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20話 呪い
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翌朝ゲルグさんと集落を出発し、騎士団に要請がてら道すがら昨晩の続きでこれまでの旅のことや任務のこと、色々な国の話題になったあと、なぜ私が拠点をもたずパーティーすら組まないで一人で活動をしているのかを聞かれた。
まぁ、確かに高難易度の依頼になると実力や戦闘形態や作戦的に人が必要不可欠になる。
ぶっちゃけ他の人と長期的な任務になりそうなやつは全部フルシカトかまして、ボッチ任務死ぬほどこなしてたら次第にパーティー系の任務ですら一人で回してくるようになったからだけど……。
他の特別な理由を挙げるなら、流石に集団で男に囲まれて生活してれば女だとバレかねないって感じだし……まぁ、そんこと言えるわけもなくそれっぽい言い訳を口に出してみた。
「一人のが気楽だからですかね?」
「嫌味か?」
「あ、分かります?」
「つくづくお前は可愛げがねぇな」
「そんなぁ~ 照れますよ~」
「そう言うところだぞ」
呆れたように肩を竦めるゲルグさんは一瞬こちらをじっと見据えたあと、何かを切望するかのように重い息をついた。
「俺もアンタくらい実力があれば出来ることが増えただろうな」
「それと似た言葉最近聞いたなぁ~」
まぁ、シャルネさんのことなんだけど。
「でもゲルグさんも魔道スピア(槍使い)なら、魔力のコスパはいいし使いようだと思うんですけどねぇ」
「……なんで俺のスキルまで分かるんだよ」
「まぁ、あれだけの戦闘跡ですしねぇ」
「じゃあアンタは魔術師か……あれだけの調薬技術だ、魔道薬師か何かか?」
「さぁ~? どうでしょう~~~?」
「クソガキが……ッ」
あっっっぶねぇ~~~、バチバチスキル見ちゃったし記憶してたし普通に会話に出しちゃったよ。
あのとき駆けつけて一瞬でも戦ってるとこ見といてよかったぁ~~~っ!!!!
とりあえず魔力の残滓見たとか適当言っとけばS持ちだからな、で済むしね!!!!
でもその後暫くして憎まれ口の一つもないことに気がつき、自分よりも頭一つデカい彼が随分と遠くを見つめて切なそうにするから、話くらいは聞いてみようかなと思ってちょっとばかり突っ込んでみた。
「何かしたいことでもあるんですか?」
「あ? ……あー、まぁ……な」
「煮え切らないなぁ~ こんな機会滅多にないんですし、S持ちに話してみません?」
「………………」
「というか、私をギルドに突き出したあとの褒賞金って何に使うんです?」
この言葉に一瞬反応を見せ、タレ目がちだが深い彫りでスッキリとした目元から覗くすみれ色の瞳を揺らし、言い出すか否か迷っているような様子だった。
これ以上無理に踏み込むとキレられそうだしなぁ……あとは本人の意思でお任せにするか。
「まぁ、どう使うにしろ金はあるだけ困らないですもんね。 とりあえず先を急ぎますか」
「____呪いを、解きたい」
「呪い?」
「その為の金が要る」
呪い____
私も日本では好き好んで漫画とか小説とか読んでたから、ファンタジー系の魔法にある程度聖魔法や闇魔法があるってのは知ってたけど、彼の言う呪いとはこの世界の魔法の属性である呪(まじない)属性で掛けられた負の呪いと呼ばれるものだと思う。
例を挙げると、私が囁く切り株亭の夫妻から貰った親子の契りを結ぶ"因縁の授け"という正の呪いも呪魔法の1つで、大まかに冠婚葬祭や要は占い師や神職のような職で用いられる魔法である。
負の呪いは、これは想像できる通り人を呪ったり呪具を作ったりとあんまりいい印象がない方の呪いだ。
彼の言う呪いはつまり、そう言うことだろう__
「誰か呪われてる方が居るんですか? 奴隷商の隷属契約のようなものではなく」
「あぁ……」
「それまたどうして……」
呪魔法は縛りとして課す時には便利なものだが、人を呪わば穴二つという言葉もあるくらい強力で、効果によっては一瞬で人も動物も土地までもが死んでゆく。
もし魔獣などの攻撃から呪われたのではなく、故意的に呪われてるのだとしたら相手方も相当な対価があったはず。
どんだけ恨まれてんだよって話だけど、呪う相手も自分より魔力量含めて格下相手じゃないと効果は発揮できない。
出来たとしてもそれこそそれ相応の対価や犠牲が付きもので、普通だと人一人呪うとしたら腕一本とか下手をしたら術者本人が死ななければいけない程強力で、尚且つその術を解くのは至難の技だ。
ほら、よく恐怖映像とかの特番で海外の悪魔払いで結局憑き物全て落とすことはできません__的な。
そんでもって、負の呪いはコスパも悪いし悪いことや負の遺産しか残さないから基本的に使われるのは正の呪いが占めている。
負の呪いは一般の人が使うと禁忌に触れるとかなんとかって使うこと自体がそもそも禁止されてるみたいだけど。
まぁ、私くらいになると髪の毛一本か針で刺したくらいの血の量で済むが。
「俺が悪いんだ」
要約するとこうだ、痴話のもつれ話の延長戦、以上。
いや簡潔しすぎたわ、つまりはモテる男の痴話話ってのには変わりないんだけど、これがまた面倒で……呪いを無理矢理解けば呪いも解けるが術者本人と被呪者本人も死ぬ。
そしてその期限が残り半年を切ってる。
比較的穏便に解呪できる方法が、その呪いの盟約であるその術者との婚姻。
あとは____
「いやぁ~~~、モテる男は大変ですねぇ」
「真剣に聞いてくれ」
「んじゃ、ゲルグさんの想い人の為に呪いを解いて貴方は死にます? それとも好きな人の事は諦めて術師と結婚?」
「………………」
「それとも好きな人を殺して自滅ですか?」
「ふざけるなッッッ!!!!!!!」
「…………言いすぎました、すいません。 あとは、そうだな……例えばS持ち冒険者、ローイズ・ウィリアンがそれら全てを無効にすることが出来ると言ったら」
「ッ……!! 本当に……そんなことが?」
出来なくはないと言うか、ぶっちゃけ全然余裕で出来るし、呪いも解呪できれば恨み辛みを消すことだって出来ると思う。
ただ気掛かりなのが、彼がそれを公然の場で口を割ったり彼の想い人である被呪者がご近所さんや神殿なんやに雑談がてらに口を開いてほっつき歩かれて噂一つ広められるのが困る。
そもそも呪いが解ける時点でバレるのもって話だけどさ。
んー、どうしたもんかなぁ~。
「さぁ? あ、そういえばその彼女さんっていまどこに居るんですか?」
「……………ガウル王国から南西の国、ノルペ、俺の出身地だ」
「あー、あの花の国ですか、なんかゲルグさんに似合いませんね」
「アンタさっきからこっちが黙って聞いてりゃ……!!!!」
んー、どうする?
久々におせっかい焼いちゃう?
最近いろんな人に優しくされたしなぁ……仕方ない、やっちゃうかぁ。
いまだに何か騒いでるゲルグさんを無視して口を開く。
「まず最初に言っときますけど、負の呪いってそれ相応の覚悟がないと誰彼構わずできません。 今回の術者も、それを覚悟でやったことでしょう。 それで、縁を完全に断ち切り呪いを解くということは、今回の場合どちらかが強い未練を残すことになります……貴方は、それでも一人の人間の生を狂わせる覚悟はありますか?」
「……ッ」
「私はありますよ? 狂った側なので」
「は?」
よくも悪くも、狂ってきたことには変わりない__それはきっと、これからもだ。
とはいえ、これらを最終的に決めるのはゲルグさん本人達だ。
「……………………〖マップ表示、特殊遠隔魔法発動、能力開示・解析、該当の呪魔法察知、能力拡張・伸展……呪魔法解析完了、精神疲弊・消耗緩和、状態維持〗」
「なにを、してるんだ……?」
彼にとっては空虚にいきなり呪文(日本語)を呟き出した変なやつに思われるだろうけど仕方ない。
軽くエフェクトをオプションでつけてみて、なんかの魔法の呪文だと思われる程度のところで切り上げる。
残りの呪いは花の国ノルペに行って直接見て、そこから判断を促そう。
訳あって呪魔法で隷属契約や隷属破棄するとき、ちょっとばかし神殿のとこでアシスタントしたことあったから呪系の魔法は普段使わないけど何となく頭にある。
まぁ、最悪できなくとも残り少ないギフトを作って、それ使用してでもやってみようかな。
なんとなくだけど、ゲルグさんとは長い付き合いになりそうだし____
風魔法で伝書鳩もどきを生み出し、騎士団に申請内容を刻み込む。
淡い緑の色を放つ鳩がバサバサと羽ばたくと同時に、放置してたゲルグさんに向き直る。
「先にノルペのギルドに行きましょう」
まぁ、確かに高難易度の依頼になると実力や戦闘形態や作戦的に人が必要不可欠になる。
ぶっちゃけ他の人と長期的な任務になりそうなやつは全部フルシカトかまして、ボッチ任務死ぬほどこなしてたら次第にパーティー系の任務ですら一人で回してくるようになったからだけど……。
他の特別な理由を挙げるなら、流石に集団で男に囲まれて生活してれば女だとバレかねないって感じだし……まぁ、そんこと言えるわけもなくそれっぽい言い訳を口に出してみた。
「一人のが気楽だからですかね?」
「嫌味か?」
「あ、分かります?」
「つくづくお前は可愛げがねぇな」
「そんなぁ~ 照れますよ~」
「そう言うところだぞ」
呆れたように肩を竦めるゲルグさんは一瞬こちらをじっと見据えたあと、何かを切望するかのように重い息をついた。
「俺もアンタくらい実力があれば出来ることが増えただろうな」
「それと似た言葉最近聞いたなぁ~」
まぁ、シャルネさんのことなんだけど。
「でもゲルグさんも魔道スピア(槍使い)なら、魔力のコスパはいいし使いようだと思うんですけどねぇ」
「……なんで俺のスキルまで分かるんだよ」
「まぁ、あれだけの戦闘跡ですしねぇ」
「じゃあアンタは魔術師か……あれだけの調薬技術だ、魔道薬師か何かか?」
「さぁ~? どうでしょう~~~?」
「クソガキが……ッ」
あっっっぶねぇ~~~、バチバチスキル見ちゃったし記憶してたし普通に会話に出しちゃったよ。
あのとき駆けつけて一瞬でも戦ってるとこ見といてよかったぁ~~~っ!!!!
とりあえず魔力の残滓見たとか適当言っとけばS持ちだからな、で済むしね!!!!
でもその後暫くして憎まれ口の一つもないことに気がつき、自分よりも頭一つデカい彼が随分と遠くを見つめて切なそうにするから、話くらいは聞いてみようかなと思ってちょっとばかり突っ込んでみた。
「何かしたいことでもあるんですか?」
「あ? ……あー、まぁ……な」
「煮え切らないなぁ~ こんな機会滅多にないんですし、S持ちに話してみません?」
「………………」
「というか、私をギルドに突き出したあとの褒賞金って何に使うんです?」
この言葉に一瞬反応を見せ、タレ目がちだが深い彫りでスッキリとした目元から覗くすみれ色の瞳を揺らし、言い出すか否か迷っているような様子だった。
これ以上無理に踏み込むとキレられそうだしなぁ……あとは本人の意思でお任せにするか。
「まぁ、どう使うにしろ金はあるだけ困らないですもんね。 とりあえず先を急ぎますか」
「____呪いを、解きたい」
「呪い?」
「その為の金が要る」
呪い____
私も日本では好き好んで漫画とか小説とか読んでたから、ファンタジー系の魔法にある程度聖魔法や闇魔法があるってのは知ってたけど、彼の言う呪いとはこの世界の魔法の属性である呪(まじない)属性で掛けられた負の呪いと呼ばれるものだと思う。
例を挙げると、私が囁く切り株亭の夫妻から貰った親子の契りを結ぶ"因縁の授け"という正の呪いも呪魔法の1つで、大まかに冠婚葬祭や要は占い師や神職のような職で用いられる魔法である。
負の呪いは、これは想像できる通り人を呪ったり呪具を作ったりとあんまりいい印象がない方の呪いだ。
彼の言う呪いはつまり、そう言うことだろう__
「誰か呪われてる方が居るんですか? 奴隷商の隷属契約のようなものではなく」
「あぁ……」
「それまたどうして……」
呪魔法は縛りとして課す時には便利なものだが、人を呪わば穴二つという言葉もあるくらい強力で、効果によっては一瞬で人も動物も土地までもが死んでゆく。
もし魔獣などの攻撃から呪われたのではなく、故意的に呪われてるのだとしたら相手方も相当な対価があったはず。
どんだけ恨まれてんだよって話だけど、呪う相手も自分より魔力量含めて格下相手じゃないと効果は発揮できない。
出来たとしてもそれこそそれ相応の対価や犠牲が付きもので、普通だと人一人呪うとしたら腕一本とか下手をしたら術者本人が死ななければいけない程強力で、尚且つその術を解くのは至難の技だ。
ほら、よく恐怖映像とかの特番で海外の悪魔払いで結局憑き物全て落とすことはできません__的な。
そんでもって、負の呪いはコスパも悪いし悪いことや負の遺産しか残さないから基本的に使われるのは正の呪いが占めている。
負の呪いは一般の人が使うと禁忌に触れるとかなんとかって使うこと自体がそもそも禁止されてるみたいだけど。
まぁ、私くらいになると髪の毛一本か針で刺したくらいの血の量で済むが。
「俺が悪いんだ」
要約するとこうだ、痴話のもつれ話の延長戦、以上。
いや簡潔しすぎたわ、つまりはモテる男の痴話話ってのには変わりないんだけど、これがまた面倒で……呪いを無理矢理解けば呪いも解けるが術者本人と被呪者本人も死ぬ。
そしてその期限が残り半年を切ってる。
比較的穏便に解呪できる方法が、その呪いの盟約であるその術者との婚姻。
あとは____
「いやぁ~~~、モテる男は大変ですねぇ」
「真剣に聞いてくれ」
「んじゃ、ゲルグさんの想い人の為に呪いを解いて貴方は死にます? それとも好きな人の事は諦めて術師と結婚?」
「………………」
「それとも好きな人を殺して自滅ですか?」
「ふざけるなッッッ!!!!!!!」
「…………言いすぎました、すいません。 あとは、そうだな……例えばS持ち冒険者、ローイズ・ウィリアンがそれら全てを無効にすることが出来ると言ったら」
「ッ……!! 本当に……そんなことが?」
出来なくはないと言うか、ぶっちゃけ全然余裕で出来るし、呪いも解呪できれば恨み辛みを消すことだって出来ると思う。
ただ気掛かりなのが、彼がそれを公然の場で口を割ったり彼の想い人である被呪者がご近所さんや神殿なんやに雑談がてらに口を開いてほっつき歩かれて噂一つ広められるのが困る。
そもそも呪いが解ける時点でバレるのもって話だけどさ。
んー、どうしたもんかなぁ~。
「さぁ? あ、そういえばその彼女さんっていまどこに居るんですか?」
「……………ガウル王国から南西の国、ノルペ、俺の出身地だ」
「あー、あの花の国ですか、なんかゲルグさんに似合いませんね」
「アンタさっきからこっちが黙って聞いてりゃ……!!!!」
んー、どうする?
久々におせっかい焼いちゃう?
最近いろんな人に優しくされたしなぁ……仕方ない、やっちゃうかぁ。
いまだに何か騒いでるゲルグさんを無視して口を開く。
「まず最初に言っときますけど、負の呪いってそれ相応の覚悟がないと誰彼構わずできません。 今回の術者も、それを覚悟でやったことでしょう。 それで、縁を完全に断ち切り呪いを解くということは、今回の場合どちらかが強い未練を残すことになります……貴方は、それでも一人の人間の生を狂わせる覚悟はありますか?」
「……ッ」
「私はありますよ? 狂った側なので」
「は?」
よくも悪くも、狂ってきたことには変わりない__それはきっと、これからもだ。
とはいえ、これらを最終的に決めるのはゲルグさん本人達だ。
「……………………〖マップ表示、特殊遠隔魔法発動、能力開示・解析、該当の呪魔法察知、能力拡張・伸展……呪魔法解析完了、精神疲弊・消耗緩和、状態維持〗」
「なにを、してるんだ……?」
彼にとっては空虚にいきなり呪文(日本語)を呟き出した変なやつに思われるだろうけど仕方ない。
軽くエフェクトをオプションでつけてみて、なんかの魔法の呪文だと思われる程度のところで切り上げる。
残りの呪いは花の国ノルペに行って直接見て、そこから判断を促そう。
訳あって呪魔法で隷属契約や隷属破棄するとき、ちょっとばかし神殿のとこでアシスタントしたことあったから呪系の魔法は普段使わないけど何となく頭にある。
まぁ、最悪できなくとも残り少ないギフトを作って、それ使用してでもやってみようかな。
なんとなくだけど、ゲルグさんとは長い付き合いになりそうだし____
風魔法で伝書鳩もどきを生み出し、騎士団に申請内容を刻み込む。
淡い緑の色を放つ鳩がバサバサと羽ばたくと同時に、放置してたゲルグさんに向き直る。
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