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第一章:始まりの世界 ”準備運動編”
♯49.かけっこバトル①
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「ピッピッ」
運動場にある”だえん形のトラック”に切り替わった。
立花と哀川の顔が視界に入り、堀部の姿も確認した。
「本当に君たちに勝ったら、さっき見せてくれたレア
カードをくれるんだね?」
「あぁ、勝ったら一人一枚プレゼントするよ。勝負方
法は1週200mのトラックを一人一周のリレー方式
でゴールまでのタイムを競う。詳しくは地面に立てた
ポールの上の旗に書いてあるから、それを良く見て確
認して欲しい。僕からの説明は以上だけど他に質問は
あるかな?」
タカフミの説明が終わると田崎しんいち、牧村まな
ぶは、お互いの顔を突き合わせて希望のカードが重な
ってない事を確認した後、口を開いた。
「こっちは特にない。いつでも走れる準備は出来てる」
この日は風の強い事もあってかポールの最上段に取
り着けられた旗が必要以上になびいていて文字以外の
情報を読み取る事が難しい状態であった。
旗に記されている決戦時間は土曜の午後2時で三十
分まで持ち場を離れない事とあった。初対決の対戦相
手に選ばれた二人は対決時間三十分は、かなり長いよ
うな気もしたが細かい事なんか気にならなくなる位、
景品が魅力的であった。堀部も夢中になっている位に
小学生の間で爆発的な人気を誇っている商品なのだ。
運動場にある”だえん形のトラック”に切り替わった。
立花と哀川の顔が視界に入り、堀部の姿も確認した。
「本当に君たちに勝ったら、さっき見せてくれたレア
カードをくれるんだね?」
「あぁ、勝ったら一人一枚プレゼントするよ。勝負方
法は1週200mのトラックを一人一周のリレー方式
でゴールまでのタイムを競う。詳しくは地面に立てた
ポールの上の旗に書いてあるから、それを良く見て確
認して欲しい。僕からの説明は以上だけど他に質問は
あるかな?」
タカフミの説明が終わると田崎しんいち、牧村まな
ぶは、お互いの顔を突き合わせて希望のカードが重な
ってない事を確認した後、口を開いた。
「こっちは特にない。いつでも走れる準備は出来てる」
この日は風の強い事もあってかポールの最上段に取
り着けられた旗が必要以上になびいていて文字以外の
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旗に記されている決戦時間は土曜の午後2時で三十
分まで持ち場を離れない事とあった。初対決の対戦相
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