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獣人国オルサの町
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「白塗りがあって良かったわ……」
あの後、暫くしてから復活した2人は森を出た事を仕方ないと受け入れつつも会ったこともない筈の巫女代理をけちょんけちょんに言いなじっていた
しかし風呂に行くという約束を思い出して部屋を出た瞬間の2人の切り替えは早かった
今し方リューシャさんの呟いた白塗りという品をアマリさんが持ってきて
虹人の紋章に被せるように塗り込むとあら不思議、綺麗に印が見えなくなったのだ
魔力を込めながら塗ると白色に変化するので、行為中についた痣などを他の客に見せないように使っているらしい
しかも擦っても簡単には取れないのでバレることもないのだとか
エルフ族の白色の肌と酷似しているために白くなる以外は何の効果もない塗り薬が色屋では重宝されているらしい
後日旅芸者の女形の男性が似たような物を使っていることを知るのではあるが……
「さぁ、入りましょうか」
恐らく火魔法だろう明かりが灯っているが、明かりがなかったら店があることすら気付かないたろう
≪緑眼の湯≫と書かれた風呂屋の中に入る
「いらっしゃい……湯浴みは5シル、タオルは3シル、乾燥具は10シルだよ……」
灰色の熊がのんびりと案内をする
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魔力を込めながら塗ると白色に変化するので、行為中についた痣などを他の客に見せないように使っているらしい
しかも擦っても簡単には取れないのでバレることもないのだとか
エルフ族の白色の肌と酷似しているために白くなる以外は何の効果もない塗り薬が色屋では重宝されているらしい
後日旅芸者の女形の男性が似たような物を使っていることを知るのではあるが……
「さぁ、入りましょうか」
恐らく火魔法だろう明かりが灯っているが、明かりがなかったら店があることすら気付かないたろう
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灰色の熊がのんびりと案内をする
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