37 / 42
回復魔法の習得方法
しおりを挟む
「[回復魔法]の習得方法だろ?」
俺がそう言うと、ルオーネは俺の両肩を掴んで
「やっぱり存在するの⁉︎誰もが使おうとして諦めたあの魔法を⁉︎」
「お、おい!ルオーネ!一旦落ち着け!」
ジェットは席を立ってルオーネを落ち着かせようとするが
「なら、あなたは落ち着いていられるの⁉︎
やっと…やっと!リフィーが助けられるのよ⁉︎」
「くっ⁉︎」
ジェットはルオーネに言われると、苦い顔をして拳を強く握って黙り込んだ。
(リフィー?また聞かない名前が出てきたな)
「おい、気になる点はあるが、とりあえず習得方法について教えるぞ?」
「え、ええ!」
「習得方法については簡単だ。[光属性魔法]と[水属性魔法]をそれぞれ持っていることが条件だ」
「[光属性魔法]ですって⁉︎」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「それなら、今まで成功しなかったのもわかるわ![光属性魔法]っていうのはほとんどの者が使うことのできない希少魔法なのよ!」
「じゃあルオーネは…」
「えぇ、残念だけど持ってないわ…」
ルオーネは悔しそうに下唇を噛んでいた。
「………なぁ、仮に俺が[光属性魔法]を習得させてやれるとしたらどうする?」
俺がルオーネに問いかけるとルオーネは俺の方を見て、腰につけていた袋から2冊の本を取り出して
「この2冊の魔道書をあげるわ!だから私に[光属性魔法]を教えて!」
([鑑定眼]起動)
俺が2冊の魔道書を鑑定すると
_______________________
名前:no name
レア度:不明
スキル:[変化]
_______________________
(あれ?これレア度がわかんないぞ?)
俺が頭の中で疑問に思っていると
『マスター、少し待ってください。ちゃんと備考をしっかりと視てください』
(何?)
_______________________
備考:名前のない魔道書。所有者がこの本に魔力を込めると本が自動的に所有者にとって必要な本へと生まれ変わる。
(必要魔力1500000)
_______________________
(はい、うん。ヤバイな。なんだよ、これ⁉︎魔力さえ込めれば持ち主に必要な魔道書になるとかチートだろ⁉︎)
『たしかに強力な魔道書ですが、必要魔力が1500000なので、常人には意味のない本ですね』
アリスがそう言うのを聞いて、
「だったらその2つの魔道書と1つ俺の頼みごとを聞いてもらおうかな」
「一体何かしら?」
ルオーネは少し心配そうに聞いてくる。
「何、大したことじゃない。俺の頼みごとは…
“リフィー”に会うことだよ」
俺がそう言うと、ジェットは立ち上がって
「スグル…!何が目的だ…⁉︎」
俺に対して殺気を放ってきた。
「簡単なことだ。いくら俺がルオーネに[光属性魔法]を習得させて[回復魔法]を得られたところで、“リフィー”が治る可能性は低いぞ?」
俺がそう言うと、ルオーネはジェットの腕を引き、
「ジェット、彼の言ってることは正しいわ。いくら私でも覚えたての魔法ではリフィーを救うことは不可能だわ」
ルオーネは悔しそうにそう言った。それを感じ取ったのか、
「…分かった。リフィーの治療を頼みたい」
ジェットは頭を下げて俺に頼んできた。
「任せろ」
俺はジェットとルオーネにそう言った。
*************
皆さん!はじめまして!Rukinaです!
今回、遅れてしまい申し訳ありません。
しばらくは不定期となってしまいますが、
きちんと更新するつもりです!
今後も当作品を読んでいただけると幸いです。
*************
俺がそう言うと、ルオーネは俺の両肩を掴んで
「やっぱり存在するの⁉︎誰もが使おうとして諦めたあの魔法を⁉︎」
「お、おい!ルオーネ!一旦落ち着け!」
ジェットは席を立ってルオーネを落ち着かせようとするが
「なら、あなたは落ち着いていられるの⁉︎
やっと…やっと!リフィーが助けられるのよ⁉︎」
「くっ⁉︎」
ジェットはルオーネに言われると、苦い顔をして拳を強く握って黙り込んだ。
(リフィー?また聞かない名前が出てきたな)
「おい、気になる点はあるが、とりあえず習得方法について教えるぞ?」
「え、ええ!」
「習得方法については簡単だ。[光属性魔法]と[水属性魔法]をそれぞれ持っていることが条件だ」
「[光属性魔法]ですって⁉︎」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「それなら、今まで成功しなかったのもわかるわ![光属性魔法]っていうのはほとんどの者が使うことのできない希少魔法なのよ!」
「じゃあルオーネは…」
「えぇ、残念だけど持ってないわ…」
ルオーネは悔しそうに下唇を噛んでいた。
「………なぁ、仮に俺が[光属性魔法]を習得させてやれるとしたらどうする?」
俺がルオーネに問いかけるとルオーネは俺の方を見て、腰につけていた袋から2冊の本を取り出して
「この2冊の魔道書をあげるわ!だから私に[光属性魔法]を教えて!」
([鑑定眼]起動)
俺が2冊の魔道書を鑑定すると
_______________________
名前:no name
レア度:不明
スキル:[変化]
_______________________
(あれ?これレア度がわかんないぞ?)
俺が頭の中で疑問に思っていると
『マスター、少し待ってください。ちゃんと備考をしっかりと視てください』
(何?)
_______________________
備考:名前のない魔道書。所有者がこの本に魔力を込めると本が自動的に所有者にとって必要な本へと生まれ変わる。
(必要魔力1500000)
_______________________
(はい、うん。ヤバイな。なんだよ、これ⁉︎魔力さえ込めれば持ち主に必要な魔道書になるとかチートだろ⁉︎)
『たしかに強力な魔道書ですが、必要魔力が1500000なので、常人には意味のない本ですね』
アリスがそう言うのを聞いて、
「だったらその2つの魔道書と1つ俺の頼みごとを聞いてもらおうかな」
「一体何かしら?」
ルオーネは少し心配そうに聞いてくる。
「何、大したことじゃない。俺の頼みごとは…
“リフィー”に会うことだよ」
俺がそう言うと、ジェットは立ち上がって
「スグル…!何が目的だ…⁉︎」
俺に対して殺気を放ってきた。
「簡単なことだ。いくら俺がルオーネに[光属性魔法]を習得させて[回復魔法]を得られたところで、“リフィー”が治る可能性は低いぞ?」
俺がそう言うと、ルオーネはジェットの腕を引き、
「ジェット、彼の言ってることは正しいわ。いくら私でも覚えたての魔法ではリフィーを救うことは不可能だわ」
ルオーネは悔しそうにそう言った。それを感じ取ったのか、
「…分かった。リフィーの治療を頼みたい」
ジェットは頭を下げて俺に頼んできた。
「任せろ」
俺はジェットとルオーネにそう言った。
*************
皆さん!はじめまして!Rukinaです!
今回、遅れてしまい申し訳ありません。
しばらくは不定期となってしまいますが、
きちんと更新するつもりです!
今後も当作品を読んでいただけると幸いです。
*************
0
お気に入りに追加
350
あなたにおすすめの小説
チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。
ss
ファンタジー
これは、ひょんなことから異世界へと飛ばされた青年の物語である。
高校三年生の竹林 健(たけばやし たける)を含めた地球人100名がなんらかの力により異世界で過ごすことを要求される。
そんな中、安全地帯と呼ばれている最初のリスポーン地点の「チュートリアル場所」で主人公 健はあるスキルによりレベルがMAXまで到達した。
そして、チュートリアル場所で出会った一人の青年 相斗と一緒に異世界へと身を乗り出す。
弱体した異世界を救うために二人は立ち上がる。
※基本的には毎日7時投稿です。作者は気まぐれなのであくまで目安くらいに思ってください。設定はかなりガバガバしようですので、暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
※コメントはあんまり見れないかもしれません。ランキングが上がっていたら、報告していただいたら嬉しいです。
Hotランキング 1位
ファンタジーランキング 1位
人気ランキング 2位
100000Pt達成!!
2回目チート人生、まじですか
ゆめ
ファンタジー
☆☆☆☆☆
ある普通の田舎に住んでいる一之瀬 蒼涼はある日異世界に勇者として召喚された!!!しかもクラスで!
わっは!!!テンプレ!!!!
じゃない!!!!なんで〝また!?〟
実は蒼涼は前世にも1回勇者として全く同じ世界へと召喚されていたのだ。
その時はしっかり魔王退治?
しましたよ!!
でもね
辛かった!!チートあったけどいろんな意味で辛かった!大変だったんだぞ!!
ということで2回目のチート人生。
勇者じゃなく自由に生きます?
不幸少女は二度目の人生でイージーモードを望む
天宮暁
ファンタジー
人生なんてクソゲーだ。
それが、16年生きてきた私の結論。
でもまさか、こんな結末を迎えるなんて……。
しかし、非業の死を遂げた私をあわれんで、神様が異世界に転生させてあげようと言ってきた。
けど私、もう人生なんて結構なんですけど!
ところが、異世界への転生はキャンセル不能。私はむりやりチートを持たされ、異世界に放り出されることになってしまう。
手に入れたチートは「難易度変更」。世界の難易度を強制的に変える力を使い、冒険者となった私はダンジョンに潜る。
今度こそ幸せな人生を送れるといいんだけど……。
転生薬師は異世界を巡る(旧題:転生者は異世界を巡る)
山川イブキ(nobuyukisan)
ファンタジー
藤堂勇樹、会社員。30過ぎて未だ独身。
自宅で寝ていたはずなのに、目の前には神様を名乗る美女と少年。そんな二人が俺に言った言葉は──
「異世界に『お試し転生』してみませんか?」
────────ハイ?
お試し?──それにお試しなのは、コッチじゃなくて神様のほう?
勇者を転生させる『本番』の前に様子見で異世界に送り込まれる主人公。
神様の『加護』を貰った彼は、異世界でどんな人生を送るのか?
チート能力有りですが、補助系の能力なので露骨に話の中には出てきません。
投稿は初めてですが、更新はあまり間を空けないよう頑張ります。
気軽に読んで、気に入っていただければ幸いです。
誤字・誤用等ありましたらお知らせ下さい。
※アルファポリスで書籍化する事になりました。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
異世界でのんきに冒険始めました!
おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。
基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。
ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。
異世界でいきなり経験値2億ポイント手に入れました
雪華慧太
ファンタジー
会社が倒産し無職になった俺は再就職が決まりかけたその日、あっけなく昇天した。
女神の手違いで死亡した俺は、無理やり異世界に飛ばされる。
強引な女神の加護に包まれて凄まじい勢いで異世界に飛ばされた結果、俺はとある王国を滅ぼしかけていた凶悪な邪竜に激突しそれを倒した。
くっころ系姫騎士、少し天然な聖女、ツンデレ魔法使い! アニメ顔負けの世界の中で、無職のままカンストした俺は思わぬ最強スキルを手にすることになったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる