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始まりの森
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「センジュ……リシちゃんって?」
「ん?……いや、受付嬢の子がさぁ」
何やら不穏な雰囲気になっている彼女等から一歩離れておく
「別にいいのよ?貴方が何処で誰と仲良くしていようが」
「ら、ライヤ」
「でもねぇ、ギルドの受付嬢だけは面倒事を巻き込みやすいから辞めてって言ったわよねぇ」
「ヤってはないから!ちょっと仲良くなっただけで!」
「じゃあ仲良くならないでくれるかしら」
……仲間同士の恋愛関係の話かと思ったけれどもどうやら違う感じだ
「前に何かあったの?」
「……殺傷事件があった」
熊族に尋ねると物騒な答えが返ってきた
「……誰が一番愛されているかで揉めていた」
成る程……
私の中で鳥族のセンジュさんが女関係にだらしがない人だと言う認識に変わった
先程の対応も子供好きでは無く私が女だからと言うならばどれだけストライクゾーンが広いのだろうか……
ーーーーーーーーーーー………
「本当にここまででいいの?」
「大丈夫です、ありがとうございました」
人道まで案内してくれた彼女らにお礼を言って笑顔を向ける
彼女達はこれから魔物を狩る予定らしい
先程の盗賊達は魔物を探している時に出会ったのだと言う
盗賊達は他の場所から追われて、引っ越しの最中だったようで財宝は持っていなかった
逃げた先で討伐されるとは何とも可哀想な盗賊達だ
一応お頭らしき狼族の体の一部首持ち帰るが、幾らになるかは分からないと言っていた
生きたまま捕まえたら奴隷になったので高かったかも知れないが、殺してしまったものは仕方が無いだろう
魔物にはただの痺れで終わる毒だが、獣人には致死毒であったらしい
回収しようと見てみれば、皆泡を吹いて死んでいたのだ
……申し訳ない事をした
「ん?……いや、受付嬢の子がさぁ」
何やら不穏な雰囲気になっている彼女等から一歩離れておく
「別にいいのよ?貴方が何処で誰と仲良くしていようが」
「ら、ライヤ」
「でもねぇ、ギルドの受付嬢だけは面倒事を巻き込みやすいから辞めてって言ったわよねぇ」
「ヤってはないから!ちょっと仲良くなっただけで!」
「じゃあ仲良くならないでくれるかしら」
……仲間同士の恋愛関係の話かと思ったけれどもどうやら違う感じだ
「前に何かあったの?」
「……殺傷事件があった」
熊族に尋ねると物騒な答えが返ってきた
「……誰が一番愛されているかで揉めていた」
成る程……
私の中で鳥族のセンジュさんが女関係にだらしがない人だと言う認識に変わった
先程の対応も子供好きでは無く私が女だからと言うならばどれだけストライクゾーンが広いのだろうか……
ーーーーーーーーーーー………
「本当にここまででいいの?」
「大丈夫です、ありがとうございました」
人道まで案内してくれた彼女らにお礼を言って笑顔を向ける
彼女達はこれから魔物を狩る予定らしい
先程の盗賊達は魔物を探している時に出会ったのだと言う
盗賊達は他の場所から追われて、引っ越しの最中だったようで財宝は持っていなかった
逃げた先で討伐されるとは何とも可哀想な盗賊達だ
一応お頭らしき狼族の体の一部首持ち帰るが、幾らになるかは分からないと言っていた
生きたまま捕まえたら奴隷になったので高かったかも知れないが、殺してしまったものは仕方が無いだろう
魔物にはただの痺れで終わる毒だが、獣人には致死毒であったらしい
回収しようと見てみれば、皆泡を吹いて死んでいたのだ
……申し訳ない事をした
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