異世界情報収集生活

スカーレット

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神々編

52.結論、うちの子スゴイ

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※千利が話している前提です。



これが、神様を通じて私に渡されたものです。

時間で言えば私が異世界の化け物を倒してすぐの事ですね。

神様曰く、「千利の力が強大すぎてこの世界の均衡を崩す可能性があるため、最高神様から力を制限するための腕輪をつけるように指示があった。」とのことです。

これは私の力を、私の子供たちを守る力を制限する腕輪です。

私の力は私のもの。誰かに制限されるいわれも支配されるいわれもありません。

こんなこと馬鹿馬鹿しいことを考えるのは、私のことを知っている神様でも最高神様でもないでしょう。

まぁ、ムカつきましたし、こんなこと考えた馬鹿は自分の命がいらないのだろうと思いまして。

それならば私は死神として、死神らしく命を刈り取ってやろうと思いましてね。

しかし考えてみればおかしなことが2つあります。

1つ!早すぎる。

私が異世界の化け物を倒して数日後ならばわかりますが、倒した直後のこととなれば既に用意されていたと考えるのが普通でしょう。

2つ!私を危険視する理由がない。

私が神殺しできると知らない神々方からすれば、私がどれだけ頑張ったとしても所詮人間の力。危険視する必要がないのですよ。

この2つをふまえて私と一心は「どこかの神々によって仕組まれた事であり、その策に最高神が巻き込まれており、その濡れ衣を神様が着せられる可能性がある。」と判断しました。

また、最高神様が操られている、もしくはは洗脳されていると考えた私はとりあえず直接確認しに行くことにしました。

だって分かりませんもん。鑑定スキルで確認したかったですし。
……ちょっと神様?そんな疑わしい目で見ないでくれません?

操れる方法なんて結構な数あるんですからね!鑑定しなきゃ分かりませんよ!

ま、まぁステータス見たいな~と思ったことも事実ですが…、それは置いといて。

3人で最高神様に会いに行くことにしたわけです。でも問題がありました。

神の領域に人間が入れるのか?神々に見つかった時強制的に退出させられないのか?神々にスキルは通じるのか?などなど。

でもそんな問題はスパッと解決!理由は簡単、私は死神です。

「死神」

そう聞いてほとんどの人が思い浮かべるのは「人間の命を管理する神。」でしょう。しかし、称号「死神」は違います。

死神は「神を刈り取るもの。」いわば、
悪神となり、人間達に悪影響を及ぼす神を刈り取る者の名が「死神」であり、私です。

人間であり神でもある私は、称号を付けていれば無条件で神の領域に入れます。

もちろん神々の力への抵抗力は最大!神を殺すためにいますからね。

一心とニアには死神スキル「加護」を与えることで、神を殺す力を分け与えておけば万事解決!

一心とニアに私が突撃することを伝えて、一心にはニアとシャドウのサポートを、ニアには常時姿を消して黒子として徹底したサポートを頼んでおきました。

私の子供は優秀ですから、これだけで連携バッチリです!ドヤァ

ニアは先に一人で突入して最高神様を元に戻した後、自称女神が現れた入り口付近に罠とシャドウの出口を準備。

私達が来た後はシャドウの偽死神スキルを魔術で誤魔化してくれました。鑑定の報告、鉄線の準備、隠密、魔術によるサポート。

……うちの子優秀すぎません?可愛いし!優秀だし!有能!

一心は私と一緒に行って、攻撃食らって姿隠したら私の姿をしたシャドウと戦闘してもらいました。

……ハッ!うちの子達完璧じゃありません?!

…一心に何してんだこいつみたいな目で見られましたよ。…………せんりかなしい。

?私ですか?

邪魔な神々をボコってましたけど何か?



え?やだなぁーもう。殺してませんよ!ニッコリ



…………………………首切りましたけど、死んでなかったでしょう?

ヒールかける前に動かして死なせたのは知りませんよ~。

そもそも操られた方にも非はありますし、一心とニアを侮辱した馬鹿を私が生かして置く訳がないでしょう?


………まぁ、今回の皆の行動を整理しましょうか?後ろにいる馬鹿にもわからせないといけませんしね。
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