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始まりの森
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キィーン……!
耳を澄ませながら歩いていると何やら争う音が聞こえてくる
「やっとか!」
物騒な音ではあるが、期待に胸を躍らせて音のする方へ足を向ける
着く頃には戦いが終わってくれたら儲けものだが、苦戦しているようなので無理だろうか
「下がれッ!!」
「この野郎ッ!!!」
「しつこいんだよッ!!」
「邪魔だぁ!!」
「ふざけるなッ!!」
辿り着いた先の戦いは乱闘と言うほどでも無いが、割と緊迫した状況だった
「さて、どちらに着こうか……」
矢をつがえながら各方のリーダーらしき人物を≪解析≫する
+++++++++++++++++++++++++++++++
名前:ドムテ
年齢:26
状態:切り傷
徳位:-17
好物:光り物
+++++++++++++++++++++++++++++++
獣人で26歳と言えばいい年だろう、ボロを来ているので生活困難なのだろうか
それにしても徳位がマイナスか……
長い耳の対戦相手はどうだろう
+++++++++++++++++++++++++++++++
名前:ライヤ
年齢:19
状態:切り傷
徳位:38
好物:桃の実
+++++++++++++++++++++++++++++++
名前的に女性だろうか
兎族という種族は何となく親近感が持てるな
今一番重要な徳位は38
徳位とは名の如く、徳を積めば積むほど数値が高くなるものである
つまり、どちらに着くかは明白だよね
因みに産まれたばかりの赤ん坊は勿論0からのスタートだと説明欄に書いてあった
才能の存在を知ったのは記憶が戻ってからなので他人への使用は初めてだけれども上手くいった
つがえた矢の先を狼族の男に向けてキリキリと弓を引く
ヒュッと風を切る音と共に男の首を掠めた
耳を澄ませながら歩いていると何やら争う音が聞こえてくる
「やっとか!」
物騒な音ではあるが、期待に胸を躍らせて音のする方へ足を向ける
着く頃には戦いが終わってくれたら儲けものだが、苦戦しているようなので無理だろうか
「下がれッ!!」
「この野郎ッ!!!」
「しつこいんだよッ!!」
「邪魔だぁ!!」
「ふざけるなッ!!」
辿り着いた先の戦いは乱闘と言うほどでも無いが、割と緊迫した状況だった
「さて、どちらに着こうか……」
矢をつがえながら各方のリーダーらしき人物を≪解析≫する
+++++++++++++++++++++++++++++++
名前:ドムテ
年齢:26
状態:切り傷
徳位:-17
好物:光り物
+++++++++++++++++++++++++++++++
獣人で26歳と言えばいい年だろう、ボロを来ているので生活困難なのだろうか
それにしても徳位がマイナスか……
長い耳の対戦相手はどうだろう
+++++++++++++++++++++++++++++++
名前:ライヤ
年齢:19
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徳位:38
好物:桃の実
+++++++++++++++++++++++++++++++
名前的に女性だろうか
兎族という種族は何となく親近感が持てるな
今一番重要な徳位は38
徳位とは名の如く、徳を積めば積むほど数値が高くなるものである
つまり、どちらに着くかは明白だよね
因みに産まれたばかりの赤ん坊は勿論0からのスタートだと説明欄に書いてあった
才能の存在を知ったのは記憶が戻ってからなので他人への使用は初めてだけれども上手くいった
つがえた矢の先を狼族の男に向けてキリキリと弓を引く
ヒュッと風を切る音と共に男の首を掠めた
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