愛しい心は千歳よりさらに

はなおくら

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 あまりの恥ずかしさに顔を手で覆うと横からふっと笑う声が降ってきた。

「はしたなくなんかない…むしろお前の反応が可愛くて仕方ない。」

 そう言って微笑み返してくれる。

 だが今吉も余裕がないのか、キヨの頬を手で包むと一言言った。

「入れるぞ…。」

 キヨはいよいよかと頷く。

 今吉のものが入ってきた、下は濡れてはいたがあまりの激痛に目をグッと閉じる。

「キヨ息を吐いて力を抜け。」

 キヨの体を心配しながら今吉はキヨを見つめる。

 キヨは息を吐きながら力を抜くとゆっくり今吉のものが入ってくる。

 長い時間をかけて今吉のものが入りますきった。

「キヨ…。よく頑張ったな…。」

 そう言って頭を撫でてくれる。

 キヨは今吉の手が魔法のようだと感じていた。
 触れられるとこの上ない安堵感に包まれる。

「今吉さん…動いてください。」

 キヨは今吉が我慢していることは分かっていた。
 自分で其れが解放されるならとそう施すと今吉は首を振った。

「大丈夫だ。それにお前とこうして一つに慣れるだけで身体も心も喜んでいるのがわかる。もう少し寄り添っていよう。」

 今吉の優しい言葉にキヨは嬉しくなった。

「はい…今吉さん…。」

 彼のものが身体に入り一つになった。逞しい胸に触れたくなり何も考えずに彼の乳首を優しく撫でる。

 すると今吉の体がピクッとなった。

 キヨが顔を上げると、今吉が耐えるようにしている。

 その反応にキヨは嬉しくなり、乳首をまた優しく触る。
 するとまたピクッとなった。

「…キヨ…。」

 名を呼んで止めようとする今吉が愛おしくなり、今度は今吉がキヨにキスをするように舌を使って乳首をを舐め軽く吸う。

 其れが今吉を敏感にさせたのだろう。

 今吉の腰が動く。

 するとさっきまで痛かったはずが慣れてきたのか今吉が動くたびに、痛みではなく気持ち良くなり声が漏れた。

「あっ…ああっ…。」

 キヨの気持ち良さげな声に今吉も安堵するとキヨの耳元で囁いた。

「キヨ…動くぞ。」

 キヨはコクっと頷く。

 そして今吉は腰を前後に動かし始めた。

「んんんんっ‼︎」

 キヨは両腕で声を抑えていると、今吉が強引にその腕を時、両腕で押さえつけるようにして腰を動かす。

 この時キヨは気持ちよさと今吉には身も心も独占されている気分に喜びを感じていた。

 今吉もまたキヨの表情や体に欲情を抑えられなかった。

「お前さんっ…私…変です…!」

 慌てて避けようとするキヨを抑えながら今吉はその意味を知っていた。

 なお動きを早める、キヨの声を大きくなる。

「ダメだっ…キヨ…。」

「お前さん…私…私っ!」

 戸惑い泣き出すキヨを、見つめながら二人で共に果てたのだった。
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