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片思いフレンズ 序章
It was only a one-way love.
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「えっと……マスターさん……」
爆発寸前の爆弾みたいな赤い顔をした三好菜々は、緊張したようにそう言ったあと何度もこっちをチラチラ見ている作業に徹した。
肩甲骨くらいまで伸びた黒髪が小刻みに震えているのがわかる。
ピンク色のコートは、普段の三好菜々とは少し違った印象を与えている。白いスカートやオシャンティな黒い靴も今日買ったばかりの新品だ。
葉を1枚も付けてない桜の木にもたれかかった三好菜々の姿を見ていると、何度か目があったりするのでお互い顔を地面に向ける。
なんだこの状況は。
「スうぅー……ハァーっ! 」
何かを決心したような顔付きをした三好は、改めてこっちに向き直った。
「マスターさん、私と……私と、付き合ってください! 」
頭が真っ白になった。
俺はどうやら……昭和チックな告白シーンにありがちな状況に陥っているらしい。
西田家のプライベートアイランドから帰ってきた俺たちは、何もすることもなくダラダラと冬休みを過ごした。
今日から休み明けなので、足にショベルカーが引っ付いてるんじゃないかと思いたくなるくらい重い足取りで学校に行った。
登校中に何度か同じ学校の生徒を見かけたが、全員足にパルテノン神殿がくっついてるんじゃないかと思いたくなるくらい重い足取りで学校に向かっていた。溜め息は工場の排気ガスのごとく吐かれまくっていた。
「よー……ッス、マスター……」
声を出す気力もなさそうな顔をした西田が背後からひょっこり顔を出した。
「あ~あ……今日が冬休みだったらな~……」
そんなもん永久に休みだったらな~って俺だって思うよ。
と、言いたいところだが、今回は西田の意見に賛成である。
今日は金曜日なのだ。冬休み明けが金曜ってのは教師の考えているのことが全くわからん。しかも今週末は三連休である。成人の日だったっけ? どうせ始業式と課題の回収だけで終わるんだろう。そんな半日で終わりそうなことするんだったら今日は休みにしろよ。
どれだけ愚痴ったって意味はないのだが、俺は西田と教師共の愚痴を言いながら学校へ行っていた。
案の定午前中に終わった学校で帰路にようやくついた俺たちは、足にスペースシャトルのエンジンが付いてるんじゃないかと疑いたくなるくらい速いスピードで下校した。
そんな時、
「あ、あの……」
三好菜々が俺の背後から話しかけてきた。
三好菜々とは、西田と同じく中1の頃からの知り合いだ。教室の隅っこのほうで寂しそうにしていたので、俺が話しかけて以来たまに話すくらいの友人の1人になった。西田には未だにナンパだとか言われ続けているが、決してそんな下心はない。
この場を借りて容姿の説明もしておこうか。
三つ編みにした髪を肩にかけて、前髪がパッツンなのは俺にとっては相変わらずの見慣れたスタイルである。顔はデカい丸メガネをかけているが、メガネっ子という印象よりは地味な印象しか与えていない。透き通るような白い肌は三好が雪女なんてニックネームを付けられた由縁だ。
性格は極度の照れ屋と言った感じだ。俺以外の異性と話す時は顔を真っ赤にするし、俺と話す時もどこか遠慮している様子だ。俺もこうなるまで長かったしな。
オシャレにも気を使ってないらしく、休日にあった時はダサTシャツを着ているようだ。
校則で髪を結ばないといけないからという理由で三つ編みにしているだけで、そんな校則がなかったら髪の毛をボサボサにしたまま学校に来るに違いない。
運動音痴は全人類トップテンにランクイン出来るじゃないかと思えるくらいだが、勉強は改造手術を受けたんじゃないかと疑えるくらい出来る。定期テストでは95点以下を取ったら教師に心配されるくらいなのだ。
中学の時は県内ナンバーワンの高校進学を何度も要求されたらしいが、なんでこんな高校に来たのだろうか。
まぁいつも宿題写しの当てにさせてもらってるので俺からしたらありがたいことこの上ない。
「なんだ? 三好」
「えっとね、明日一緒にショッピング行かない? 」
ほう、三好がそんな女子らしいことを決行しようとするとは。
「いいけど、珍しいこともあるんだな」
「え? 」
「三好がショッピングに行こうとするなんて」
三好がパトカーに付いてるサイレンみたいな赤い顔になった。
「うぅっ……に、似合わない……? 」
「い、いや……そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな」
「マスター、その人誰? 」
またしても背後から話しかけてきたのは、早瀬である。
ちなみに他の魔法少女たちは掃除当番やら生徒会の仕事やらで学校に残っている。
立花は最初からいたが、存在感がポケットに入れた切符並に薄いのでいないも同然だ。
「三好菜々っていう人だ。中学時代からの同級生」
「あの……三好菜々って言います。よろしくお願いします」
三好は早瀬に向かって深々とお辞儀をした。
「私は早瀬真理っていいます。最近マスターの家の近所に引っ越してご近所付き合いの縁なの。よろしくね。ところでマスター、数学教えてくれない? 」
カバンから数Aの教科書を取り出した早瀬は、俺に教えて欲しい部分をパラパラめくって探し始めた。
「俺に勉強で頼ろうとするな。一切役に立てんからな」
「あの……私、教えましょうか? 」
控えめに手を挙げたのは三好だ。
「え? いいの? ありがとうっ。ここの問題なんだけど……」
三好の言葉にあやかった早瀬は早速教科書のページを開いて三好に見せた。
「ここの問題なんだけど……」
「あ、ここはこれをこうして……ユークリッドの互助法です。そうしたら、Kに代入してここをこうするとできますよ」
CIAの暗号文解読モドキなんてやりたくない俺は、どうしようかと黙って2人の解読作業を見守っていた。
「あ、そうだマスターさん。さっきの話、来てくれる? 」
「それくらい別にいいぜ。集合時間とかはこっちで決めていいか? 決まり次第こっちから連絡するから」
「う、うん。よろしくね」
そう言った三好は、俺たちに別れの言葉を告げて帰っていった。
ちょっとテンション高めだった気がするが……気のせいだろうな。
「マスター、三好さんだっけ? あの人とどこか行くの? 」
数学の教科書を閉じてカバンにしまった早瀬は、俺に向き直って目を輝かせながら言った。
「明日一緒にショッピングに行くんだ」
それを聞いた早瀬はさらに目をキラキラさせた。まるで望月みたいだな。
「ふーん……」
「どうしたんだよ……」
「それって、恋愛フラグが立ったって言わない? あんなにモジモジしながら男の子を誘うなんて、三好さんってマスターのこと好きなんじゃない? 」
さっきからずっと目をキラキラさせてたのはそういうことか。
女子ってのは恋バナがほんと好きらしいな。この世界の人間も天界人も、それは変わらないらしい。
「そんなわけないだろ。あいつは人と話す時スゲー緊張しちまうだけだ。異性と話す時なんて顔真っ赤にするくらいなんだからな」
「ふーん、でもさっきは顔真っ赤にしてなかったよ? 三好さん」
早瀬は「うそつけ」とでも言いたげな顔を向けてきた。
「俺と話すのはもう慣れたらしいからな」
「マスター……もしかして鈍感? それって余計恋愛フラグだよ」
「そうでしたか、早瀬さん」
俺はそんなわけあるかと思いながら家に帰った。
あ、明日の予定伝えとかねえとな。
こうしてやってきた翌日の土曜日。
9時30分に駅前広場に集合という約束になっていたので、余裕をみて9時25分に来た。
しばらく待つのかと考え、ぼーっとしながらスマホをいじっていると三好がやってきた。
いつも通りの三つ編みにパッツンの前髪でやってきた三好は、ダサTシャツに刑事ドラマで刑事が着てそうな深緑のコートを羽織っていた。
ほんとオシャレになんの気も使ってないのは相変わらずだ。
「待たせてごめん! どれくらい待った? 」
三好はペコッと頭を下げた。
「気にすんなって。そんなに待ってないと思う」
「良かった~。それじゃ行こっか」
爆発寸前の爆弾みたいな赤い顔をした三好菜々は、緊張したようにそう言ったあと何度もこっちをチラチラ見ている作業に徹した。
肩甲骨くらいまで伸びた黒髪が小刻みに震えているのがわかる。
ピンク色のコートは、普段の三好菜々とは少し違った印象を与えている。白いスカートやオシャンティな黒い靴も今日買ったばかりの新品だ。
葉を1枚も付けてない桜の木にもたれかかった三好菜々の姿を見ていると、何度か目があったりするのでお互い顔を地面に向ける。
なんだこの状況は。
「スうぅー……ハァーっ! 」
何かを決心したような顔付きをした三好は、改めてこっちに向き直った。
「マスターさん、私と……私と、付き合ってください! 」
頭が真っ白になった。
俺はどうやら……昭和チックな告白シーンにありがちな状況に陥っているらしい。
西田家のプライベートアイランドから帰ってきた俺たちは、何もすることもなくダラダラと冬休みを過ごした。
今日から休み明けなので、足にショベルカーが引っ付いてるんじゃないかと思いたくなるくらい重い足取りで学校に行った。
登校中に何度か同じ学校の生徒を見かけたが、全員足にパルテノン神殿がくっついてるんじゃないかと思いたくなるくらい重い足取りで学校に向かっていた。溜め息は工場の排気ガスのごとく吐かれまくっていた。
「よー……ッス、マスター……」
声を出す気力もなさそうな顔をした西田が背後からひょっこり顔を出した。
「あ~あ……今日が冬休みだったらな~……」
そんなもん永久に休みだったらな~って俺だって思うよ。
と、言いたいところだが、今回は西田の意見に賛成である。
今日は金曜日なのだ。冬休み明けが金曜ってのは教師の考えているのことが全くわからん。しかも今週末は三連休である。成人の日だったっけ? どうせ始業式と課題の回収だけで終わるんだろう。そんな半日で終わりそうなことするんだったら今日は休みにしろよ。
どれだけ愚痴ったって意味はないのだが、俺は西田と教師共の愚痴を言いながら学校へ行っていた。
案の定午前中に終わった学校で帰路にようやくついた俺たちは、足にスペースシャトルのエンジンが付いてるんじゃないかと疑いたくなるくらい速いスピードで下校した。
そんな時、
「あ、あの……」
三好菜々が俺の背後から話しかけてきた。
三好菜々とは、西田と同じく中1の頃からの知り合いだ。教室の隅っこのほうで寂しそうにしていたので、俺が話しかけて以来たまに話すくらいの友人の1人になった。西田には未だにナンパだとか言われ続けているが、決してそんな下心はない。
この場を借りて容姿の説明もしておこうか。
三つ編みにした髪を肩にかけて、前髪がパッツンなのは俺にとっては相変わらずの見慣れたスタイルである。顔はデカい丸メガネをかけているが、メガネっ子という印象よりは地味な印象しか与えていない。透き通るような白い肌は三好が雪女なんてニックネームを付けられた由縁だ。
性格は極度の照れ屋と言った感じだ。俺以外の異性と話す時は顔を真っ赤にするし、俺と話す時もどこか遠慮している様子だ。俺もこうなるまで長かったしな。
オシャレにも気を使ってないらしく、休日にあった時はダサTシャツを着ているようだ。
校則で髪を結ばないといけないからという理由で三つ編みにしているだけで、そんな校則がなかったら髪の毛をボサボサにしたまま学校に来るに違いない。
運動音痴は全人類トップテンにランクイン出来るじゃないかと思えるくらいだが、勉強は改造手術を受けたんじゃないかと疑えるくらい出来る。定期テストでは95点以下を取ったら教師に心配されるくらいなのだ。
中学の時は県内ナンバーワンの高校進学を何度も要求されたらしいが、なんでこんな高校に来たのだろうか。
まぁいつも宿題写しの当てにさせてもらってるので俺からしたらありがたいことこの上ない。
「なんだ? 三好」
「えっとね、明日一緒にショッピング行かない? 」
ほう、三好がそんな女子らしいことを決行しようとするとは。
「いいけど、珍しいこともあるんだな」
「え? 」
「三好がショッピングに行こうとするなんて」
三好がパトカーに付いてるサイレンみたいな赤い顔になった。
「うぅっ……に、似合わない……? 」
「い、いや……そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな」
「マスター、その人誰? 」
またしても背後から話しかけてきたのは、早瀬である。
ちなみに他の魔法少女たちは掃除当番やら生徒会の仕事やらで学校に残っている。
立花は最初からいたが、存在感がポケットに入れた切符並に薄いのでいないも同然だ。
「三好菜々っていう人だ。中学時代からの同級生」
「あの……三好菜々って言います。よろしくお願いします」
三好は早瀬に向かって深々とお辞儀をした。
「私は早瀬真理っていいます。最近マスターの家の近所に引っ越してご近所付き合いの縁なの。よろしくね。ところでマスター、数学教えてくれない? 」
カバンから数Aの教科書を取り出した早瀬は、俺に教えて欲しい部分をパラパラめくって探し始めた。
「俺に勉強で頼ろうとするな。一切役に立てんからな」
「あの……私、教えましょうか? 」
控えめに手を挙げたのは三好だ。
「え? いいの? ありがとうっ。ここの問題なんだけど……」
三好の言葉にあやかった早瀬は早速教科書のページを開いて三好に見せた。
「ここの問題なんだけど……」
「あ、ここはこれをこうして……ユークリッドの互助法です。そうしたら、Kに代入してここをこうするとできますよ」
CIAの暗号文解読モドキなんてやりたくない俺は、どうしようかと黙って2人の解読作業を見守っていた。
「あ、そうだマスターさん。さっきの話、来てくれる? 」
「それくらい別にいいぜ。集合時間とかはこっちで決めていいか? 決まり次第こっちから連絡するから」
「う、うん。よろしくね」
そう言った三好は、俺たちに別れの言葉を告げて帰っていった。
ちょっとテンション高めだった気がするが……気のせいだろうな。
「マスター、三好さんだっけ? あの人とどこか行くの? 」
数学の教科書を閉じてカバンにしまった早瀬は、俺に向き直って目を輝かせながら言った。
「明日一緒にショッピングに行くんだ」
それを聞いた早瀬はさらに目をキラキラさせた。まるで望月みたいだな。
「ふーん……」
「どうしたんだよ……」
「それって、恋愛フラグが立ったって言わない? あんなにモジモジしながら男の子を誘うなんて、三好さんってマスターのこと好きなんじゃない? 」
さっきからずっと目をキラキラさせてたのはそういうことか。
女子ってのは恋バナがほんと好きらしいな。この世界の人間も天界人も、それは変わらないらしい。
「そんなわけないだろ。あいつは人と話す時スゲー緊張しちまうだけだ。異性と話す時なんて顔真っ赤にするくらいなんだからな」
「ふーん、でもさっきは顔真っ赤にしてなかったよ? 三好さん」
早瀬は「うそつけ」とでも言いたげな顔を向けてきた。
「俺と話すのはもう慣れたらしいからな」
「マスター……もしかして鈍感? それって余計恋愛フラグだよ」
「そうでしたか、早瀬さん」
俺はそんなわけあるかと思いながら家に帰った。
あ、明日の予定伝えとかねえとな。
こうしてやってきた翌日の土曜日。
9時30分に駅前広場に集合という約束になっていたので、余裕をみて9時25分に来た。
しばらく待つのかと考え、ぼーっとしながらスマホをいじっていると三好がやってきた。
いつも通りの三つ編みにパッツンの前髪でやってきた三好は、ダサTシャツに刑事ドラマで刑事が着てそうな深緑のコートを羽織っていた。
ほんとオシャレになんの気も使ってないのは相変わらずだ。
「待たせてごめん! どれくらい待った? 」
三好はペコッと頭を下げた。
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