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獣人国オルサの町
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門の前に一列に並んだ人々を眺めて億劫になる
最後尾を解析してみると、徳位プラス値だったので安心して後ろに並ぶ
一応門番の2人のも解析しておくとどちらも普通である
最も、徳位なんて物は割と簡単に変動するので次会ったときも同じであるかは分からない
「おや?エルフ族の方とは珍しいですね、初めまして」
「……初めまして」
いきなり話しかけてきた前の鳥族の男にギョッとしながらも挨拶を返す
「申し訳ございません、決して怪しい者では無いんですよ」
そんなことを言われると余計に怪しく感じるのは何故だろうか
「その若さで魔力持ちとはどのような訓練をなさったのか気になりまして、エルフ族の方は皆さん膨大な魔力をお持ちなのですか?」
膨大な魔力?
「失礼、私はスキルの研究をしている物なので≪鑑定≫するのが癖なのです……気を悪くされたら申し訳ございません」
ほぉ、これはいい人に絡まれたようだ
「鑑定スキルはどうやったら取れるんですか?」
相手の質問を無視して尋ねると驚きを顔に乗せた後にニンマリと口元を緩めた鳥族の男
若干変態チックだけれども現時点ではいい人だとで結果が出ているので大丈夫だろう
……多分
人柄と性癖は関係ないので絶対とは言えないけれど
「私は王都で研究をしておりますバイザと申します、スキルの研究しているのですよ!こちらの書物は私が書いたのです!」
興奮気味に取り出したのは葉紙を使った本だった
葉紙はエルフ族の集落でも使っていた
男の顔程ある大きな葉で、収穫して直ぐに水に浸けてから程よく乾燥させると爪先などで引っ掻いた箇所の色が濃く変色するのだ
文字等を書いた後に魔法で乾燥させると変色しなくなるために安価な本等にも使われているらしい
最後尾を解析してみると、徳位プラス値だったので安心して後ろに並ぶ
一応門番の2人のも解析しておくとどちらも普通である
最も、徳位なんて物は割と簡単に変動するので次会ったときも同じであるかは分からない
「おや?エルフ族の方とは珍しいですね、初めまして」
「……初めまして」
いきなり話しかけてきた前の鳥族の男にギョッとしながらも挨拶を返す
「申し訳ございません、決して怪しい者では無いんですよ」
そんなことを言われると余計に怪しく感じるのは何故だろうか
「その若さで魔力持ちとはどのような訓練をなさったのか気になりまして、エルフ族の方は皆さん膨大な魔力をお持ちなのですか?」
膨大な魔力?
「失礼、私はスキルの研究をしている物なので≪鑑定≫するのが癖なのです……気を悪くされたら申し訳ございません」
ほぉ、これはいい人に絡まれたようだ
「鑑定スキルはどうやったら取れるんですか?」
相手の質問を無視して尋ねると驚きを顔に乗せた後にニンマリと口元を緩めた鳥族の男
若干変態チックだけれども現時点ではいい人だとで結果が出ているので大丈夫だろう
……多分
人柄と性癖は関係ないので絶対とは言えないけれど
「私は王都で研究をしておりますバイザと申します、スキルの研究しているのですよ!こちらの書物は私が書いたのです!」
興奮気味に取り出したのは葉紙を使った本だった
葉紙はエルフ族の集落でも使っていた
男の顔程ある大きな葉で、収穫して直ぐに水に浸けてから程よく乾燥させると爪先などで引っ掻いた箇所の色が濃く変色するのだ
文字等を書いた後に魔法で乾燥させると変色しなくなるために安価な本等にも使われているらしい
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