幼女エルフの自由旅

たまち。

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信用と経験

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「アタシもそう思ってね、この子に付いて行ける金に余裕のある高ランクで長寿種の冒険者がいないかと思ってるんだが……アンタ知らないかぃ?」
 
え、何それ
初めて聞いたんだけど?
確かに森ならまだしも町を移動しながら私のような幼い商人が1人で生きていくのは無理があるかもしれない
しかし、私としては良く知りもしない人と過ごすくらいなら森で獣から身を隠しながら過ごす方がマシだと思えてしまう
敵か味方か分からない連中より明確な敵であり、食物にもなる獣が……ってこれは叔父の考え方でもあったな
 
「すみません、最近この町に来たので……知り合いにはいらっしゃらないんですか?」
「ウチの客の長寿種はみんな町住みでねぇ、冒険者ギルドに来りゃあいると思ったんだが」
「長寿種の冒険者は趣味感覚で登録する人が多いですからね」
 
首を振るライヤさんに苦笑いを返すライヤさん
趣味感覚ってどういうことだろう
 
「そうさねぇ、アタシも登録はしとるが今では依頼を出す時にしか使っとらんわ」
「あぁ、そう言う人は多いですよね」
 
なんと!?アマリさんが冒険者だったとは!
しかも依頼を出すのに冒険者登録が必要なの?
 
「冒険者が冒険者に依頼を出すのは手数料が必要ないのよ、そのかわり指名以来しか出せないけどね」
 
へぇ、知らなかった

「アンタ等の知り合いで20年ほどこの子に付いて回れる奴はいないかねぇ?」
「20年は流石に……奴隷を雇うと言うのは如何ですか?」
 
この国というか、この世界には奴隷制度があるらしいことは色屋にいる時に聞いた
奴隷とはいっても契約期間というのがあるらしく、買われたら一生買主に従わなくてはならないというわけでは無いらしい
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