ペンギンの郵便やさん

ばつたて

文字の大きさ
上 下
9 / 15
修業時代①

観光

しおりを挟む
会ったばかりのペンギンとその母ペンギン、僕の3羽で観光に出掛けることになった。

目的地は有名な社らしい。
遠かったので到着まで割りと時間はかかった。

母ペンギンも穏やかな感じでいいペンギンだった。ご飯も奢ってくれました。

それじゃいざお参り!
いつもお賽銭は5円玉を入れるのだが、今回は持っていなかったので10円玉を入れた。

どうやらここは縁結びの神様らしい。

あれ?
いまだに1羽なんですけど神様??

お賽銭に5円(ご縁)入れなかったからですか?笑

…そして帰路に着く。

母ペンギンはホテルに泊まるので、途中でお別れだ。

お世話になりました。
少し仲良くなれたと思って手を振って別れた。振り返してくれなかったけど…

僕たちは寮に戻る。
息子ペンギンに、
「これ昔の俺」と写真を見せられた。

別ペンギンじゃないかよ!
それはもうぜんぜん違うペンギンだった。
毛の色も違うし。

印象って物凄く大事なんだと思った。
すごく勉強になりました。

別に昔がどうだったとかはあまり気にしない。

いまのペンギン性で判断するのが大切だと思う。

僕自身が見たもの、感じたことを信じたい。
しおりを挟む

処理中です...