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これで怒って私を追い出してくれればいいの。
そんな事を考えていたが、今吉が一向に何も言わない。
その日は何事もなく夜が明けていった。
朝目が覚めると、隣で今吉が眠っている。昨日あんな事があったのに何も言ってこない。
キヨは気まずい気持ちのまま食事を作っているといつもの時間に今吉が起きてくる。
「おはよう…。」
今吉はいつも通りに朝食を終えると、早々に仕事に入っていった。
キヨはなんだか居心地の悪い心地がしていた。
昨日明らかにこちらを見ていたはずなのに…。
だがこれも今吉の命を守る為だと、今日の夜、逢引きに行くふりをして外へ出ようと考えた。
夜がきた、今吉と褥に入りしばらくしてから外行きの花柄の服を着て、寝床を出て化粧をした。
梅がする様な派手なものではないが、薄く白粉をするといつも畑仕事をしている娘から変身する。
家を空けることを慣れていないため、後ろ髪を引かれる思いだが立ち上がろうとした瞬間、ばっと引っ張られた。
気づけば寝床の褥の上にいた。
目の前には眉を寄せて苦しげな顔をしている今吉の姿があった。
キヨは冷や汗が出る。だがこれで言い逃れはできない。
今吉の言葉を待つが今吉は何も言ってこない。
キヨは目を背けるといきなり着物の裾に手が入った。
「なっ…お前さん!何をっ…!」
焦るキヨに何も言わずに着物の合わせをはだけさせて胸に今吉の掌が這う。
「んあっ…!」
久しぶりに肌に触れられ体も今吉を恋しがっていたのがわかる。
「やめてくださいっ…!」
それでも抵抗しようと今吉の手を掴むと逆に両腕を纏められ高い位置で片手で押さえつけられてしまう。
この時のキヨの姿は今吉を興奮させた。腕は押さえつけられはだけた着物から片胸が出て扇情的だ。
今吉から滲み出る激しい怒りをキヨは感じ取っていた。
今吉がキヨの腰を抱き、胸の頂点に鼻を寄せた。その鼻息がかかりキヨを刺激する。
「んっ…。」
声を抑えているキヨに苛立ちを覚えたのか胸の頂点を激しくしゃぶりついた。
「ひゃっ…!」
キヨは気が動転した。今吉から今までこんなにひどくされた事はなかった。
やめてほしいと思う反面もっとと矛盾な感情がこだまする。
胸はそのまま口に激しく含まれる中、今吉の手がキヨの下を弄った。
「ああっ…!」
同時にくる快感にキヨは首を振る。いやいやと首を振るキヨをいっぺんするとまた激しく手の動きを早めた。
それからキヨはあっという間に果てた。
果てた時、この上ない快感とまだこの人が自分のものなのだという優越感に浸っていた。
そんな事を考えていたが、今吉が一向に何も言わない。
その日は何事もなく夜が明けていった。
朝目が覚めると、隣で今吉が眠っている。昨日あんな事があったのに何も言ってこない。
キヨは気まずい気持ちのまま食事を作っているといつもの時間に今吉が起きてくる。
「おはよう…。」
今吉はいつも通りに朝食を終えると、早々に仕事に入っていった。
キヨはなんだか居心地の悪い心地がしていた。
昨日明らかにこちらを見ていたはずなのに…。
だがこれも今吉の命を守る為だと、今日の夜、逢引きに行くふりをして外へ出ようと考えた。
夜がきた、今吉と褥に入りしばらくしてから外行きの花柄の服を着て、寝床を出て化粧をした。
梅がする様な派手なものではないが、薄く白粉をするといつも畑仕事をしている娘から変身する。
家を空けることを慣れていないため、後ろ髪を引かれる思いだが立ち上がろうとした瞬間、ばっと引っ張られた。
気づけば寝床の褥の上にいた。
目の前には眉を寄せて苦しげな顔をしている今吉の姿があった。
キヨは冷や汗が出る。だがこれで言い逃れはできない。
今吉の言葉を待つが今吉は何も言ってこない。
キヨは目を背けるといきなり着物の裾に手が入った。
「なっ…お前さん!何をっ…!」
焦るキヨに何も言わずに着物の合わせをはだけさせて胸に今吉の掌が這う。
「んあっ…!」
久しぶりに肌に触れられ体も今吉を恋しがっていたのがわかる。
「やめてくださいっ…!」
それでも抵抗しようと今吉の手を掴むと逆に両腕を纏められ高い位置で片手で押さえつけられてしまう。
この時のキヨの姿は今吉を興奮させた。腕は押さえつけられはだけた着物から片胸が出て扇情的だ。
今吉から滲み出る激しい怒りをキヨは感じ取っていた。
今吉がキヨの腰を抱き、胸の頂点に鼻を寄せた。その鼻息がかかりキヨを刺激する。
「んっ…。」
声を抑えているキヨに苛立ちを覚えたのか胸の頂点を激しくしゃぶりついた。
「ひゃっ…!」
キヨは気が動転した。今吉から今までこんなにひどくされた事はなかった。
やめてほしいと思う反面もっとと矛盾な感情がこだまする。
胸はそのまま口に激しく含まれる中、今吉の手がキヨの下を弄った。
「ああっ…!」
同時にくる快感にキヨは首を振る。いやいやと首を振るキヨをいっぺんするとまた激しく手の動きを早めた。
それからキヨはあっという間に果てた。
果てた時、この上ない快感とまだこの人が自分のものなのだという優越感に浸っていた。
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