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妻を奪われた夫と夫に会いたい妻(6)
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湯浴みを終え、奥の寝室へと向かう。
魔石灯によって照らされた部屋の寝台では、すでにオネルヴァが横になっていたが眠ってはいないようだった。
「旦那様、今日はお早いのですね」
イグナーツの姿をとらえた彼女は、横になりながら声をかけてきた。
彼女は生活魔法が使えない。だから、魔石灯の明かりを消すことができない。明るいまま寝入っているときもある。
「ああ、今日は疲れたからな」
彼女の隣へと潜り込む。魔石灯の明かりを弱める。
横を向くと、すぐ近くにオネルヴァの顔があった。彼女はまっすぐにこちらに顔を向けていた。
「どうかしたのか?」
「『幸せ』について考えていました」
「それで、何か答えは出たのか?」
イグナーツもそう尋ねてみたのはいいが、ドクドクと心臓はうるさいくらいに動いていた。
今の生活を否定されるのが怖いのだ。
「いつまでもこの時間が続けばいいと、先ほど旦那様はおっしゃっておりました。つまり、それが『幸せ』ということなのかなと。そうなれば、わたくしも幸せです。エルシーがいて、旦那様がいて、パトリックやヘニーがいて。このような生活を送れるようになるとは、ずっと思ってもおりませんでした。今の生活がずっと続けばいいと、そう思っております」
オネルヴァはイグナーツを凝視している。彼女なりに、真剣に考えた結果なのだろう。
心が晴れていくと共に、彼女が愛おしいと思う。
「俺は、ずっと君に謝らねばならないと思っていた」
掛布より腕を出し、彼女の身体を抱き寄せる。
「旦那様?」
抱き合って眠るのも、何も初めてではない。彼女の唇だって、魔力に侵されることを理由に、何度も求めている。
「あ、もしかして、また魔力が?」
いつも、こうやって抱き寄せるのが引き金になっていた。彼女もそれを理解しているのだろう。
「違う、魔力はまだ大丈夫だ」
そう。まだ、大丈夫。先ほど、気持ちが昂ったときは危ないと思った。それでも彼女に触れたことで、溢れそうになった魔力は無効化された。
「君は今、幸せか?」
イグナーツは尋ねた。
「はい、幸せです」
溢れそうなほどの笑みを浮かべて、彼女は答えた。
「ですから、次にアルヴィドお兄様にお会いしたときには、そう伝えるつもりです。旦那様にとっては、望まぬ縁談であったかもしれませんが、わたくしにとってはよき縁談でした」
彼女を抱き寄せる腕に力を込める。その体温すら愛愛しい。
「俺にとっても、君を妻として迎えられたことは、よかったと思っている」
シーツの擦れる音がした。彼女は驚いた様子で、イグナーツを見つめている。
「わたくしは、エルシーの母親としてここにいるのではないのですか? 家族として、ここに……」
「それは……俺が悪かった……。あのとき、妻は必要ないと言ったのは……俺自身の気持ちを戒めるためだ……」
「戒める?」
「ああ」
腕の中のオネルヴァが少し動くたびに、爽やかないい香りがイグナーツを刺激する。
「俺と君では年が離れすぎているし……。俺には、幸せになる権利はないと、ずっとそう思っていた」
「それは、旦那様の弟様のことですか?」
「そうだ。あの内戦は、俺の判断が遅かったせいで、無駄に命を落としてしまった」
それをずっと悔やんでいた。あのときに、別の決断をできていたなら、被害を最小限度に抑えられたのではないだろうか。それを見誤ったのではないだろうか。
結果、エルシーから父親を奪ってしまった。
いや、エルシーだけではない。彼らにも待っていた家族がいたはずだ。その家族から大事な人を奪ってしまったのだ。
「それは……旦那様のせいではありません。助けられた方々もたくさんいたはずです。旦那様があのとき別の判断をされていたら、もしかしたら今よりももっと状況は悪くなっていたかもしれない。失った命が無駄だなんて、そのようなことはありません。それでは、失った者たちの存在を否定することになりませんか?」
彼女が、感情的に声を荒げるのは初めてのことだ。
「そうやって、あのとき、あのときと考えると……後悔しか……。だから、わたくしはずっと……生まれてこなければ、よかったのだと……そう……思って……」
イグナーツは彼女の額を胸元に抱き寄せた。イグナーツにとっても辛い過去があるならば、彼女にだって同じように思い出したくもない過去があるはずだ。
「辛いことを思い出させて悪かった。俺の弟なら、間違いなくエルシーの幸せを願っていると思ったんだ。だから彼女を引き取り、彼女だけでも幸せにしてやりたいと思った」
「エルシーの幸せを願うのであれば、旦那様も幸せになるべきだと思います」
*~*~収穫の月二十五日~*~*
『きょうは おかあさまもいません
おとうさまといっしょに パーティーへいったからです
おかあさまのドレスは とてもきれいでした
エルシーもあんなドレスをきてみたいです
エルシーも おとうさまとおかあさまのように
だれかといっしょに おどってみたいです
ジョザイアとダスティンは いっしょにおどってくれますか?
アルおにいさまは いっしょにおどってくれますか?』
魔石灯によって照らされた部屋の寝台では、すでにオネルヴァが横になっていたが眠ってはいないようだった。
「旦那様、今日はお早いのですね」
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彼女は生活魔法が使えない。だから、魔石灯の明かりを消すことができない。明るいまま寝入っているときもある。
「ああ、今日は疲れたからな」
彼女の隣へと潜り込む。魔石灯の明かりを弱める。
横を向くと、すぐ近くにオネルヴァの顔があった。彼女はまっすぐにこちらに顔を向けていた。
「どうかしたのか?」
「『幸せ』について考えていました」
「それで、何か答えは出たのか?」
イグナーツもそう尋ねてみたのはいいが、ドクドクと心臓はうるさいくらいに動いていた。
今の生活を否定されるのが怖いのだ。
「いつまでもこの時間が続けばいいと、先ほど旦那様はおっしゃっておりました。つまり、それが『幸せ』ということなのかなと。そうなれば、わたくしも幸せです。エルシーがいて、旦那様がいて、パトリックやヘニーがいて。このような生活を送れるようになるとは、ずっと思ってもおりませんでした。今の生活がずっと続けばいいと、そう思っております」
オネルヴァはイグナーツを凝視している。彼女なりに、真剣に考えた結果なのだろう。
心が晴れていくと共に、彼女が愛おしいと思う。
「俺は、ずっと君に謝らねばならないと思っていた」
掛布より腕を出し、彼女の身体を抱き寄せる。
「旦那様?」
抱き合って眠るのも、何も初めてではない。彼女の唇だって、魔力に侵されることを理由に、何度も求めている。
「あ、もしかして、また魔力が?」
いつも、こうやって抱き寄せるのが引き金になっていた。彼女もそれを理解しているのだろう。
「違う、魔力はまだ大丈夫だ」
そう。まだ、大丈夫。先ほど、気持ちが昂ったときは危ないと思った。それでも彼女に触れたことで、溢れそうになった魔力は無効化された。
「君は今、幸せか?」
イグナーツは尋ねた。
「はい、幸せです」
溢れそうなほどの笑みを浮かべて、彼女は答えた。
「ですから、次にアルヴィドお兄様にお会いしたときには、そう伝えるつもりです。旦那様にとっては、望まぬ縁談であったかもしれませんが、わたくしにとってはよき縁談でした」
彼女を抱き寄せる腕に力を込める。その体温すら愛愛しい。
「俺にとっても、君を妻として迎えられたことは、よかったと思っている」
シーツの擦れる音がした。彼女は驚いた様子で、イグナーツを見つめている。
「わたくしは、エルシーの母親としてここにいるのではないのですか? 家族として、ここに……」
「それは……俺が悪かった……。あのとき、妻は必要ないと言ったのは……俺自身の気持ちを戒めるためだ……」
「戒める?」
「ああ」
腕の中のオネルヴァが少し動くたびに、爽やかないい香りがイグナーツを刺激する。
「俺と君では年が離れすぎているし……。俺には、幸せになる権利はないと、ずっとそう思っていた」
「それは、旦那様の弟様のことですか?」
「そうだ。あの内戦は、俺の判断が遅かったせいで、無駄に命を落としてしまった」
それをずっと悔やんでいた。あのときに、別の決断をできていたなら、被害を最小限度に抑えられたのではないだろうか。それを見誤ったのではないだろうか。
結果、エルシーから父親を奪ってしまった。
いや、エルシーだけではない。彼らにも待っていた家族がいたはずだ。その家族から大事な人を奪ってしまったのだ。
「それは……旦那様のせいではありません。助けられた方々もたくさんいたはずです。旦那様があのとき別の判断をされていたら、もしかしたら今よりももっと状況は悪くなっていたかもしれない。失った命が無駄だなんて、そのようなことはありません。それでは、失った者たちの存在を否定することになりませんか?」
彼女が、感情的に声を荒げるのは初めてのことだ。
「そうやって、あのとき、あのときと考えると……後悔しか……。だから、わたくしはずっと……生まれてこなければ、よかったのだと……そう……思って……」
イグナーツは彼女の額を胸元に抱き寄せた。イグナーツにとっても辛い過去があるならば、彼女にだって同じように思い出したくもない過去があるはずだ。
「辛いことを思い出させて悪かった。俺の弟なら、間違いなくエルシーの幸せを願っていると思ったんだ。だから彼女を引き取り、彼女だけでも幸せにしてやりたいと思った」
「エルシーの幸せを願うのであれば、旦那様も幸せになるべきだと思います」
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