国民的アイドルの愛され末っ子は紅一点!?

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公式発表編 4

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 ファンのみんなはどんな反応してるかな…

 ちょーっとだけなら、と私はスマホを手に取った。

 その時、扉が叩く音が聞こえた。

「は、はい」
私は少し驚きながら答えた。

「入るぞ」

 この声は…

「どうぞ、」

「急に悪い、」
「それは大丈夫ですけど…どうしましたか」

 何かあったのかな、

「純怜、今日はネット見るなよ」
と真剣な表情で言った。

「莉久さん…どうして、」

私が見るってわかって、わざわざ…?

「書かないでって言ってもそれを聞いてくれないファンも少なからずいるはずだから。お祝いのメッセージもあると思うけど、その分、嫌なメッセージもある。残念ながら今のところはそっちの方が多いだろうし」

 と莉久さんは冷静に説明した。

 正論すぎて何も言えなかった。

 私が傷つかないように言ってくれてるのは痛いぐらいによく分かる。


 だけど、絶対に傷つくって分かってても、スターライトメンバーとして、ファンのみんながこの事をどう思っているのか知る必要があるとも思う。

「心配してくれてありがとうございます。だけど、ファンの方がどう思ってるか知りたいです。傷ついたとしても、一人でも応援してくれる人がいるって知れたら頑張れるから」

 私は決意を込めて言った。

「…はぁ。ったく。分かった。ただし、条件がある」
と莉久さんはため息をつきながら言った。

「条件…?」
私は首をかしげた。

「一人では見るな」
莉久さんは真剣な目で言った。

「え?」

 それは、私が一人で思いつめないように…?

「今は俺がいるからいい。見たかったら見れば」

 私はスマホを手に取り、コメントを見始めた。

 "スターライトに女なんていらないよね。"

 "陽向くんは騙されてないなんて言ってたけど絶対騙されてる!"

 "スターライトのみんながあそこまで言ってるからちゃんと純怜ちゃんの事見てあげようかな、"

 "なんかショック、ファン辞めようかな"

 "純怜ちゃんいい子そうだから、どんなに酷いこと言われても頑張って欲しいな"

 祝福のコメントなんて50件中、1、2件ぐらいだった。

 それでも嬉しかった。

 応援してくれる人がいるって考えただけで心が少し軽くなった。

「純怜、」
私の顔色を伺うように名前を呼んだ。

「案外大丈夫でした。私のことを1人でも応援してくれてるファンがいるんだって考えたらすごく気が楽になりました」

 そう言うと莉久さんはほっとした顔で

「そうか。でも、辛くなったらちゃんと頼るんだぞ。極力俺も気づけるようにはするけど」

 と優しく言ってくれた。

「はい、ありがとうございます」

 私は感謝の気持ちでいっぱいになった。




 応援してくれる人がいるから、メンバーのみんながいるから、私は頑張れる。
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