幼女エルフの自由旅

たまち。

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信用と経験

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「お待たせ致しました……ギルドマスター?」
「おう!やっと来たな!テターニャ、水のお代わりだ!」
「……お仕事が山積みですのでお戻り下さい」

この部屋まで案内してくれたギルド職員、彼女の名前はテターニャというらしい
どこぞの会社の社長秘書かと思う、しっかりした女性ではあるが苦労しているのだろう
私から見ればイタチなのだが、彼女は熊種の分類であるらしい
アナグマも熊種なので何をどういう基準で種が分かれているかは未だに分からないのだけれど
地球で言うアジア人の中のでも日本人か中国人か、というような違いのように分かる人には分かるのだとか

「お、俺は嬢ちゃんに用事があって来たんだ!」

用事?

「では用事を済ませたら仕事に戻って下さい、2日続けて蝋を消費するなんて事は流石に許容出来ませんからね」
「ぉ、おう……気をつける」
「では保存食の資料はこちらに置いておきます、部屋を出たら職員にお声がけください」
「はい、ありがとうございます」

ギルドマスターを冷めた目で一瞥して部屋を出て行くテターニャさん
私には微笑みを向けてくれたが、瞳の奥の温度の切り替えが素早すぎる
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