28 / 50
028 ティムの秘密の告白
しおりを挟む
私は久しぶりにルイスの診察を受けたいを思った。
「宮廷医のルイスを呼んで頂戴」
執務室から自室に戻って、侍女のローレンに頼んだ。
暫く待っていると、何とティムが入って来た。
(ティム!)
思わず胸が熱くなり、泣きそうになってしまった。泣く訳にはいかないので、ぐっと涙を堪えた。
「王妃陛下には、長のお暇を頂き、誠にありがとうございました。また、改めてお仕えさせて頂きます」
「十日だと言っていたのに……」
「はい。思ったより準備に時間がかかりまして。王子様の紹介の儀に間に合って良かったです」
(準備?それにもう紹介の儀の事を知っているの?)
「お父様に聞いたの?」
「王子様のご体調の事もありますので、後ほど診察がてらご相談させてください」
(あら、逃げたわね)
「エドワードは最近とても体調がいいわ。紹介の儀にも十分耐えられると思います」
紹介の儀は、夜会の開催とともに行われる。未成年の王子である事がほとんどなので、冒頭に王子が、主要な重臣の挨拶を受けるというものだ。時間にしたら、数十分くらいだ。
ウィリアムの時も五歳だったので、前宰相の私の祖父が手をつないだと聞いている。
「王妃様、ご体調はいかがですか?」
「良くはないわ」
「そうですか。魔力の調整をいたしましょう。お部屋で行う事は出来ませんので、医務室にお越し下さい」
私は侍女のローレンと連れ立って、ティムと医務室に行った。私が医務室に通うのは、宮殿ではもう見慣れた光景だ。
「王妃様ようこそ」
ルイスが迎えてくれて、いつもの通りルイスの執務室で脈を診て、薬を調合してくれる。その間に、ティムが両手を取り、魔力を細く流してくれた。瑞々しい魔力が心地良い。
(ああ、ティム癒されます)
「塊が無数に出来ています」
目をつむって魔力を調整しているティムが、苦い顔をした。
「色々あったの……」
体全体が涼やかな風に吹かれたように、さっぱりとした。体重が半分になったように軽くなった。すると、ルイスとローレンが意外な事を言った。
「では、王妃様。我々はこちらの部屋で控えておりますので……」
ルイスの執務室の中は、診察室と控えの間がある。ルイスの書籍や医療器具などがあるようだ。この部屋が廊下から隔てて一続きとなっている。ティムがルイスなしで診察を行う事を、以前ウィリアムから咎められており、私とティムが二人きりにならないように彼らがいるのだ。廊下からは分からないので、黙っていれば分からないが、立場的にまずい。
私が怪訝な顔をすると、ローレンがまた妙な事を言った。
「公爵様からお許しを得ております。お話が終わりましたらノックして下さいませ」
執務室のドアを閉めると、声が聞こえない作りらしい。
「ティム、何か事前に皆で打ち合わせているのかしら?」
「ソフィア、いいかい。よく聞いて」
このティムの言い方は、入り江で話した時と似ている。何かあったのだろうか。
「紹介の儀は危ない」
(え……?)
「紹介の儀でエドワード様の……お命が狙われる。君は王子を救おうと命を落とすんだ……!」
(ティム?何を言っているの?)
話が全く分からない。
「君は死んでしまうんだよ……」
ティムは診察台に座る私の手を握って、絞り出すような声で言った。
私は深呼吸して、彼の言葉を頭の中で反芻した。父がこの話をする状況を許したという事は、父も知っているのだろうか?ティムがこんな縁起でもない冗談を言うとは思えない。
私はさっきよりさらに深い深呼吸をした。
「詳しく話して……」
ティムと二人でソファに腰かけて、驚くような話を聞いた。
「紹介の儀でエドワード様が毒を盛られる」
私は、息を呑んだ!
「ウィリアム陛下が……お菓子を与えて、それに毒が入っていたのだ。血を吐いて倒れるエドワード様を見て、心臓が止まりかけたエドワード様に君が必死で魔力を送り込むんだ。そして、君の魔力が暴走する。エドワード様の心臓が動き出した時、君は自分の魔力の暴走で心臓が止まるんだ……」
私は手が冷たくなり震えてきた。ティムが私に駆け寄り、手を握って魔力を流してくる。でも中々、心臓の速さが収まらない。
「ああ、ごめんよ。こんな話は聞かせたくなかった。俺が何とか裏でこの事件を解決したかったんだ。そのために戻って来たのに……」
「戻って来たって……?」
震える声で尋ねた。
「俺は時を遡って来た。前回の紹介の儀の時は、直前に留学から帰って来たばかりだった。だから、君や王宮内の事情も知らず、目の前で君を失った。その時の俺の絶望と言ったら……」
ティムは自分の髪を搔きむしり、声に涙が滲んでいる。
「俺がルイス医師から呼ばれて、王妃宮で君に挨拶した日の事を覚えている?あれば、『時戻し』を行った日、だったんだ」
(あの日?)
「事件の後、君が亡くなり王子も重症で目覚めない。菓子の出所は分からず、犯人は見つからなかった。王子は昏睡状態で、公爵様も捜索とエドワード様の心配で憔悴しきっていた。それなのに、そんな時にウィリアム王は……フローリアの懐妊を公表したんだ。王宮は騒然となった。ガーランド家が、その産まれたお子の後見になる事も発表された」
「どうしてっ!」
私は小さく叫んだ。
「フローリアの仕業だ。俺は直感的にそう思った。そして、時を戻す事を選んだんだ。時戻しには交換条件がある。一年戻すには十年の寿命が必要だ。俺は自分の寿命を削って、一年前に戻って来た……」
「ティム!何てこと!」
「ふふ……。君のいない世界で苦しむくらいなら、十年早死にするなんて何でもないよ」
私は声を出さずに号泣した。時戻しの秘法は聞いた事がある。魔塔でも禁忌とされる術のはずだ。ティムは優しく涙を拭いてくれて、話を続けた。
「あの、秋の日。生きている君に会って、本当に戻って良かったと思った。長生きなんてクソくらえだ。ただ、誤算だったのは、王子の体に君の魔力が残っている事だった。時は戻ったけれど、王子の体に君の魔力が渦巻いていたんだ」
「本来はない魔力だから……」
「そう。魔力がない体質なので、出口がないんだよ」
「大丈夫なの?」
「ああ、王子の体内の魔力は、俺がほとんど抜いたからね」
「私、どうすればいいの?」
「君と王子は、俺が守る。そう言ったでしょ?」
(でも……どうやって……?)
「宮廷医のルイスを呼んで頂戴」
執務室から自室に戻って、侍女のローレンに頼んだ。
暫く待っていると、何とティムが入って来た。
(ティム!)
思わず胸が熱くなり、泣きそうになってしまった。泣く訳にはいかないので、ぐっと涙を堪えた。
「王妃陛下には、長のお暇を頂き、誠にありがとうございました。また、改めてお仕えさせて頂きます」
「十日だと言っていたのに……」
「はい。思ったより準備に時間がかかりまして。王子様の紹介の儀に間に合って良かったです」
(準備?それにもう紹介の儀の事を知っているの?)
「お父様に聞いたの?」
「王子様のご体調の事もありますので、後ほど診察がてらご相談させてください」
(あら、逃げたわね)
「エドワードは最近とても体調がいいわ。紹介の儀にも十分耐えられると思います」
紹介の儀は、夜会の開催とともに行われる。未成年の王子である事がほとんどなので、冒頭に王子が、主要な重臣の挨拶を受けるというものだ。時間にしたら、数十分くらいだ。
ウィリアムの時も五歳だったので、前宰相の私の祖父が手をつないだと聞いている。
「王妃様、ご体調はいかがですか?」
「良くはないわ」
「そうですか。魔力の調整をいたしましょう。お部屋で行う事は出来ませんので、医務室にお越し下さい」
私は侍女のローレンと連れ立って、ティムと医務室に行った。私が医務室に通うのは、宮殿ではもう見慣れた光景だ。
「王妃様ようこそ」
ルイスが迎えてくれて、いつもの通りルイスの執務室で脈を診て、薬を調合してくれる。その間に、ティムが両手を取り、魔力を細く流してくれた。瑞々しい魔力が心地良い。
(ああ、ティム癒されます)
「塊が無数に出来ています」
目をつむって魔力を調整しているティムが、苦い顔をした。
「色々あったの……」
体全体が涼やかな風に吹かれたように、さっぱりとした。体重が半分になったように軽くなった。すると、ルイスとローレンが意外な事を言った。
「では、王妃様。我々はこちらの部屋で控えておりますので……」
ルイスの執務室の中は、診察室と控えの間がある。ルイスの書籍や医療器具などがあるようだ。この部屋が廊下から隔てて一続きとなっている。ティムがルイスなしで診察を行う事を、以前ウィリアムから咎められており、私とティムが二人きりにならないように彼らがいるのだ。廊下からは分からないので、黙っていれば分からないが、立場的にまずい。
私が怪訝な顔をすると、ローレンがまた妙な事を言った。
「公爵様からお許しを得ております。お話が終わりましたらノックして下さいませ」
執務室のドアを閉めると、声が聞こえない作りらしい。
「ティム、何か事前に皆で打ち合わせているのかしら?」
「ソフィア、いいかい。よく聞いて」
このティムの言い方は、入り江で話した時と似ている。何かあったのだろうか。
「紹介の儀は危ない」
(え……?)
「紹介の儀でエドワード様の……お命が狙われる。君は王子を救おうと命を落とすんだ……!」
(ティム?何を言っているの?)
話が全く分からない。
「君は死んでしまうんだよ……」
ティムは診察台に座る私の手を握って、絞り出すような声で言った。
私は深呼吸して、彼の言葉を頭の中で反芻した。父がこの話をする状況を許したという事は、父も知っているのだろうか?ティムがこんな縁起でもない冗談を言うとは思えない。
私はさっきよりさらに深い深呼吸をした。
「詳しく話して……」
ティムと二人でソファに腰かけて、驚くような話を聞いた。
「紹介の儀でエドワード様が毒を盛られる」
私は、息を呑んだ!
「ウィリアム陛下が……お菓子を与えて、それに毒が入っていたのだ。血を吐いて倒れるエドワード様を見て、心臓が止まりかけたエドワード様に君が必死で魔力を送り込むんだ。そして、君の魔力が暴走する。エドワード様の心臓が動き出した時、君は自分の魔力の暴走で心臓が止まるんだ……」
私は手が冷たくなり震えてきた。ティムが私に駆け寄り、手を握って魔力を流してくる。でも中々、心臓の速さが収まらない。
「ああ、ごめんよ。こんな話は聞かせたくなかった。俺が何とか裏でこの事件を解決したかったんだ。そのために戻って来たのに……」
「戻って来たって……?」
震える声で尋ねた。
「俺は時を遡って来た。前回の紹介の儀の時は、直前に留学から帰って来たばかりだった。だから、君や王宮内の事情も知らず、目の前で君を失った。その時の俺の絶望と言ったら……」
ティムは自分の髪を搔きむしり、声に涙が滲んでいる。
「俺がルイス医師から呼ばれて、王妃宮で君に挨拶した日の事を覚えている?あれば、『時戻し』を行った日、だったんだ」
(あの日?)
「事件の後、君が亡くなり王子も重症で目覚めない。菓子の出所は分からず、犯人は見つからなかった。王子は昏睡状態で、公爵様も捜索とエドワード様の心配で憔悴しきっていた。それなのに、そんな時にウィリアム王は……フローリアの懐妊を公表したんだ。王宮は騒然となった。ガーランド家が、その産まれたお子の後見になる事も発表された」
「どうしてっ!」
私は小さく叫んだ。
「フローリアの仕業だ。俺は直感的にそう思った。そして、時を戻す事を選んだんだ。時戻しには交換条件がある。一年戻すには十年の寿命が必要だ。俺は自分の寿命を削って、一年前に戻って来た……」
「ティム!何てこと!」
「ふふ……。君のいない世界で苦しむくらいなら、十年早死にするなんて何でもないよ」
私は声を出さずに号泣した。時戻しの秘法は聞いた事がある。魔塔でも禁忌とされる術のはずだ。ティムは優しく涙を拭いてくれて、話を続けた。
「あの、秋の日。生きている君に会って、本当に戻って良かったと思った。長生きなんてクソくらえだ。ただ、誤算だったのは、王子の体に君の魔力が残っている事だった。時は戻ったけれど、王子の体に君の魔力が渦巻いていたんだ」
「本来はない魔力だから……」
「そう。魔力がない体質なので、出口がないんだよ」
「大丈夫なの?」
「ああ、王子の体内の魔力は、俺がほとんど抜いたからね」
「私、どうすればいいの?」
「君と王子は、俺が守る。そう言ったでしょ?」
(でも……どうやって……?)
11
お気に入りに追加
200
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!
ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。
前世では犬の獣人だった私。
私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。
そんな時、とある出来事で命を落とした私。
彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる