幼女エルフの自由旅

命名、そして真実

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まぁいいや
エルフとして生まれ変わった私的にはもうこの星が≪地球≫な訳だしね
　
『この星はワンガーラよ？地球と言う名前では無いけど……』
「私の言った地球ってのは自分が住む球の地って意味の≪地球≫だよ、名前とは違う意味合いの言葉」
　
あれ？でもそれを言うなら……
　
『≪闇球やきゅう≫、かしら』
「≪魔球まきゅう≫とか？」
『・・・。』
「・・・。」
　
うん、どちらにしてもなんか違う気がするし
この星はワンガーラでいいかな……？
　
『えぇそうね！とりあえず貴方の名前を考える事に専念しましょ！』
　
確かに……脱線しすぎてしまったようだ
　
『でも名付けって難しいわね……私達は一音が名前になるけど貴方達は違うんでしょう？』
　
まぁ、一音だけの名前の者は中々いないだろうね
私の前世の名前は一文字だったけれど3音の名前である
　
『ゆかり、よね？私達には数十種類の音が連なってるように聞こえるけど、貴方には3音にしか聞こえないのね？』
　
数十種類の音？
　
『えぇ、例えば≪ゆ≫には≪ウュ≫や≪ユゥ≫なんかも≪ゆ≫と言う音にあるでしょう？もしかしたら≪ンッウュ≫かも知れない訳で……ごめんなさい、貴方の名前を考えるわ』
　
知らないことを知るのは楽しい
けれど、確かに私にとっては関わりのない話である事は間違いないだろう
違う次元の世界の常識にまで知識欲を欠いては他のことが疎かになりそうだもの

『ねぇ、貴方の名前を考えるのに≪う≫の神を呼んでもいいかしら？』
　
他の神を？
それは神的に良いことなの？