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25 大好き、愛してる
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最初はハードな行為を求めた恭弥だったけど、静稀が泣いてからは、行為が作業のようになっていた。
浴室で中まで洗われ、ほぐされる行為は、静稀にとって恥ずかしすぎる行為で、ずっと早く終われと思っていた。
体をぐずぐずにほぐされ、もう泣きすぎてぐちゃぐちゃになっている静稀の手を引いて、恭弥のベッドルームに連れて行かれた。
黒いダブルベッドに白い寝具といろんな色のクッションがある。
それを見た恭弥は怯んだ。まるでヤルための部屋のようだったからだ。
「ここ、元々、叔父さんの部屋な? 誰も連れ込んだことねえから」
ゆっくりベッドに寝かせられて、足を開かされた。
静稀に乾いた笑いが起こる。緊張しすぎて、それも途切れて、訳がわからなくなっている。
「……ほんと、女みたいだ」
「違う、静稀、俺に愛されるんだろ? 女とか男とか、関係ねえよ。俺のこと、ぜんぶ、静稀にあげる。だから静稀を俺にくれ」
キスされる。舌を絡ませ、唾液をこぼしながら、深く交わる。
「ふ、う……んん、」
吐息が漏れるのも、感じる声も、もう慣れてしまった。
乳首を撫でられ、口に含まれて、転がされる。
行き場のない手を恭弥の髪に絡ませたら、手を取られ、指を舐められた。
「も、いれよ? ……待つの、怖い」
静稀は恭弥の目を見て、少し笑った。
決定的なことを先送りにされている。待つ間に怖さが増す。ただそれだけの意味だったのに、恭弥は別の意味に取ったのだろう。静稀の上に顔を伏せて、喉を鳴らした。
「ほんと、煽ってくれるよね、静稀、後ろから、な」
体を返されて、尻を上げさせられる。やだと言う前に尻に性器をあてがわれ、すでに浴室でほぐされ尽くしたそこは、ゆっくりとひだを広げて恭弥を飲み込んで行く。
「上手だよ、静稀、中、熱い」
枕に突っ伏している静稀は、シーツを掴んで声を出さないように耐えていた。それなのに恭弥は許してくれない。
「声、聞きたい」
深く突き入れながら、恭弥の手が静稀の顔を上げさせる。
「あ、ああっ、や、ああ……」
「いい声、すっげえ、くる」
「恭弥、いやだ、やだ、」
ゆるく押し付けられて、何度もゆすぶられて、背中にキスをされる。
「静稀、海入ってねえのに、ちょっと潮の味がする」
背中を引き上げられて、恭弥の膝の上に乗せられる。
「あ、やだ、やだ、ふ、うっ」
体をひねってキスをされて、深くつながった場所を何度も押し付けられた。
「さっき、俺、静稀準備しながら2回いったの、知らねえだろ。静稀はまだ1回もいってねえよな?」
恭弥の手が静稀の性器を握り込む。ゆるく抜かれて、後ろを押し付けられて、涙が出るほど気持ちいい。
「や、やだ、も、ああん、も、イク、イク……」
あっけなく達した静稀は、恭弥の胸に体を預けた。ぐったりして意識が遠い。
仰向けに寝かせられ、腰の下にクッションを入れられる。
「もう動いても平気だろ? 入れてるの、慣れた?」
一回抜かれているものが、一気に中に入って来る。
「や、や、あ、も、くるし、い」
ゆすぶられ、引き出され、奥まで入れられる。
「静稀、すげえエロい顔してる、たまんねえな」
入れながら乳首をこねられ、性器を擦られる。その持って行き場のない快感が熱を持って溜まって行く。
「静稀、また勃って来た。このままいけそう?」
嬉しそうな、それでいて雄臭い表情をした恭弥を見て、ゾクッとしたものが背に走った。
手を伸ばせば引き寄せられて、向かい合わせて抱き合った。
「きょうや、すき」
膝に乗せられると、恭弥より高い位置になる。上から恭弥にキスをして、何度もすきだと言った。
「やべえ、それ」
恭弥のうめきと共に、尻の中が熱いもので濡れる。どくどくと腹の中に感じ、流れ落ちる感覚がする。
「や、恭弥、おまえ、生でやってんだろ」
一瞬にして意識が浮上した。抜こうとすると恭弥の手が止める。さっき出したばかりで、しかも3回目を終えたというのに、もう硬く静稀を穿っている。
「おまえ、マジで、うそだろ」
恭弥が寝ころび、膝の上に乗っているかたちにされる。下からゆすられ、突き入れられる。
「あ、も、やだって、あ、あ、ん、ん」
動くたびに中のジェルと精液が混じったものが垂れて来る。
「自分でやって?」
静稀の手を、静稀の性器に導いた恭弥は、じっと静稀を見詰めている。
腰を振りながら、自分で自分を慰める。そんなことを強要するのかと、静稀はむっとして恭弥を睨んだ。
「可愛いだけだって、静稀、俺に見せて?」
腰を掴まれ、上下させられる。
「ん、う、う、や、あ、ん、ん……あ、はあ、も、やだって、やだ、イク、イクから……」
恭弥は動きを止めていて、静稀は自分で動いていたのだけれど、それに気づかないくらい、快感を追っていた。
恭弥の腹に精液を零すと、静稀は泣いた。
「あ、ダメだ、可愛すぎる」
押し倒され、ベッドに組み敷かれ、激しく突き入れられた。
「静稀、静稀、すげえ好き、大好き、愛してる」
静稀の耳元に恭弥の声が続いている。
奥でまた、熱い液が中を濡らした。
浴室で中まで洗われ、ほぐされる行為は、静稀にとって恥ずかしすぎる行為で、ずっと早く終われと思っていた。
体をぐずぐずにほぐされ、もう泣きすぎてぐちゃぐちゃになっている静稀の手を引いて、恭弥のベッドルームに連れて行かれた。
黒いダブルベッドに白い寝具といろんな色のクッションがある。
それを見た恭弥は怯んだ。まるでヤルための部屋のようだったからだ。
「ここ、元々、叔父さんの部屋な? 誰も連れ込んだことねえから」
ゆっくりベッドに寝かせられて、足を開かされた。
静稀に乾いた笑いが起こる。緊張しすぎて、それも途切れて、訳がわからなくなっている。
「……ほんと、女みたいだ」
「違う、静稀、俺に愛されるんだろ? 女とか男とか、関係ねえよ。俺のこと、ぜんぶ、静稀にあげる。だから静稀を俺にくれ」
キスされる。舌を絡ませ、唾液をこぼしながら、深く交わる。
「ふ、う……んん、」
吐息が漏れるのも、感じる声も、もう慣れてしまった。
乳首を撫でられ、口に含まれて、転がされる。
行き場のない手を恭弥の髪に絡ませたら、手を取られ、指を舐められた。
「も、いれよ? ……待つの、怖い」
静稀は恭弥の目を見て、少し笑った。
決定的なことを先送りにされている。待つ間に怖さが増す。ただそれだけの意味だったのに、恭弥は別の意味に取ったのだろう。静稀の上に顔を伏せて、喉を鳴らした。
「ほんと、煽ってくれるよね、静稀、後ろから、な」
体を返されて、尻を上げさせられる。やだと言う前に尻に性器をあてがわれ、すでに浴室でほぐされ尽くしたそこは、ゆっくりとひだを広げて恭弥を飲み込んで行く。
「上手だよ、静稀、中、熱い」
枕に突っ伏している静稀は、シーツを掴んで声を出さないように耐えていた。それなのに恭弥は許してくれない。
「声、聞きたい」
深く突き入れながら、恭弥の手が静稀の顔を上げさせる。
「あ、ああっ、や、ああ……」
「いい声、すっげえ、くる」
「恭弥、いやだ、やだ、」
ゆるく押し付けられて、何度もゆすぶられて、背中にキスをされる。
「静稀、海入ってねえのに、ちょっと潮の味がする」
背中を引き上げられて、恭弥の膝の上に乗せられる。
「あ、やだ、やだ、ふ、うっ」
体をひねってキスをされて、深くつながった場所を何度も押し付けられた。
「さっき、俺、静稀準備しながら2回いったの、知らねえだろ。静稀はまだ1回もいってねえよな?」
恭弥の手が静稀の性器を握り込む。ゆるく抜かれて、後ろを押し付けられて、涙が出るほど気持ちいい。
「や、やだ、も、ああん、も、イク、イク……」
あっけなく達した静稀は、恭弥の胸に体を預けた。ぐったりして意識が遠い。
仰向けに寝かせられ、腰の下にクッションを入れられる。
「もう動いても平気だろ? 入れてるの、慣れた?」
一回抜かれているものが、一気に中に入って来る。
「や、や、あ、も、くるし、い」
ゆすぶられ、引き出され、奥まで入れられる。
「静稀、すげえエロい顔してる、たまんねえな」
入れながら乳首をこねられ、性器を擦られる。その持って行き場のない快感が熱を持って溜まって行く。
「静稀、また勃って来た。このままいけそう?」
嬉しそうな、それでいて雄臭い表情をした恭弥を見て、ゾクッとしたものが背に走った。
手を伸ばせば引き寄せられて、向かい合わせて抱き合った。
「きょうや、すき」
膝に乗せられると、恭弥より高い位置になる。上から恭弥にキスをして、何度もすきだと言った。
「やべえ、それ」
恭弥のうめきと共に、尻の中が熱いもので濡れる。どくどくと腹の中に感じ、流れ落ちる感覚がする。
「や、恭弥、おまえ、生でやってんだろ」
一瞬にして意識が浮上した。抜こうとすると恭弥の手が止める。さっき出したばかりで、しかも3回目を終えたというのに、もう硬く静稀を穿っている。
「おまえ、マジで、うそだろ」
恭弥が寝ころび、膝の上に乗っているかたちにされる。下からゆすられ、突き入れられる。
「あ、も、やだって、あ、あ、ん、ん」
動くたびに中のジェルと精液が混じったものが垂れて来る。
「自分でやって?」
静稀の手を、静稀の性器に導いた恭弥は、じっと静稀を見詰めている。
腰を振りながら、自分で自分を慰める。そんなことを強要するのかと、静稀はむっとして恭弥を睨んだ。
「可愛いだけだって、静稀、俺に見せて?」
腰を掴まれ、上下させられる。
「ん、う、う、や、あ、ん、ん……あ、はあ、も、やだって、やだ、イク、イクから……」
恭弥は動きを止めていて、静稀は自分で動いていたのだけれど、それに気づかないくらい、快感を追っていた。
恭弥の腹に精液を零すと、静稀は泣いた。
「あ、ダメだ、可愛すぎる」
押し倒され、ベッドに組み敷かれ、激しく突き入れられた。
「静稀、静稀、すげえ好き、大好き、愛してる」
静稀の耳元に恭弥の声が続いている。
奥でまた、熱い液が中を濡らした。
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