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命名、そして真実
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神でも流石に個人の能力をいじるのは難しいのか……
で、ウ神の用事っていうのは能力値の事だったの?
『そうですね、後は貴方の才能についてと申しましょうか……』
才能について?
あ、昨夜才能の欄の解析の後ろに謎の記載があったんだけど、ソレのこと?
『恐らくそちらについてのお話になると思います』
ウ神が言うには才能は通常は1人2つ持つ者らしい
命を持つ際に1つ選び、後の1つは神が付与する
大体にして対極の位置にある才能が選ばれるらしいのだけれど、私の才能は1つしか付与されていなかった
『魂を回す仕事というのはそれなりの決まり事があるものなのです、それをうろ覚えで行うなど』
『ムァウ……』
スゥっとウ神が目を滑らせた先にはお面を被るコ神
どうやら言葉を発する事が出来ないらしい
くぐもった声が聞こえ来るが何を伝えたいのか仮面のせいで表情さえもわからない
『反省して頂く為に100年ほどこの状態が続きますがヴィエンの責任ではありませんのでお気になさらず』
「あ、はい」
100年と言っても神にとってはそれほど長い年月では無いのだろう、多分……
『そこで処置として対極の才能を記入だけ行おうと思ったのですが、神を信頼していないヴィエンに細工を行う事が叶いませんでした』
お、おう
神を信頼しないって神本人に指摘されると言うのはちょっと気まずいものがあるな
しかし勝手に細工をしようとしたって言うのはあまり歓迎できない話だ
最もこの世界に生を受けた以上この世界神々の下に私は位置するのであって、文句を通せる立場では無いのだろう
で、ウ神の用事っていうのは能力値の事だったの?
『そうですね、後は貴方の才能についてと申しましょうか……』
才能について?
あ、昨夜才能の欄の解析の後ろに謎の記載があったんだけど、ソレのこと?
『恐らくそちらについてのお話になると思います』
ウ神が言うには才能は通常は1人2つ持つ者らしい
命を持つ際に1つ選び、後の1つは神が付与する
大体にして対極の位置にある才能が選ばれるらしいのだけれど、私の才能は1つしか付与されていなかった
『魂を回す仕事というのはそれなりの決まり事があるものなのです、それをうろ覚えで行うなど』
『ムァウ……』
スゥっとウ神が目を滑らせた先にはお面を被るコ神
どうやら言葉を発する事が出来ないらしい
くぐもった声が聞こえ来るが何を伝えたいのか仮面のせいで表情さえもわからない
『反省して頂く為に100年ほどこの状態が続きますがヴィエンの責任ではありませんのでお気になさらず』
「あ、はい」
100年と言っても神にとってはそれほど長い年月では無いのだろう、多分……
『そこで処置として対極の才能を記入だけ行おうと思ったのですが、神を信頼していないヴィエンに細工を行う事が叶いませんでした』
お、おう
神を信頼しないって神本人に指摘されると言うのはちょっと気まずいものがあるな
しかし勝手に細工をしようとしたって言うのはあまり歓迎できない話だ
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