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命名、そして真実
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全くもって私の心中は伝わっていないらしい自称≪小神≫に白々しい視線を投げる
『小じゃ無いわよ!私はコワンガウシユエノアナの中の≪こ≫と言う名を持つ神なのよぉ!』
……つまり、コワンなんちゃらとか言う神ではなくてその一文字一文字がワンガーラを治める神の名前って事?
『一文字というか、一音が神の名と言う解釈で良いわ』
ふぅん、じゃあ私が虹人に選ばれたのは一概にコ神の所為だとは言わないという訳か
『≪う≫の神が手配したかも知れないけど、貴女が虹人に選ばれたのは▪︎▪︎の決定で間違いないと思うわ』
まぁ今更誰が関わっていたと知ってもどうにもならないことだ
割りと気楽にこの場にいる私が思うのも可笑しな話だけれど、この空間は私の生活する場所とは次元の違う場所なのだから
『それで、その……虹人の件でないなら用事っていうのは?』
あぁ、そうだった
私の用事とは
「私の名前を一緒に考えて欲しいんだよね」
『な、まえ?』
そう、叔父は自分で決めろと言ったらしいけれど考えれば考えるほど名前というのは決まらない
いい加減面倒になってしまって、ある意味での神頼み……
なんかいい感じの言葉がないだろうかと一日中考えてはみたものの、ピンと来るものがなかったので最終手段的に教会に来たのだけれど
まさか直接神に頼めるとは思わなかったけどね
『名前……うん、良いわ!とっておきの物を考えましょう!!』
何故だろう……
張り切ってくれた途端に心配になってきた
『小じゃ無いわよ!私はコワンガウシユエノアナの中の≪こ≫と言う名を持つ神なのよぉ!』
……つまり、コワンなんちゃらとか言う神ではなくてその一文字一文字がワンガーラを治める神の名前って事?
『一文字というか、一音が神の名と言う解釈で良いわ』
ふぅん、じゃあ私が虹人に選ばれたのは一概にコ神の所為だとは言わないという訳か
『≪う≫の神が手配したかも知れないけど、貴女が虹人に選ばれたのは▪︎▪︎の決定で間違いないと思うわ』
まぁ今更誰が関わっていたと知ってもどうにもならないことだ
割りと気楽にこの場にいる私が思うのも可笑しな話だけれど、この空間は私の生活する場所とは次元の違う場所なのだから
『それで、その……虹人の件でないなら用事っていうのは?』
あぁ、そうだった
私の用事とは
「私の名前を一緒に考えて欲しいんだよね」
『な、まえ?』
そう、叔父は自分で決めろと言ったらしいけれど考えれば考えるほど名前というのは決まらない
いい加減面倒になってしまって、ある意味での神頼み……
なんかいい感じの言葉がないだろうかと一日中考えてはみたものの、ピンと来るものがなかったので最終手段的に教会に来たのだけれど
まさか直接神に頼めるとは思わなかったけどね
『名前……うん、良いわ!とっておきの物を考えましょう!!』
何故だろう……
張り切ってくれた途端に心配になってきた
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