幼女エルフの自由旅

命名、そして真実

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やっぱり自分で考えた方が良いんじゃなかろうか
　
『ダメよダメ！名付けを考えるのは親の役目よ！？この地に貴方を存在させたのは私だもの！大まかに考えれば私が貴方の親と言っても過言ではないわ！』
　　
いや、過言だと思う
大まか過ぎると思う
……親というのは体を成形させる元の種や卵の持ち主だと言うのだろうし、魂の面で言えば親は地球の神とかいう存在だろう
産み親でも、育て親でも無いコ神が親と言う言葉にはかすってすらいないだろう
精々親の知人、先祖の知神ちじん程度だろうか
　
『貴方の今世の親の祖先を辿れば私と≪う≫の神が作り上げた生物だもの！エルフ族に生まれた時点で私の子と言っても良いでしょう！？』
　
つまり、この体の御先祖様ってことか
……次からお婆ちゃんって呼ぼうか？
　
『ち、ち違うわよ！作ったって言っても子を成した訳じゃなくて私達の≪作品≫みたいなものよ！』
　
アダムとイブみたいな？
地球の神が寂しくて骨を繋ぎ合わせて生物作り上げちゃった感じの成形？
　
『結果は間違って無いけど……地球の神って寂しがって人間を作ったの？姿の進化に特化させたって言ってたけど人間は違かったのかしら』
「いや、どっかの国の神話の話だから関係ないと思うよ？進化論の方が証明されてたしね」
　
まぁ、私としては神話はそれなりに好きだからそんな事実であっても面白いとは思うけど
それにしても姿の進化に特化させた、っていうのも面白そうな話だな
　
『この地の物は突然変異はあっても徐々に変わる物はないわよ？迷宮に落ちた生物は最初は変わるでしょうけど、徐々に安定して変わらなくなるもの』
　
迷宮に落ちた生物？