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獣人国オルサの町
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それに、だ
「使うかどうかも分からない契約書を持ち歩くの面倒だもん、契約の代筆はドノアさんにしてもらってダイルさんに保管して貰うつもりですよ」
「え……」
固まるドノアさん
ごめん、説明不足で……
「待たせた、契約書の内容を詰めたいのだが……大丈夫か?」
「問題ありません」
「そ、そうか?では……」
目を見開き、固まっているドノアさんに戸惑いながらも葉紙を広げるグラディさん
共に洋紙に本書きする内容を確認した
結果、ドノアさんが正気に戻る頃には契約書の枚数も決まって洋紙に名前を書き入れる迄となった
「ほ、本当に僕の名前を書くの?後で何か被害があったりしないんですよね?」
魔力筆を持つドノアさんの手は笑えるほど震えている
「大丈夫です、ドノアさんが被害を被る事はありませんってば」
魔力契約書の内容は以下の通りである
+--------------------------------------------------------+
査定依頼者(以後甲とする)に対し、依頼承諾者(以後乙とする)は依頼表を表示した時点から甲に損害を与えてはならない
乙が故意又は個人の技術不足により10シル以上の損害を甲に与えた場合は甲に対して乙の私財から差額の2倍を支払う事とする
尚、この契約は乙がオルサ町冒険者ギルドの職を辞す迄有効なものとする
甲代表:
乙:
証人:グラディ
+--------------------------------------------------------+
「使うかどうかも分からない契約書を持ち歩くの面倒だもん、契約の代筆はドノアさんにしてもらってダイルさんに保管して貰うつもりですよ」
「え……」
固まるドノアさん
ごめん、説明不足で……
「待たせた、契約書の内容を詰めたいのだが……大丈夫か?」
「問題ありません」
「そ、そうか?では……」
目を見開き、固まっているドノアさんに戸惑いながらも葉紙を広げるグラディさん
共に洋紙に本書きする内容を確認した
結果、ドノアさんが正気に戻る頃には契約書の枚数も決まって洋紙に名前を書き入れる迄となった
「ほ、本当に僕の名前を書くの?後で何か被害があったりしないんですよね?」
魔力筆を持つドノアさんの手は笑えるほど震えている
「大丈夫です、ドノアさんが被害を被る事はありませんってば」
魔力契約書の内容は以下の通りである
+--------------------------------------------------------+
査定依頼者(以後甲とする)に対し、依頼承諾者(以後乙とする)は依頼表を表示した時点から甲に損害を与えてはならない
乙が故意又は個人の技術不足により10シル以上の損害を甲に与えた場合は甲に対して乙の私財から差額の2倍を支払う事とする
尚、この契約は乙がオルサ町冒険者ギルドの職を辞す迄有効なものとする
甲代表:
乙:
証人:グラディ
+--------------------------------------------------------+
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