109 / 157
信用と経験
106
しおりを挟む
別にライヤさん達が弱いとは言わないけれど、あの盗賊達はちゃんと連携がとれていて、あのまま行けば背を向けるか体力が尽きるかした方が負けると私にも分かった
そして着ていた物も盗賊達は一見ボロだったが、首元に宝石の類を隠し持っていた者もいたと思う
金を持っている方に加勢すると言うならば盗賊の方も捨てがたい相手だったのだ
私としてはあの時穏便に情報を頂けそうな徳位の数値が高いライヤさん達1択だと判断したけれど
「確かにそうだったわね、今更だけどあの時は本当に助かったわ」
「町の方向が知りたいだけだったからお礼を言うのは私だよ、こうして町に辿り付けたし、ありがとうございます」
「それでも、よ?それに……「お前が倒した奴らが懸賞金掛かってた山賊だったらしいぞ!しかも、きッムグ!?」
あぁ、馬鹿だ、ここに馬鹿がいるよ
ライヤさんに口を縛られた馬鹿は鰐の生態と同じく口を開く力は弱いらしい
てか、こいつの呼び名もう鰐で良いかな
いや、他の鰐種の方に失礼か
じゃあバカガンにしておこう
「……ごめんなさいね?ここじゃアレだし私達の宿泊してる宿に来れる?アマリさんもご一緒に如何ですか?」
「職人ギルドでの用が終わったらその宿にこの子を送り届けるよ、悪いがアタシは今夜も仕事があるんで遠慮するよ」
あぁそうか、確かにアマリさんの仕事は夜だった
そもそも私に付き合っていたのだから今日は仕事は無いのかと思っていたよ
寝不足にならないのだろうか……ちょっと心配だ
「ではそちらの用事が終わったら【月亭】と言う宿に来て下さい、千里眼に会いに来たと伝えてくれたら通すように伝えておきます」
そして着ていた物も盗賊達は一見ボロだったが、首元に宝石の類を隠し持っていた者もいたと思う
金を持っている方に加勢すると言うならば盗賊の方も捨てがたい相手だったのだ
私としてはあの時穏便に情報を頂けそうな徳位の数値が高いライヤさん達1択だと判断したけれど
「確かにそうだったわね、今更だけどあの時は本当に助かったわ」
「町の方向が知りたいだけだったからお礼を言うのは私だよ、こうして町に辿り付けたし、ありがとうございます」
「それでも、よ?それに……「お前が倒した奴らが懸賞金掛かってた山賊だったらしいぞ!しかも、きッムグ!?」
あぁ、馬鹿だ、ここに馬鹿がいるよ
ライヤさんに口を縛られた馬鹿は鰐の生態と同じく口を開く力は弱いらしい
てか、こいつの呼び名もう鰐で良いかな
いや、他の鰐種の方に失礼か
じゃあバカガンにしておこう
「……ごめんなさいね?ここじゃアレだし私達の宿泊してる宿に来れる?アマリさんもご一緒に如何ですか?」
「職人ギルドでの用が終わったらその宿にこの子を送り届けるよ、悪いがアタシは今夜も仕事があるんで遠慮するよ」
あぁそうか、確かにアマリさんの仕事は夜だった
そもそも私に付き合っていたのだから今日は仕事は無いのかと思っていたよ
寝不足にならないのだろうか……ちょっと心配だ
「ではそちらの用事が終わったら【月亭】と言う宿に来て下さい、千里眼に会いに来たと伝えてくれたら通すように伝えておきます」
0
お気に入りに追加
321
あなたにおすすめの小説
D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが
米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。
その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。
更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。
果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!?
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
スキル【アイテムコピー】を駆使して金貨のお風呂に入りたい
兎屋亀吉
ファンタジー
異世界転生にあたって、神様から提示されたスキルは4つ。1.【剣術】2.【火魔法】3.【アイテムボックス】4.【アイテムコピー】。これらのスキルの中から、選ぶことのできるスキルは一つだけ。さて、僕は何を選ぶべきか。タイトルで答え出てた。
異世界転生してもまだモブだった俺が世界に復讐する話 〜全てに見捨てられた怨念たちと共に、我らの憤怒で罪人どもを滅ぼし世界を地獄へと変える〜
じぇみにの片割れ
ファンタジー
退屈どころか酷い日常を送っていた藤原悠司は異世界転生を果たしてギルドに保護される。しかしチートはもらえないし美少女にも囲まれない。現代知識チートが通じるほど甘い世界でもない。
しかも同じ時期に異世界転生してきた別の男──怜司が大活躍。そいつは女にモテるわ性格は良いわでいいこと尽くし。
自分はどうせ無能だからいい。異世界に来たぐらいで幸せになるわけがない──そう諦観していた悠司だったが、こっちの世界で出会った女性に一目惚れ。彼女を見てさえいられればちょっとは幸せになれた。
なのにその彼女さえ、大活躍していた主人公様に取られそうな気配。ついに我慢しきれなくなった悠司は怜司の殺害を試みるが失敗。ギルドの牢屋に幽閉された。
牢の中にいた彼の脳裏にある言葉が響く──我らとひとつに、と。
不思議な声に導かれるまま保管庫にあった禍々しい杖を掴み取ったとき、藤原悠司と“彼ら”の本当の物語が幕を開ける。
光の道を歩み続ける者たちと、その影に飲み込まれて見捨てられた者たちがぶつかり合うダークファンタジー。
異世界という幻想でさえ、冷酷な現実を超克することはできない──
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる