幼女エルフの自由旅

信用と経験

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私達の対峙した奴等は私が殺してしまったので連れて帰れず残留魔力を取れなかったので数シルほど引かれたらしい……本当に申し訳ない

「それでも金貨だぞ！金貨8枚に銀貨6枚も……いくらだ？」
「……8600シルだ」

馬鹿ガンは足し算が出来ない事が判明……
そんなに複雑では無いと思うのは私が日本の教育機関を少なからず受けていた為だろうか
だとしても単純な足し算くらいは普通に生活していたら出来るようになりそうなものだけれどね

「それでね、貴方の取り分なんだけど……」

言いにくそうなライヤさん
まぁ、いくら私がとどめを刺したとは言っても報告したのは彼女達だ、それに

「私は端数でいいですよ、加勢しただけですし」
「それはダメよ！少なくとも金貨1枚と武器代くらい……ダダ？」
「……2000シル、だろうな」
「そう！2000シルは受け取って頂戴！」

8700シルを5人で分けたら1720シルになる
つまり、武器は280シル程の値段になるということだろうか
それとも武器は1000シルもするのか？とダダさんをみれば……

「……弓は200シル、矢が1本10シルだ」

高ッ！？
私が使っていたのは自然から拝借した無料の弓と矢だ
そんなに高いなら嵩張らない武器に変えた方がよっぽど効率的だよ

「ね？貴方には少なくとも金貨2枚を受け取って貰うわ」
「こういう金の話はキッチリしないと後々面倒ごとに成りかねないって言うからね」
「そうだぞ！それに、心配するなら金を撒けって言うしな！」

……なにそれ