最底辺の俺が努力で全員見返してやる。

第2章 魔剣鍛冶師

番外編:皆のお料理教室

　※海叶の場合※お題『オムライス』『唐揚げ』

「まずは野菜は細かく切っておいた方が良い、そして偶に牛肉を入れたりするが中のケチャップライスはやっぱり鶏肉の方が良いよな、お子さんも食べやすいし。
　んで最初は人参などの固い野菜、根系統の野菜だな。
　それを炒めて十分に火が通ったら鶏肉や玉ねぎ等を入れてまた炒める(玉ねぎは切る前に水に浸しておくと目とかに染まない)、そしてご飯を入れる前に必ず先にケチャップを入れて少し炒めておこう、こうすることで後でご飯にケチャップが混ざりやすくなるんだ。
　これは覚えておいて損はないぞ。
　ケチャップライスが出来たら次は最難関の卵だ。
　ふわっふわのとろっとろにする場合は卵は3～5個程用意するといい、硬めが好きなら卵は一つで良いだろう。
　硬めの場合はフライパンに薄く卵をフライパン自体を動かして伸ばしていく、これは案外簡単だ。
　そして、固まってきたなと思えたら多過ぎない量でケチャップライスを入れよう。
　多かったら卵が破れるからね。
　焦げが付いたらフライ返しを使ってひっくり返すと良いよ、焦げが付かない内に出来ていたら料理の才能はあるかも。
　まぁ最初は誰でも成功する訳じゃないから頑張ろう。
　ふわっふわのとろっとろは皆の夢のオムライスだよね？
　まぁ嫌いな人も居そうだけど......作れる人なんてそうそう居ないよ。
　ふわっふわのとろっとろにする場合は俺は卵4つ使うけどこれは個人的な奴だから少なめに作るなら3つ位が良いかも。
　卵は空気を混ぜ込む様に溶いて(ここで溶きすぎてもダメ)フライパン全体に卵を張り巡らせる。
　そしてすぐに......とは言わないけど弱火で少し固まってきたかな(この時に卵を少しかき混ぜながら)？程度の所でフライパンの持っている手の手首辺りをリズム良く反対の手で叩こう。
　これ初めて作った人で成功した人は凄い、俺も5回はミスった。
　そして手前で卵を巻いて、用意しておいた皿の上のケチャップライスに乗せる、そして最初から最後まで切れるようにナイフや包丁で切ればいい感じにケチャップライスに掛かる。
　はいこれで完成！」

　カンペ『まだ唐揚げ残ってます』
　海叶「は？まだやんの？他の人も居るでしょ？」
　柚梨「大丈夫」
　アイナナ「はい、大丈夫です！」
　誠「大丈夫よ海叶君」
　翔「大丈夫だぜ！」
　閻魔斗「......うむ」
　咲夜「大丈夫......です！」
　海叶「......まじ？」
　カンペ『あく、はよ』
　海叶「......」

「はい、皆さんは唐揚げって知ってますよね？知ってろ。
　やはりヘルシー差を求めてしまいがちの料理ですよね。
　ヘルシー差を求めてしまって鶏の胸肉を選びがちだと思います。
　ですが、偶には凄く美味しい唐揚げ、食べたくないですか？そんな時はもも肉を使うんです。
　もも肉はとてもジューシーで鶏胸肉が霞む......程では無いですが、男子男性にとても人気です。どうです？好きな人や夫の胃袋掴んで見たくありません？
　もも肉は中高生、勿論子供や大人に激しく人気です。
　ですが最近は胸肉を使う家庭が多くなっていると思うんです。だから狭い唐揚げの世界しか知らないんです。
　鳥だけじゃなく魚の唐揚げも美味しいですし。
　最近は揚げない唐揚げとかありますよね女性に人気です。
　ですが偶に思う筈です、中からジュワッと溢れる熱い肉汁を堪能したいと、カロリーを気にせず食べてみたいと。
　まぁ、もも肉はカロリー高めなんですけどね......。
　誰でも簡単に作れて初心者が作ったものでも美味しく感じたいという方にこのもも肉で作った唐揚げを推します。
　作り方は簡単、小麦粉付けて揚げるだけです。
　もうひと工夫がしたいなら2度揚げすると良いですね、2度揚げする時は小麦粉要りませんよ？
　まぁ、醤油とみりんとお酢や生姜を混ぜたつけダレに何時間か漬ける必要があるんですけどね。
　つけダレは各家庭で違うので詳しく教えはしませんが、俺の場合生姜と醤油は多めで後は均等にしてます。
　で、漬けて小麦粉付けて2度揚げればはい完成。
　簡単でとってもジューシーな唐揚げです」

　柚梨「『10』『10』『10』」
　アイナナ「『10』」
　誠「『∞』」
　翔「『10』」
　閻魔斗「『10』」
　咲夜「『10』」
　カンペ『美味しいです』
　海叶「カンペ何食ってんだ」

　※柚梨の場合※お題『無し』

「............もやし、焼肉のタレ、フライパン
　もやし、炒めて皿に盛る焼肉のタレかける、完成」

　海叶「美味しい......だと！？焼肉のタレ最高か！」
　アイナナ「シンプルで美味しい......です」
　誠「焼肉のタレには勝てないわ！悔しいけど」
　翔「美味い」
　閻魔斗「美味しい」
　咲夜「美味しいです」
　カンペ『貧乏の味方ですね、あと料理下手な人の』

　※誠の場合※お題『無し』

「何を作ろうかしら......んーカップメ「ダメです」......まぁ海叶君がそう言うなら......。
　インスタ「ダメです」......他に何も作れないわよ？
『そこは気合いでなんとか』あーんーバナナ2本と林檎一つとミキサーで簡単バナナジュース。
　バナナを4等分してミキサーに入れ、林檎は別れるけど今回は皮を剥かせてもらうわ。
　後は剥いた林檎も芯や種を取って4等分にしてミキサーに放り込みます、そして牛乳と氷を適量ミキサーに入れて混ぜたらはい完成」

　海叶「ナニコレ美味しい」
　柚梨「不味い」
　アイナナ「濃厚ですね！」
　翔「ふむ......なかなかだな」
　閻魔斗「甘いものはあまり好みでは無い」
　咲夜「『8』」
　カンペ『濃厚過ぎて喉が......』
　誠「海叶君には遠く及ばないわね」

　※アイナナの場合※お題(ry

「ごめんなさい」
　海叶「いきなりどうした！？」
「いやあの作ったんですけど......」
　海叶「あ、うんダークマターだね」
「ごめんなさい」

　全員「論外」

　※翔の場合※お題『牛肉』

「牛肉か......やっぱ男といえばBBQっしょ！
　タレは......焼肉のタレに少し醤油を追加して和風にしてと
　はい完成」

　海叶「美味い！」
　柚梨「なかなか」
　アイナナ「お肉美味しいです！」
　誠「少しタレが濃いかしら」
　閻魔斗「なかなかに好みである」
　咲夜「お水が欲しいです」
　カンペ『次行きましょうか』

　※閻魔斗の場合※お題『無し』

「どうしたものか......ふむ......じゃあスルメの出汁の取り方をお教えしようか。
　まずは温水を用意する、人が火傷する......60度位が良い。
　そこにスルメを浸しておくそれだけで十分である。
　後は塩で味を整えたら、スルメ出汁の完成」

　海叶「味噌汁には向かなそうだがかき玉汁はいけそうだ」
　柚梨「私好み」
　アイナナ「出汁はあんまり分かりません」
　誠「まぁまぁね」
　翔「へぇこんな方法もあったのか」
　咲夜「......美味しい」
　カンペ『温まりますねぇ』

　※咲夜の場合※お題『無し』

「ど、どうぞ」
　海叶「まさか料理シーンがカットされるとは」
　誠「正直に言うわ、食べたくない」
　柚梨「食べたら死ねる」
　アイナナ「私のより凄まじい」
　翔「くっ......いただきます......カハッ」
　閻魔斗「流石に無理である」
　カンペ『悪の根源』
　咲夜「そ、そこまでいわなくても......」

　こうしてお料理教室は終わりを迎えた。
　海叶「あれ？真面目に説明したの俺だけじゃね？」