氷の艶やかな青年

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　それからもハンナは、コツコツと自分のできる事に務めていた。

　この奉仕活動のおかげで自分の将来について本気で考える様になった。

　とは言っても、いつまでもここにいられるわけではない。

　貴族には他にもやるべき事が増え、一つのことを集中してするのは困難であった。

　自分が去った後、ここで活かせるものを作りたいと考えていたのだった。

　そんな毎日の中、ハンナはセジャの誘いに、彼の屋敷へと訪れていた。

　彼の父に会うかと思っていたが、屋敷にはセジャは一人だけだった様子だった。

　彼の部屋にたどり着くと、お互い会えなかった想いが抱きしめる事で、埋められる気持ちになる。

「会いたかったわ…。」

「僕もだよ。」

　2人でキスを重ねて、ソファに組み敷かれる。

「ダメ…。」

「大丈夫だよ。」

　止めるハンナの手を握りしめてセジャは、口付けを重ねる。

　強引に胸を開かされて、豊満な膨らみが顔を出した。

「綺麗だ…。」

　ハンナの胸を見つめる彼に、高鳴りを覚えた。

　しかしよくよく見ると、彼の目の下にくまができており、ハンナは彼の両目に手を当てた。

　その瞬間、彼が力が抜けた様に自分に覆い被さってきた。

　セジャは気を失い、心地のいい寝息を立てていた。

　覆い被さられて、身動き取れずにいた為、そのままの態勢でセジャに治癒魔法をかけた。

　彼の身体が安定してきた頃、ハンナも眠気に、襲われてそのまま目を閉じたのだった。

　心地のいい眠りの中、胸に違和感を覚えて目が覚めた。

　目を開けると、自分の胸を吸っているセジャの姿があった。

「あっ…セジャ…何してるの…？あっ…！」

　与えられる快楽に、体を震わせた。

「お仕置きだよ…。君との時間が減ってしまった。」

「あっ…ごめんなさい…でも…あなた疲れていたから…。」

　反論するハンナに、セジャはさらにきつく胸に吸い付いた。

　　顔をのけ反らせると、それを追うかの様に唇に吸い付いてくる。

「あっ…セジャっ…落ち着いて…！」

「ダメだよ…もう理性なんて抑えが効かないんだ。」

　そういうとセジャはハンナの体にキスを落としながら、花を咲かせていく。

　その行為が、自分を独占されている様な思いになり、嬉しくなる。

「ハンナ…。」

　うっとりとした顔で、自分がつけた花が咲いたハンナの体を舐める様にみている。

「そんなに見ないで…。」

「無理だよ…。」

　セジャは、ハンナを四つん這いにさせて、自分のものを差し込んだ。

　背中越しの彼の快楽に、体をのけぞらすと、またセジャはハンナの背中にも花を咲かせていったのだ。