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第九十二話

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エルフさんたちが大分増えたので聖水もどきは一時終了。
非常用の備蓄だけ用意して後は本体に魔力を注ぐだけ。
精霊樹も立派に育って来たので瘴気に負けることもないだろうと判断された。
既に40階建てのビルくらいになっているだろうか。

エルフさんも100人くらい居るかもしれない。
聖水もどき作りに代わって施術と服、下着作りに大忙しだ。
エルフさんたちは24時間体制でダンジョンに素材を獲りに行ってるらしい。
どちらかと言うと下着を沢山欲しいらしいので各種取り揃えますか。
毎日20人のお胸様祭りが当分続くらしいのでカタログも増やしておこうか。
外を出歩いているエルフは100歳を越えているらしいので施術が良く効いている。
施術を受けた回数が見た目で判るくらいの差が出ているのでミュリエルやセラフィナくらいの結果が出るまで続くのだろうな。
ほぼ定住じゃねえか。
精霊樹をここに植えたときから分かってたことか。
お金を稼ぐ方法も沢山有るから大丈夫だろうな。


エルフさんたちから施術や服の代金代わりにもらっている素材もかなり増えた。
そろそろ新作の服でも作りましょうかね。
考えていたのはオフショルダーのドレス。
ミュリエルたちなら着こなすと思うのだ。
ブラもストラップレスで作らないとな。

早速ミュリエルを連れて来て新作を着せる。
おお、どこかのアニメで見た魔女だ。
色っぽくて似合ってるんじゃね?
良いね、ちょっと各色揃えようか。

「これは、お貴族様は着れるかしら。
いえ、フランソワーズたちなら着るわね。
若い子もアピールするのには丁度良いかもしれないわ。
肩を出すだけでこんなに色っぽくなるのね。」

「もっと胸の谷間まで見せるのも有るけどね。
流石にこの世界にいきなりそこまでは持って行けないかな。」

「異世界のファッションは大胆ね。
ナギサが見たいなら着てみるわよ?」

許可をもらったのでもっと深くまで下がった服を作る。
ブラも変えないといけないか。
ブラ込みでも良いかな。
ヌーブラとか作っちゃう?
シリコン素材とかも欲しいな。
ニプレスは必要そうだな。

結構大胆な服を作ってみたけどこれも着こなしちゃうか。
おっぱいの上が見えるのはこの世界ではアウトかもしれないな。

「本当に異世界の女性はこんな服を着てるの?
ナギサの願望だけじゃ無くて?」

「願望込みだけどもっと大胆な服だって有るから。
ファッションショーだと中身見えてたりするから。」

ファッションショーは別物なので仕方ないけどな。
チューブトップだって有るんだからあちらでは然程騒ぐほどでもないだろう。
まあ今はショール?ストール?を掛けておこうか。

「流石に他人の居るパーティには着て行けないでしょうね。
ここでなら着てあげるわよ。」

OK、スリットも入れてみようか。
ハイヒールも履かせて、その前にストッキング、いや、ここは網タイツか。
調子に乗ってバニースーツはいかがっすか?

「ちょっと、ほとんど水着か下着じゃない。
これで人前に出るのよね?
手首に袖だけ有るとか訳分からないわ。」

尻尾も付いているので後はうさ耳だけだな。
ちょっとカチューシャで作って付ける。
おお、バニーガールじゃん。
領都か王都でバーでも作るか。
ちょっとこの世界の許容範囲を越えているかもしれないな。
本物の獣人とか居たらシャレにならないし。

精霊さんから聞きつけたのかセラフィナもやって来たのでオフショルダーのドレスを作って着せる。
これまた着こなしちゃうんだな。
皆、胸が大きいから似合っちゃうな。
ミュリエルと揃うと他の人も着たくなるんじゃね?

折角なので俺付きの皆にも着せてみた。
片袖だけ有りとかもアリだな。
こうなるとネックレスとかも作らなきゃいけないな。
ちょっと貴金属も探さなければ。

結局パーティで着るかどうかは別にして皆の分も作ることとなった。
そうやって慣れて行けば外でも着るようになったりするものだよ。
今はまだショールを掛けていたりするけどな。
この地で着れるようなパーティでもしますか。


ミュリエルとセラフィナにお願いして貴金属の採れるダンジョンを教えてもらった。
エルフたちも興味が有るようでそちらにも派遣してくれるみたいだ。
しれっと長老さんが混ざってたからな。
これもカタログ作りからだ。
これまた俺が覚えていないようなものまで載っているカタログができた。
創造魔法大活躍だな。

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