな? とてもそんな風には見えません。それに・・・あなたの母親が仮に15であなたを生んだとしてもアローナを生んだ時にはとっくに50を超えている計算になります。確かにその様な事例も聞いた事はありますが・・・」
「それが俺達一族の特徴の一つだ。実際の寿命は普通の人間より少し長い程度だが・・・・極端に老化しにくい体をしているのさ! どうだ? 始祖の話に少し信憑性が出てきただろ?」
「その話が本当なら驚きですね。私の知り合いにも、とても若々しいハーフエルフの方がおられますが・・・見た所、今のあなたはどう見ても“普通の人間”にしか見えません。」
「ククッ、まあそうだろうよ。俺達の瞳が変わるのは特殊な魔力の発動時だけだからな・・・・ まあそういう訳で俺の母親ってのは息子の俺から見ても美人でなぁ、父親が死んだ後、ギルムガンに落ち延びていた俺の母親を見初めたのがセルディック4世って訳さ」
なる程、とりあえず辻褄はあっている。だが・・・・
「あなたの話が本当なら・・・・あなた方親子は、父親の死後グラム神聖国を離れた事になりますよね?」
「ああそうだ。そして・・・・俺の本当の名前は“グラブフット・ド・メルローズ”だ。俺の父親は、このアルバ地方に隣接する地域を治めていた、先々代の“メルローズ枢機卿”だ。暗殺されて七大国大戦の引き金になった“先代のメルローズ枢機卿”は伯父にあたる。」
なんと、それが本当なら随分と込み入った話だが・・・・
「順当にいけば、あなたが“メルローズ枢機卿”の立場を受け継いでいた筈なのでは?」
「まあな・・・だが俺の父親が兄を差し置いて枢機卿の名を受け継ぎ、死んだ後にその伯父が枢機卿になっている・・・・お前さんなら、それだけで事の次第は想像できるんじゃないか?」
「・・・・なる程、それがグラム神聖国を離れた理由ですか・・・・」
「ああ、あのままあそこに留まっていれば、俺達親子はそう遠く無いうちに消されていただろうよ。まぁ、その後に伯父が暗殺されたのは因果応報ってもんだが・・・・そのせいで七大国大戦が勃発したと思えば複雑なところだよ」
まぁ、何ともはや複雑な事になってきたものだ。
「親父が殺された時、俺は12歳になったばかりでな・・・今ほどの魔力も持ち合わせていなかったし、表向き親父の死には不審な所がなかった。一族の長である教皇も、全ての状況が整っている以上、伯父の枢機卿継承を止める術もない。俺とお袋は全てを捨てて落ち延びるしかなかったのさ。」
「さあ・・・・どこから話すか・・・・」
グラブフットは、ほんの少しだけ遠い目をしながら話し出した。
「俺が“古の神獣”を『監視する一族』の出だって事は前に話したよな? とりあえずそこから話そうか・・・・っと、その前に確認だ、お前さんどこまで知ってる?」
こちらに向き直ったグラブフットが問い掛ける・・・さてキドルガモンのコアから得た情報をどこまで話していいのか・・・
「・・・・僕が知っているのは“三柱の神獣”と呼ばれている魔物が・・・『太古に存在した国が、自国の民の為に“作った試練”で有る事と、三体のみでは無い事』だけです。」
実は知り得た情報は、これで全てでは無いのだが・・・・まぁ今はこれだけでいいだろう。僕の言葉を聞いたグラブフットは、なんとなく予感していたのか・・・・軽く頷いて、
「そこまで知っているなら話は早い、俺たちの一族は“神獣の動向”を監視すると共に、ヤツらに“近づこうとする者”が出現した時、その力を見極め、可能な限り排除する事を目的としている。そして“俺の生まれた一族”が担当しているのが、近郊七大国とそこに住まう者達が“三柱の神獣”と呼ぶ魔物なんだ。」
・・・・つまり彼等の一族は“エボリューションクラスモンスター”のうちの近隣三体を担当しているって事か・・・って事は、
「つまりあなた達以外にも神獣の守護をしている一族が複数存在するという事でしょうか?」
「ああ、それこそ世界中に散らばっているそうだ。他の一族とは、お互いに“存在”こそ認識してはいるが・・・・徹底して相互不干渉を貫いている。・・・・おっと、理由は俺も知らん。ただ“大魔法帝国”が滅んだ後、世界中に溢れ出した魔物から人々を守り、後の世に人類を残すべく奮闘したのが・・・・俺達の一族を含め、全ての一族の始祖である“一人の男”とその仲間だったと聞いている。そして、その男が自らの子と仲間達を各地に送り、神獣の監視をさせたのが俺達の成り立ちであり、相互不干渉はその時からの掟だそうだ。」
へえ、そんな人物がいたのか・・・・コアの情報には、神獣の元を類推できる情報と、大魔法帝国と呼ばれる文明の断片だけだったので、彼等が滅んだ後の事は分からないし、当然この人物の事は初耳だ。
「まあ一族に伝わる神話の類だからな、どこまで具体的な真実かは俺も分からん。伝承ではその男は、父も母もなく神殿から生まれたとか、確かに人間族だったのに200年以上生きたとか、その亡骸は死して七晩の後、煙の様に虚空に消え去ったとか、とにかく眉唾な事ばかりでな。」
「それはそれは・・・・まあ伝承とはそう言った物なのかもしれませんが・・・」
古今東西、神話とはそういう寓意に満ちたエピソードに溢れているものだ。現実主義者である奏多でさえ、そういうおとぎ話を聞いたのは一度や二度ではない。
「まぁ、俺と俺の両親はその一族が出自だって事だ。そして、その一族の表の顔こそが、グラム神聖国を支配している“教皇”と12人の“枢機卿”だ。」
なる程・・・・そういう事か・・・・ん? 今グラブフットは両親と言ったか? アローナの父親はセルディック4世だよな? てっきりグラブフットもセルディック4世の隠し子だと思っていたが・・・? 怪訝な顔をしている僕に、
「不思議そうだな? 簡単な事だよ、アローナと俺は同じ母親から生まれたってだけさ。」
それは・・・見た所グラブフットとアローナの年齢差は相当ある。その母親は、結婚や出産が相当早いこの世界では、かなりのリスクを背負ってアローナを生んだのだろう。
「クククッ、また勘違いしてるだろう? まあそれも仕方ないか・・・・ちょっと聞くが俺は何歳くらいに見える?」
「そうですね・・・・お世辞を抜きにすれば・・・・35歳から45歳といった所でしょうか?」
「まあそんなもんだよな、だがな? 俺の本当の年齢は59歳だ。」
「・・・バカな? とてもそんな風には見えません。それに・・・あなたの母親が仮に15であなたを生んだとしてもアローナを生んだ時にはとっくに50を超えている計算になります。確かにその様な事例も聞いた事はありますが・・・」
「それが俺達一族の特徴の一つだ。実際の寿命は普通の人間より少し長い程度だが・・・・極端に老化しにくい体をしているのさ! どうだ? 始祖の話に少し信憑性が出てきただろ?」
「その話が本当なら驚きですね。私の知り合いにも、とても若々しいハーフエルフの方がおられますが・・・見た所、今のあなたはどう見ても“普通の人間”にしか見えません。」
「ククッ、まあそうだろうよ。俺達の瞳が変わるのは特殊な魔力の発動時だけだからな・・・・ まあそういう訳で俺の母親ってのは息子の俺から見ても美人でなぁ、父親が死んだ後、ギルムガンに落ち延びていた俺の母親を見初めたのがセルディック4世って訳さ」
なる程、とりあえず辻褄はあっている。だが・・・・
「あなたの話が本当なら・・・・あなた方親子は、父親の死後グラム神聖国を離れた事になりますよね?」
「ああそうだ。そして・・・・俺の本当の名前は“グラブフット・ド・メルローズ”だ。俺の父親は、このアルバ地方に隣接する地域を治めていた、先々代の“メルローズ枢機卿”だ。暗殺されて七大国大戦の引き金になった“先代のメルローズ枢機卿”は伯父にあたる。」
なんと、それが本当なら随分と込み入った話だが・・・・
「順当にいけば、あなたが“メルローズ枢機卿”の立場を受け継いでいた筈なのでは?」
「まあな・・・だが俺の父親が兄を差し置いて枢機卿の名を受け継ぎ、死んだ後にその伯父が枢機卿になっている・・・・お前さんなら、それだけで事の次第は想像できるんじゃないか?」
「・・・・なる程、それがグラム神聖国を離れた理由ですか・・・・」
「ああ、あのままあそこに留まっていれば、俺達親子はそう遠く無いうちに消されていただろうよ。まぁ、その後に伯父が暗殺されたのは因果応報ってもんだが・・・・そのせいで七大国大戦が勃発したと思えば複雑なところだよ」
まぁ、何ともはや複雑な事になってきたものだ。
「親父が殺された時、俺は12歳になったばかりでな・・・今ほどの魔力も持ち合わせていなかったし、表向き親父の死には不審な所がなかった。一族の長である教皇も、全ての状況が整っている以上、伯父の枢機卿継承を止める術もない。俺とお袋は全てを捨てて落ち延びるしかなかったのさ。」
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