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第九十話

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精霊樹が大聖堂の高さを越えたらしい。
つまりは100m辺りの高さに成っているのだな。
流石に体積的なことも有るだろうから成長は鈍化して見える。
着実に育ってはいるのだろうけど。

エルフの人数はどんどん増えている。
もうお祭り気分なんだろうな。
長命なエルフでも精霊樹の育成に関わるなんて滅多に無いそうだから、これからも増えるのだろう。
この土地の人口比で人族越えるんじゃね?

ここには自転車は30台しかないので聖水もどきを受け取りに来ては交代で乗り回して撒いている。
皆、あっと言う間に乗りこなしているのだな。
聖水もどきの生産が間に合わないのですけど?
魔力供給が十分そうだから、俺は聖水もどきの配布だけで良いかな。

「そうね、ナギサの魔力を撒いているのと同じですものね。
聖水もどきの生産に集中してくれれば良いわ。
皆が撒いてお世話するのを楽しんでいるからしばらくは続けてね。」

精霊さんへの撒き餌みたく成ってる気がするのですが。
俺には精霊さんは見えないけれど、空気のキラキラ感が増している。
そろそろ精霊樹本体には影響が無くなってるような。

「撒き過ぎて困るものでも無いし、参加することに意義が有るのよ。」

ぶっちゃけたなミュリエル。

「ここに来れば精霊樹に関われるだけじゃなくて施術も受けられるし車や飛行機にも乗れるしな。
精霊たちに聞いてエルフたちの話題の中心だぞ。
他の長老もそろそろやって来るはずだ。
自慢話ができるからな。」

更にぶっちゃけたなセラフィナ。

まあ精霊樹の有る地はエルフが管理する、とか言い出さない限り構わないけどさ。
排他的じゃ無くて助かるよ。


昨日に続いて神官さんたちとダンジョンでスケルトン狩り。
今日にもLv.30に皆到達しそうらしい。
俺とレベルアップ率違い過ぎないか?
ダンジョンに行くたび馬車に籠ってた俺が悪いのだけれど。
俺なんてまだLv.30台半ばだぞ。
もっと討伐させてもらわねば。

順調に皆が薙ぎ払ってしまったのでリポップ待ちの休憩まで有った。
馬車を出さずに昼食を摂るだけに留めた。
それでも余り討伐させてもらえないのだけれど?

あっという間に再び全滅させてしまったので帰って施術の練習をすることになった。
何故か来ている長老さん。
精霊さんに施術のことを聞いて飛んで来たのか。
新たなエルフたちも連れて来ていたので練習台になってもらった。
神殿長たちも魔力が増えて施術を成功させている。
やはり胸の施術は無理なようなのでそこは俺の担当。
長老さんの胸も最盛期に近付いているそうだ。

レベルアップのお陰で神官さんたちも欠損再生を試せるようで、明日からはゴブリン捕獲で実験かな。
エルフからも希望者にレクチャーすることになっているのでゴブリン不足になりそうだな。
領内各地に居るだろうから移動に時間が掛かりそうだ。
ミュリエルも来るだろうから転移で移動かな。

自ら欠損再生を経験した元トルメキ王女のソフィアたちも習得するつもりでいる。
と言うか、俺付きの皆が習得するつもりらしい。
皆俺よりレベル高いもんね。
覚えちゃうんだろうな。

長老さんも来るらしいし、一気に術者が増えるな。
その内新たな神官たちを誘うついでに王都で欠損再生をお披露目するか。
王の名で被験者を集めておけば王家に恩を売ることもできるだろう。
ああ、先に褒章は要らないと言っておかないとな。
ケイトたちにやらせて教会の手柄にでもしておこうか。
アマリア様への信仰心が上昇すれば、その神の力を分け与えてもらってる俺としてもお得だからな。
そうなれば俺の嫁たちにもお得な訳だからWin-Winだろう。

先代の神の力だけじゃなくて現在の神で有るアマリア様の神の力も合わさってるとか、そりゃあ格別の効果が出るわな。
アマリア様の力も上がればこの世界中に恩恵が有るだろうし、ここは思いっ切り教会を持ち上げておこう。
腐った神官には神罰を落としてもらいたいし、アマリア様には十分な神力を持っててもらわないといけない。
美人度が上がっている今の姿で神像を作っておくか。
大聖堂には既に有るから王都とカッセルの教会に置こうかな。
相変わらずあられもない姿を想像してしまうけど後付けで服を着せれば大丈夫だ。
服の部分を石化しちゃえば大丈夫。
俺はできないけど、アマリア様がやってくれるだろう。
きっと服がもったいないと言って石化コーティングしてくれるに違いない。

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