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命名、そして真実
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『私の加護であればヴィエンの才能と似たような物ですので必要無いでしょうが、“こ”の加護は……既にヴィエンに付いておりますよ』
……どう言うこと?
『先程ヴィエンの能力値をいじった際に付与したのでしょう、微々たるものですが良縁に恵まれると考えて下さい』
ふぅん
まぁ、悪い物ではなさそうだ
良縁というのが私にとってなのか世界にとってなのかは悩むところではあるけれど、自分だけの体を持ったのは始めてなので良い悪いの判断が難しいものだな
『取り敢えず私の話はコレで終わってしまいましたが、ヴィエンにはまだ何かあるようですね』
あー、そうだったね
いくつかは質問もせずに出てしまった答えがあるけれどそういったものを見る目もウ神という神にはあるのだろう
「神に相談する事でも無いとは思うんだけど……」
聞こうか聞くまいか、別に聞いたところで罰が下る訳でもなさそうだけれど
神、という存在に対して果たして相談するべき事なのかがいまいち分からない
相談なんて事はアキ同じ体にいた別人格のアキにしかしてこなかった
それも日々を円滑に進める為の物であって相談と言うよりは取り決めの様なものだ
『貴方の元有った国では人々は神を頼っていた、と聞きませんが願いを聞き入れるかどうかを決めるのは我等ですよ?貴方いた国の言葉を借りるなら、言うだけタダなのでは?』
……確かにね
言うだけならタダ、とはユキがよく言っていた
アキには「口は災いの元」だと窘められてはいたけれど心を読める神に対しては意味もなさないのだろう
……どう言うこと?
『先程ヴィエンの能力値をいじった際に付与したのでしょう、微々たるものですが良縁に恵まれると考えて下さい』
ふぅん
まぁ、悪い物ではなさそうだ
良縁というのが私にとってなのか世界にとってなのかは悩むところではあるけれど、自分だけの体を持ったのは始めてなので良い悪いの判断が難しいものだな
『取り敢えず私の話はコレで終わってしまいましたが、ヴィエンにはまだ何かあるようですね』
あー、そうだったね
いくつかは質問もせずに出てしまった答えがあるけれどそういったものを見る目もウ神という神にはあるのだろう
「神に相談する事でも無いとは思うんだけど……」
聞こうか聞くまいか、別に聞いたところで罰が下る訳でもなさそうだけれど
神、という存在に対して果たして相談するべき事なのかがいまいち分からない
相談なんて事はアキ同じ体にいた別人格のアキにしかしてこなかった
それも日々を円滑に進める為の物であって相談と言うよりは取り決めの様なものだ
『貴方の元有った国では人々は神を頼っていた、と聞きませんが願いを聞き入れるかどうかを決めるのは我等ですよ?貴方いた国の言葉を借りるなら、言うだけタダなのでは?』
……確かにね
言うだけならタダ、とはユキがよく言っていた
アキには「口は災いの元」だと窘められてはいたけれど心を読める神に対しては意味もなさないのだろう
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