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3話 メイドになろう
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「それでは司祭様、うちの子をよろしくお願いします」
「はい、それでは責任を持ってお預かりいたします」
帽子をとって頭をさげるお父さんと、にこやかに頷く司祭様。その様子を私は満足げに眺めていた。
「アンナマリー、よろしくお願いしますね」
「はい!! こちらこそ!」
……という訳で私は教会の司祭館のメイド見習いとして働く事が決まったのだった。
「ふうーっ」
私が息を吐くと白い息が流れていく。家の扉を開けてまずするのは、大きく息を吸って吐く事。そうして私の一日が始まる。新鮮な空気でまるで体が新しく生き返るよう。
チェックのストールを巻いて、教会に向かう。ここルズベリー村の教会はかつて砦として使われていた歴史の長い建物だ。この村の人達は有事の際には皆ここに逃げ込め、とそれこそ赤ん坊の頃から口をすっぱくして言われるのだ。
鼻歌を歌いながら行く道。晩秋のの村は花のひとつもなく殺風景だ。ご機嫌な理由はひとつだけ。今日からなのだ。今日からメイド見習いの一日が始まる。
どうにも過保護なお父さんはいい顔をしなかったけれど、向こうが私をご指名なのだもの。嬉しくない訳がない。
「メイド……ガチのメイド……その一歩目よ、ふふふ……」
我ながら気色悪い笑いがこみ上げてくる。退屈な毎日にうんざりしていた私に訪れた吉報。それは使用人文化があるという事だ。年頃になったら本物のメイドになろうと虎視眈々と私は過ごしながらその日に備えてきた。
「ひゃっほーっ! 今日からよ!」
あっという間に村のアイドルと化したジェラルド司祭様。その司祭様がお手伝いのメイドを私に頼んだと聞いて、村中の女の子達の嫉妬と羨望のまなざしが向いた。それにちょっと得意になったのは事実。
だけど、それ以上に長年やりたいと思っていた事が実現するのが嬉しくてたまらない。
「私のやりたいのはメイド! 『癒やしの手』とか言われても私は興味無いし!」
そう、私には確かに『癒やしの手』の才はあるし、村の人達からも頼りにされてる。 でもせっかく本物のメイドになれるチャンスがあるんだもの。
「それより仕事! せっかく新しい司祭様から声がかかったんだから!」
私は元気よくこぶしを振り上げて、さらに足を速めた。
「失礼します! アンナマリー・ヘザーです! 今日からお世話になります!」
石砦の教会に隣接する小さな屋敷……とまでは言えない家の扉をノックして元気よく挨拶をした。最初が肝心。そう隣村の大叔母さんも言っていた。はじめて会う人には特に礼儀正しくしなさい、と。
「あら、おはよう。貴女がアンナマリー?」
「はっ、はい!」
「ふふふ……よろしくね」
扉を開けたのは深いレンガ色の髪をした色白の美女だ。落ち着いた大人の雰囲気。そして大きくせり出したお腹。……私がお手伝いに呼ばれた大きな理由。それは身重の奥様の臨月が近づいているからだ。
「奥様……よろしくお願いいたします」
「……んんー、なんだか落ち着かないわね。私の事はモニカと呼んで」
「いえ、そういう訳には行きません、モニカ奥様」
「やっぱりダメなのね」
困ったわね、という感じでモニカ奥様は首をすくめると私を中に案内した。気さくな奥様だなぁ。こじんまりとした邸宅は日当たりも良く、小綺麗に整理されていた。
「あんたがアンナマリーかい」
「おはようございます。アンナマリー・ヘザーと申します。あの……」
「あたしはケリー。ここのメイドだよ」
キョロキョロと周りを見渡しているとくちゃくちゃのお婆さんが羽箒を手に現れた。
「ケリー、家の中の案内をしてくれる?」
「あいよ、奥様。ちびちゃん、こっちへおいで」
「あ、アンナマリーです!」
ケリーさんがあたしを連れて家中を巡る。さっきのちびちゃん、は聞き捨てならないけど悪い人ではなさそうだ。
「こっちが居間、奥に厨房、寝室は二階ね。今まであたしが通いでお世話していたのだけどもう高齢でね。奥様もどんどん動けなくなるし」
奥様もお腹が大きくなるまでは自らも家事をしていた様だ。一通り案内をして貰い、居間に戻るとまた奥様に呼ばれた。
「アンナマリー、貴女には色々と手伝って貰うわ。家事以外にもね」
「……家事以外にもですか?」
「ええ。聞いてないのかしら」
「私はただこの屋敷の手伝いにと」
「あら嫌だ、あの人ったら……」
優美な眉が不機嫌に寄せられる。それが私の方に向いてはいないと分かっていながらも私は思わず目をそらした。美人の機嫌の悪い顔っているのは迫力があるものだ。
「あのね、よく聞いてちょうだい」
「はい、奥様」
くるり、とモニカ奥様がこちらを振り返り私を見た。思わずピッと背筋を伸ばしたところで背後の扉が開いた。
「やぁやぁ、アンナマリー!」
教会の説法で何度か聞いた声。振り返ると司祭様……ジェラルド司祭が立っていた。立ってるだけで絵になるなんてやっぱり反則だわ。
「君の事は前任のダーレンス司祭から聞いていてね……よろしく頼むと」
「私の事を?」
「君は『癒やしの手』を持っているね?」
「それは……そうですけど」
この能力の事を? 不思議に思って私は顔を上げた。眼前にはジェラルド司祭の整った顔。わぁ、破壊力がすごい。頬に血が上っているのを感じながら、私は司祭様に聞いた。
「その……私は回復魔術師になる気はないのですけど」
「その事は聞いているよ。そしてダーレンス司祭はその事を案じていた。是非君の手助けをして欲しい、とね」
「手助け……」
「そう、このモニカがきっと君の力になってくれる」
そう言って、ジェラルド司祭は妻であるモニカ奥様を見た。奥様はこくりとうなずいて、にっこりと笑った。
「私の専門は薬草学なの。今日から貴女に手伝いをして貰いながら私の知識を少しずつ伝えますからそのつもりでいてちょうだいね」
「うっ! あの、はい……」
そんな勝手に決めないで!と口走りそうになるのをなんとか堪えて私は返事をした。こうして私のメイド生活……は思いがけない形で始まったのだ。なんだか周りの思惑に流されている気もしながら。
「はい、それでは責任を持ってお預かりいたします」
帽子をとって頭をさげるお父さんと、にこやかに頷く司祭様。その様子を私は満足げに眺めていた。
「アンナマリー、よろしくお願いしますね」
「はい!! こちらこそ!」
……という訳で私は教会の司祭館のメイド見習いとして働く事が決まったのだった。
「ふうーっ」
私が息を吐くと白い息が流れていく。家の扉を開けてまずするのは、大きく息を吸って吐く事。そうして私の一日が始まる。新鮮な空気でまるで体が新しく生き返るよう。
チェックのストールを巻いて、教会に向かう。ここルズベリー村の教会はかつて砦として使われていた歴史の長い建物だ。この村の人達は有事の際には皆ここに逃げ込め、とそれこそ赤ん坊の頃から口をすっぱくして言われるのだ。
鼻歌を歌いながら行く道。晩秋のの村は花のひとつもなく殺風景だ。ご機嫌な理由はひとつだけ。今日からなのだ。今日からメイド見習いの一日が始まる。
どうにも過保護なお父さんはいい顔をしなかったけれど、向こうが私をご指名なのだもの。嬉しくない訳がない。
「メイド……ガチのメイド……その一歩目よ、ふふふ……」
我ながら気色悪い笑いがこみ上げてくる。退屈な毎日にうんざりしていた私に訪れた吉報。それは使用人文化があるという事だ。年頃になったら本物のメイドになろうと虎視眈々と私は過ごしながらその日に備えてきた。
「ひゃっほーっ! 今日からよ!」
あっという間に村のアイドルと化したジェラルド司祭様。その司祭様がお手伝いのメイドを私に頼んだと聞いて、村中の女の子達の嫉妬と羨望のまなざしが向いた。それにちょっと得意になったのは事実。
だけど、それ以上に長年やりたいと思っていた事が実現するのが嬉しくてたまらない。
「私のやりたいのはメイド! 『癒やしの手』とか言われても私は興味無いし!」
そう、私には確かに『癒やしの手』の才はあるし、村の人達からも頼りにされてる。 でもせっかく本物のメイドになれるチャンスがあるんだもの。
「それより仕事! せっかく新しい司祭様から声がかかったんだから!」
私は元気よくこぶしを振り上げて、さらに足を速めた。
「失礼します! アンナマリー・ヘザーです! 今日からお世話になります!」
石砦の教会に隣接する小さな屋敷……とまでは言えない家の扉をノックして元気よく挨拶をした。最初が肝心。そう隣村の大叔母さんも言っていた。はじめて会う人には特に礼儀正しくしなさい、と。
「あら、おはよう。貴女がアンナマリー?」
「はっ、はい!」
「ふふふ……よろしくね」
扉を開けたのは深いレンガ色の髪をした色白の美女だ。落ち着いた大人の雰囲気。そして大きくせり出したお腹。……私がお手伝いに呼ばれた大きな理由。それは身重の奥様の臨月が近づいているからだ。
「奥様……よろしくお願いいたします」
「……んんー、なんだか落ち着かないわね。私の事はモニカと呼んで」
「いえ、そういう訳には行きません、モニカ奥様」
「やっぱりダメなのね」
困ったわね、という感じでモニカ奥様は首をすくめると私を中に案内した。気さくな奥様だなぁ。こじんまりとした邸宅は日当たりも良く、小綺麗に整理されていた。
「あんたがアンナマリーかい」
「おはようございます。アンナマリー・ヘザーと申します。あの……」
「あたしはケリー。ここのメイドだよ」
キョロキョロと周りを見渡しているとくちゃくちゃのお婆さんが羽箒を手に現れた。
「ケリー、家の中の案内をしてくれる?」
「あいよ、奥様。ちびちゃん、こっちへおいで」
「あ、アンナマリーです!」
ケリーさんがあたしを連れて家中を巡る。さっきのちびちゃん、は聞き捨てならないけど悪い人ではなさそうだ。
「こっちが居間、奥に厨房、寝室は二階ね。今まであたしが通いでお世話していたのだけどもう高齢でね。奥様もどんどん動けなくなるし」
奥様もお腹が大きくなるまでは自らも家事をしていた様だ。一通り案内をして貰い、居間に戻るとまた奥様に呼ばれた。
「アンナマリー、貴女には色々と手伝って貰うわ。家事以外にもね」
「……家事以外にもですか?」
「ええ。聞いてないのかしら」
「私はただこの屋敷の手伝いにと」
「あら嫌だ、あの人ったら……」
優美な眉が不機嫌に寄せられる。それが私の方に向いてはいないと分かっていながらも私は思わず目をそらした。美人の機嫌の悪い顔っているのは迫力があるものだ。
「あのね、よく聞いてちょうだい」
「はい、奥様」
くるり、とモニカ奥様がこちらを振り返り私を見た。思わずピッと背筋を伸ばしたところで背後の扉が開いた。
「やぁやぁ、アンナマリー!」
教会の説法で何度か聞いた声。振り返ると司祭様……ジェラルド司祭が立っていた。立ってるだけで絵になるなんてやっぱり反則だわ。
「君の事は前任のダーレンス司祭から聞いていてね……よろしく頼むと」
「私の事を?」
「君は『癒やしの手』を持っているね?」
「それは……そうですけど」
この能力の事を? 不思議に思って私は顔を上げた。眼前にはジェラルド司祭の整った顔。わぁ、破壊力がすごい。頬に血が上っているのを感じながら、私は司祭様に聞いた。
「その……私は回復魔術師になる気はないのですけど」
「その事は聞いているよ。そしてダーレンス司祭はその事を案じていた。是非君の手助けをして欲しい、とね」
「手助け……」
「そう、このモニカがきっと君の力になってくれる」
そう言って、ジェラルド司祭は妻であるモニカ奥様を見た。奥様はこくりとうなずいて、にっこりと笑った。
「私の専門は薬草学なの。今日から貴女に手伝いをして貰いながら私の知識を少しずつ伝えますからそのつもりでいてちょうだいね」
「うっ! あの、はい……」
そんな勝手に決めないで!と口走りそうになるのをなんとか堪えて私は返事をした。こうして私のメイド生活……は思いがけない形で始まったのだ。なんだか周りの思惑に流されている気もしながら。
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